不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚 (メディアワークス文庫)
- アスキー・メディアワークス (2012年1月25日発売)
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感想 : 55件
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Amazon.co.jp ・本 (290ページ) / ISBN・EAN: 9784048863414
作品紹介・あらすじ
時は文化文政期の江戸。浮世絵爛熟期の中、一人の駆け出しの絵師がいた。女性と見まがうばかりの美貌にあふれる才。しかも彼が描く絵には命が宿るという。江戸の情緒あふれる、ふしぎなふしぎな物語。
みんなの感想まとめ
江戸時代を舞台にした物語は、駆け出しの浮世絵師、石蕗蓮十の不思議な人生を描いています。彼が描く絵には命が宿り、周囲の人々との交流を通じて、明るさと暗さが交錯するストーリーが展開されます。主人公の天然な...
感想・レビュー・書評
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面白かった猫の手屋シリーズの作者さん。
重めの読書後だったから心が緩むものを〜、、と思い選ぶ。
少しラノベみたいな軽さがあるかな?
でも設定やストーリーは面白かった。
主人公の薄暗い過去がちらついたり、でも天然な主人公にふふっとなったり。
登場人物が皆愛すべき良き人たち。
第三話は、お前かーい!とまさかの展開もあり、ほっこり系小説と思って油断していた。
2巻もあるらしく読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
完璧に描くと絵に命が吹き込まれてしまうという駆け出しの浮世絵師、石蕗蓮十を主人公にした三篇。
それぞれの話自体はなんとも云えない暗さがあるのに反し、登場人物がとても生き生きとしていて江戸の雰囲気が伝わって来る。さらりと読み易いのも特徴。時代ものが苦手な人でもふんわり楽しめるのでは。登場人物だけならテレビドラマになっても楽しめそうなシリーズでした。 -
表紙に目が留まり、とっかかりの10ページを読んでみて、興味をひかれたので購入。
画竜点睛。
あえて点睛しないことで、絵に命を吹き込まないのは、描いた絵が動き出してしまうから。
そんな不思議な絵を描く絵師、蓮十が出会う悲喜交々。
設定とレーベルからもっとライトなイメージを持っていたけれど(ごめんなさい!)案外事件はヘビー。愛憎はいつの時代も鬼を生むということなのかな。
蓮十には、思い出したくない暗黒の過去があるらしい。けれど何度も同じ表現で言われてお腹いっぱいになっちゃったので、続刊は多分読まないと思う。 -
主人公の能力と、それを取り巻く個性あふれる人たちとのやり取りは、江戸という場所ならではの、”粋”が感じられる作品だった。
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安心して読める普通のお話でした。蓮さんの過去の話や、小夜ちゃんとの恋話など、続きが読みたくなる。
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時は文化文政の江戸。
女性と見紛うばかりの美貌と優れた才を持つ浮世絵師、石蕗蓮十。彼の描く絵には魂が宿り、命が吹き込まれるという。
悪友の歌川国芳と地本問屋の看板娘と共に繰り広げられる人情劇。
江戸の浮世絵師を題材にした作品だと西條奈加氏の『ごんたくれ』が秀逸だったのことを記憶している。円山応挙、伊藤若冲、池大雅、与謝蕪村などなどが登場。
それに比べるとメディアワークス文庫らしく、もっとライトな作風でした。時代小説にアレルギーのある方はこういうところから入ると、取っつきやすいかもしれません。 -
お小夜ちゃんのキャラがラノベすぎるとは思った。
最後の清太のエピソードがなかなか秀逸。 -
初読みの作家さん、あっという間に読了。あとがきにもある通り、主人公の蓮十さんはほんとにロールキャベツ男子(笑)野暮天ったらないf^_^;そしてその野暮天を好きな小夜ちゃんが可愛らしいです☆周りのキャラも良し。あらすじ的には不思議なお話というか、ミステリが絡むというか…そこは個人的にはふ〜ん…でした。江戸の街並みが事細かに書いてあって古地図とか見ながら読みたくなりました。
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大好きな江戸もの、謎解き、絵師という事で、期待したけど。
