うんこがへんないきもの

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
3.91
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本棚登録 : 173
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048864428

作品紹介・あらすじ

穴からボットンと落ちるだけ。しかもくさい。生物の神経系や免疫機構は、あれほど高度なのに、なんで排泄だけはこんなに適当なのだ。うんこよおまえは何者なのか。自然界のフシギに思わずうなる、ためになる一冊。イラスト大量52点。

感想・レビュー・書評

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  • 予約時にタイトルを告げる時、
    若干感じた恥じらいを、
    読後は逆に恥じた。

    表と裏。
    双方、平等に把握しなきゃ
    世の中上手く回っている仕組みがわからないまま。

    きたないものに蓋をして、
    きれいなものだけみていたら、
    いつまでたっても
    本当はつかめない。

    早川氏の軽妙な語り口と、
    寺西氏のリアルラブリーなイラストは
    やはり最高のコンビネーションですね♪

  • ほっ と させられます
    早川いくをさんの このシリーズを
    手にする度に
    ほっ と させられる

    地球上に生きている
    生き物たち
    いろんなものたちが
    いろんな生き方をしている
    みんな
    それで いいのだ

    その 思想(!)が
    しっかり 伝わってくるようです

    いま この瞬間にも
    ここに紹介された 生き物たちが
    この 地球上で生きている

    それを 思うだけで

    ほっ と させられてしまうのです

  • どんな極上のミステリも、目の前の圧倒的な大自然の前では色褪せる。
    とにかくすごい!何がすごいって一冊まるっとうんこについてがこれでもかと突きつけられる。
    生物と切っても切れない排泄という行為がこんなにも驚異に溢れ、自然のサイクルに組み込まれ、生きとし生けるものをあらしめているとは。そして何より早川節。彼の文章なくしてはこの素晴らしき自然のアメージング・ストーリーを紡げなかっただろう。
    一家に一冊。

  • ★★★☆☆
    うんこワンダーランドです。
    小学生が大好きな題材ですが、大人ジョークが散見できますので、中学生からかな。
    いろんなうんこがあるんだなあ!
    (まっきー)

  • ゾウのうんこってどんなんなんだろう?コウモリは?クジラは?・・・・・・といった、言われてみればどうなんだろうっていう疑問を生みだし解消してくれる、自ら需要を生み出し供給する素晴らしい本でした。基本的にはいきもののうんこの話なんですが、人類の公衆便所の起源に触れたり、第一次世界大戦や太平洋戦争をうんこ事情から捉えたエピソード、著者の小学校の時代のうんこエピソードなど、これでもか!というくらいうんこをテーマに語る本。いきもののうんこの話も面白かったんですが、このウンコラムが非常にそそられました。

  • おもしろかった!へんないきものシリーズの一つとは知らず、ふと目に止まったので読んでみたが本当にいきものはよくできている。特にフンコロガシとナマケモノはめちゃくちゃ興味深かった。
    文体もポップで、活字慣れしてない方でも読みやすそう。

  • ふんころがし

  • ちょっとくどい。けど、うんこが変な生き物多すぎ。

  • 排泄を一見面白おかしく扱っているが確かな知識と愛がウンコに客観性をもたらしている。養分を生態系に循環させる手段の一つで、それぞれの生き物たちが活用している。
    ムシクソハムシ、トリノフンダマシ、ハイラックス、カメノコハムシ、コウモリ、ノハラツグミ、ゾウ、カバ、など多彩な生き物の話が出てきてどれも面白くためになる。グアノという肥料の話が、きちんとわかるのもためになった。

  • 最初から最後までうんこな一冊。 この本を読むとうんこは不浄なものではない気がしてくる。実際そうなのだが、やっぱり汚い。でもうんこで世界を救えるかもしれないし、うんこで肥料ができるし、うんこが飲み物になることもある。 知らない生き物もたくさん出てくるし、知らない知識を取り入れられる。 実にためになる一冊である。うんこの知識がつく。うんもつくかも。

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著者プロフィール

1965年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。ブックデザイナーをして
いたが、2004年、実在の生き物だが奇想天外ないきものを集めた『へんないきもの』(バジリ
コ)がベストセラーに。『またまたへんないきもの』『取るに足らない事件』(バジリコ)、『カッコ
いいほとけ』(幻冬舎)などがある。

「2013年 『ウツ妻さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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