意地悪なカウボーイ (B-PRINCE文庫 た 3-2)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.35
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本棚登録 : 61
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048864862

作品紹介・あらすじ

獣医の怜一は、日本人嫌いのカウボーイ・エドワードに目の敵のように扱われ、最初は反発するが…?

感想・レビュー・書評

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  • 日本人嫌いのカウボーイ・エドワード×獣医の怜一。
    高尾さんのお話は絶妙な会話が好きなんですが、今回もとてもよかったです。特に怜一の前向きでめげないところがよかったです。
    最初はひどい態度だったエドワードが次第に怜一に惹かれてやわらかくなっていくのがとっても楽しかったです。もちろんエドワードの日本人嫌いには理由があるのですが、きちんと物事を見つめられる誇り高い誠実なひとでした。
    怪我が治ってからのふたりがもう少し見たかったな。

  • カウボーイ×獣医
    日本人嫌いだったエドワードが実はなかなかいい奴だった。怜一に言えない葛藤がありお互い魅かれていく様子もよくわかる。
    父親ダメでしょ。

  • ★3.5。高尾さん初読。カタカナBLが苦手ながらも、評判通り読んで損はなかったです。そんなにツボだったわけじゃないけど、基本的に反発から愛に発展するシチュが好きなので、攻が受に心を傾けていく様子に萌え。傲慢不遜な年下萌え。逆に受が攻を意識し始めたのは唐突感がありしっくり来なかったけど、まあBLだから…。出来れば二人が恋人になった後の様子をもっとじっくり見たかったな。攻みたいなタイプって恋人になった相手にはめちゃくちゃ甘そう。バカップルの予感。

  • 小説ショコラに連載されていた話の加筆修正文庫化。年下カウボーイ×獣医師。

    カウボーイという職業には最後まで心惹かれはしなかったのですが、話はすっきり読めてタイトルから想像していたより面白かったです。(ところどころ出てくるカウボーイに関する描写は、ギャグチックで想像するとちょっと笑えてしまいました)

    攻が受についている嘘の真実をいつ話すのか、という気になる部分をうまい具合に引っ張って残していたなという印象。
    こちらが期待していたよりはあっさり解決して拍子抜けしましたが、これだけで引っ張るには引きが弱かったようにも思うので不自然ではなかったです。
    後半は特に台詞の応酬が多かったので、心情描写が物足りない部分もありました。

    最後の最後までくっつかないのでエッチ度はかなり低めですが、二人が心を通わせ初めてからの描写は甘めで可愛らしい雰囲気でした。
    両親の過去や当て馬の起こした事件など薄ら暗いネタも、攻が態度を軟化させていく様子と一緒に描かれていたのでそこまで重くならなかったのかなと思います。
    受が見た目に反してきっちり芯があって、年上らしい言動をしているところが良かったです。

  • 3.8。BLって良いですね!はぁー。もうすっごいにやにやしました癒されました良いBLだった。最後はもうごろんごろん転がりましたらぶ甘はよい。素敵。
    毛嫌いしていた人間と過ごして相手を知る内に、段々惹かれていくという話だったのですが、凄く自然に惹かれていくのがとても良かったです。お互いに惹かれるのが自然だった。一緒に過ごす時間が本当に楽しそうできゃっきゃしてるのを見てるのがすごい癒されましたかわいい。出会いは本当に攻が腹立たしいんですが、理由を知ってしまえば仕方ないなと。理由が理由だっただけに己の過ちを中々認められなかったけど、一度認めてしまえばとても誠実で謝っても謝っても足りないという感じなのがまた良かったです。それに人柄自体は本当はとても優しくその上とっても世話焼きで独占欲までときたら、もうとてもツボでした。そして主人公もとても良かったです。強い。へこたれない。はきはき言い返すし芯がしっかりしてるし、でも大らか。大きいです。関係が悪かった時でも、感謝してると言ったし。攻が出会いの事を凄く後悔して、でも主人公は今すごく楽しいからいいよってあっさり許して、それじゃ困る!ていう攻の気持ちもよく解る。し主人公のいいよ、だってこんなに楽しいんだもんって気持ちもよく解る。ので凄くにまにましました。泣きそうな場面でも一度も泣かず、強くて好感が持てました。暗くなりそうなところも、吹き飛ばして明るかったのが良かったです。それと自然と恋を受け入れてるのも良かったです。最初は2人とも恋とは気づいてなかったですが、気持ちを否定して拗れたりしないのが。素直はよい。
    親友も良かった。親友とのやり取りも萌えました。特に感激して抱きつくとこ。そしてとても良いやつでした。その反対にクリスが本当にムカついてムカついて。とっても最低な人間だった。大惨事。で笑い事じゃなかったのですが、それで最後は介護で。正式にはくっついてない状態で入浴やら何やら全て面倒見られる主人公。淡々と奉仕する攻。という拷問(笑)どっちにとっても。そこで暴走しないのも良かったです。怪我人はちゃんと労らないとね!すっごい甲斐甲斐しく過保護で萌えました。最後の、主人公が言わなくても痛みに気づいてる辺りも良かったです。
    正式にくっつくまで結構かかって、とても仲良かったしお互い惹かれてるのは読んでてすごく判ってたから長いとは感じなかったのですが残り頁数は気になりながら読んでました。これじゃ甘々足りなくない?と。思ってたけど充分だった。満足しました。最後はとっても甘かったです。満足!
    そしてあとがきに爆笑しました。あんな短いあとがきで笑ったのは初だ。うまい(笑)違和感なかったけど結構前の作品だったのですね。そんで増やされた部分は絶対あそこだなと思ったらビンゴ。読みながら力入ってんなさすが高尾さんと思ってた。ところでショコラから普通に今も出してるのにビープリなんですねーと思いました。まぁショコラよりはビープリぽいのかな。とにかく良いBLでした。
    表紙の主人公が可愛くて、海老原さんぽくなくて驚きました。こういう優しい顔してるのはあんまり見た事なかったので。

  • 惹かれ合っていく過程が良かった。第一印象が悪いだけに、落ちた時の振り幅が大きいですね。

  • 可愛いお話でしたね。8年ほど前の雑誌掲載作品を加筆修正された本みたいです。 なんとなく今の高尾さんのキャラたちと昔のキャラが上手い具合に調和されている感じですね。 傲慢で意地悪なカウボーイなんだけれど、それも最初のうちだけで、言い感じの年下攻めでしたね。 もうちょっと傲慢でも良かったかな?なんて思いながら、一番のお気に入りは怜一の親友のダニエルでした♪ 何もかもお見通しの彼が一番好き♪でした。

  • 2004年小説ショコラの掲載作。
    タイトル通りのツンデレな攻めが、受けの交友関係に内心もやもやしながらも、この俺がヤキモチなんか妬くはずないだろう!か、勘違いしないでよねっ!的な強がりを惜しみなく魅せてくれます。受けも心清らかなお人好しの天然素材(※しかし30歳)でかわいかった…!

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著者プロフィール

高尾理一 Riichi Takao
コミカライズというご褒美のターンが回ってきた! 
歓喜や感動、いろんなものが溢れでてきて止まりません。続きが気になる方は小説にて読めますので、よろしくお願いします。

「2019年 『天狗の嫁取り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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