不思議的にも、人情もの的にも、もう一つという所でした。
もうちょっと登場人物のキャラが濃いと好みかな。 -
初読み作家さん。
生き生きした江戸時代で命を吹き込まれた絵の力も物の怪とは違う感じです。小夜ちゃんかわいい。
さらっと読めました。 -
時代物でわからない単語が多かった。でも調べながら読んでいったら、時代物の勉強になったし、楽しめた。でもふたりの恋の心情をもう少しうまくかけてたらよかったのになー、と。もったいない。
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不思議な事件と恋愛と、たくさんの要素が詰まっていますが、軽い読み心地で読みやすい。
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時は文化文政期の江戸。幕末なんてどこ吹く風の太平楽な町の片隅に、駆け出しの浮世絵師がひとり。女性と見紛うばかりの美貌に、優れた才を持つ。名は石蕗蓮十という。蓮十の筆にはふしぎな力が宿っている。描くものに命が吹き込まれるのだ。でも、それは内緒。蓮十の周りはいつも賑やかだ。蓮十の世話を焼きたがる地本問屋のお嬢さん小夜に、悪友の歌川国芳。彼らとともに蓮十は、今日もふしぎな筆の力で町で起こる事件を解決することになり?江戸の情緒あふれるふしぎな浮世絵物語。
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絵が動き出すと
絵を見ていると、その描写に引き込まれそうになることがある。
西洋画しかり、浮世絵しかり。
今にも羽ばたき、しぶきが飛び、語りかけてくるような絵画。
画家の魂が、新たな魂を得て別物として動き出すかのよう!
もしそれが本当に動いたとしたら?
蓮十の描いた絵は生き生きしていると評判だ。
実は本当に動き出してしまうのだが.....
第一話では死んだ母親が子供に害をなしている話。
果たしてそれは本当に母なのか?
子供は自分が継母になついてしまったせいだと自らを責めている。
死んだ母の絵はなぜさまよい出てきたのか?
心の中にある枯れ尾花が冷たい風に吹かれる。
第二話は友情の物語。
大きなクジラが騒ぎ出したり、絵の中の美人がふらりと外の世界に飛び出してしまったり......
そんな騒動を治めてくれるのは、頼りになるのは一体誰?
意外な友人関係が心憎い。
第三話は火消しの夫婦の物語。
愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。(コリント人への手紙)
しかし、相手を愛すれば愛するほど、視野がどんどん狭くなっていってしまう悲劇もある。
いつも背中ばかり見ていた、片方はそう思う。
もう片方は自分を見てくれない、という。
隣に立っていれば、後ろを振り返っていれば、いつも相手は自分と共にいたというのに!
どちらも相手の顔を、目を見ていなかった。
見えていたのに見ていなかった。
悲しい愛がいつか、互いに手を取り合えるように......
そう願わずにはいられない。 -
もっと不思議な絵が出てくればいいのに
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江戸時代の浮世絵師の話。描くものに命が宿るという不思議な力を持っている。恋愛あり、事件ありの連作短編。
2014/6/14 -
その絵師が描く絵は、ほころびをもたせないと
絵から抜け出てしまうという特性を持つ。
連続短編集。
どこまで行ってもお世話になっている人の娘の心境に
まったく気がつかない男が主人公。
むしろ自分の心にも気が付いてない、かも?
やはり怖いのは第1話。
女は怖いです…。
いや『女』である事を前提にする女、が怖いのでしょうか?
全部を幽霊のせいに、というのは
時代を考えないとできない事。
今そんな理由でやろう、などと考える事からできませんし。
3話目は、そんな落ちかな? とは思いました。
しかし途中といい最後といい…なんだかこう
やりきれないものがあります。
きちんと話し(?)合え、という話ですが
話さなくても分かれ、というのが男。
ある意味自業自得、とも思えます。
そんな感情どろどろ系ではない2話目。
挟み込まれているからこそ、の潤い(?)かも知れません。
という事は、いなくなった方は桜でいっぱいにして
足跡でも描いているのでしょうか?? -
話の内容、展開としては良かったが、新人作家特有のくどさがちと、気になった。次回作に期待したい。
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