- 本 ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048865623
作品紹介・あらすじ
「竜ヶ峰君や紀田君には、俺は直接絡んじゃいないよ。だって、これから絡んで引っかき回すつもりなんだから──」
東京・池袋。この街を襲う様々な謀略で、ダラーズに関わる者たちが消えていき、吸い寄せられるかのように一つの所に集っていく。門田を心配する遊馬崎と渡草、マイペースに愛を語らう美香と誠二、大人の事情に巻き込まれた波江、そして部屋の主である療養中の新羅たち。
一方、意識不明の門田を見舞う杏里の前に現れたのは、捕まったはずの情報屋だった。帝人と正臣を煽る彼の発言に杏里の心はかき乱されていく。そんな混乱する池袋の街中に投下された、セルティの首。様々な騒ぎの中、首無しライダーが下す判断とは──。
感想・レビュー・書評
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あらすじ
「竜ヶ峰君や紀田君には,俺は直接絡んじゃいないよ。だって,これから絡んで引っかき回すつもりなんだから――」
東京・池袋。この街を襲う様々な謀略で,ダラーズに関わる者たちが消えていき,吸い寄せられるかのように一つの所に集まっていく。門田を心配する遊馬崎と渡草,マイペースに愛を語らう美香と誠二,大人の事情に巻き込まれた波江,そして部屋の主である療養中の新羅たち。
一方,意識不明の門田を見舞う杏里の前に現れたのは,捕まったはずの情報屋だった。帝人と正臣を煽る彼の発言に杏里の心はかき乱されていく。そんな混乱する池袋の街中に投下された,セルティの首。様々な騒ぎの中,首無しライダーが下す決断とは――。(カバーそでから引用)
感想
登場人物が多すぎて,アニメ版で登場していたキャラクター以外は読んでいて「誰だっけ?」状態。マンガみたいに巻頭にイラスト付きで登場人物紹介を載せてほしい。
作者のあとがきによると,次巻12巻で本シリーズは終わり,新シリーズに移るとのこと。クライマックスに向けて,関係するあらゆる登場人物を配置し,クライマックスに向けた巻という感じでした。どのような結末や終焉を迎えるか想像できないので,次巻が楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
波江もセルティの自宅に合流
臨也&美影&黄根が鯨木のアジトに潜入成功
セルティの自宅にいるメンバーでチーム結成!
ドタチンの入院する病院にて、杏里が臨也に揺さぶられる
臨也のせいで死にきれず臨也を憎み生きていく間宮愛海がセルティの首を贄川春奈から貰い、首を池袋の街中に『投下』
杏里が秘密を狩沢に告白
四十万が那須島隆志にハメられる
ろっちー、黄巾賊に接触
正臣とバトル
そこに泉井蘭が乱入
杏里が贄川春奈と鯨木の二人に罪歌を「譲ってほしい」と請われる
ドタチン意識回復!
シズちゃん釈放!
ヴァローナがセルティの首を強奪
贄川春奈が那須島隆志に捕らわれる
杏里の自宅前に三ヶ島沙樹
セルティの自宅に鯨木
新羅が罪歌に切られた!? -
総じて、これ誰?
とう巻。いやもう、登場人物多すぎて誰が誰やら。
敵味方関係が入り混じるのはよくあるのでまだいいけどな。
そろそろこのシリーズもけりつけていただくころかなぁ、と。
まあ、かなり大きな展開みせたので、ラストスパートには向いたのかも。
あと、あまりクロスやるもんじゃなかろうに、と。
ぐちゃぐちゃになりそうでなぁ。 -
いわば種蒔き巻。最終局面に向けてジャブを連発してくる。
罪歌など人外の”異質さ”やキャラクターの持つ個性が、巻をおうごとに何か薄っぺらい感じになってきているのが残念。
ライトノベルのシリーズものなので、1巻のクオリティを求めるのは間違っているかもしれないが、あの群像劇をまた読みたいと思うは自分だけか。
次巻もしくは次々巻で1部終了のつもりらしいので、このゴタゴタをどうまとめてくるのか、あるいはまとめないのか、成田良悟の腕の見せ所だ。 -
前巻で、「澱切陣内」たちを束ねている鯨木(くじらぎ)かさねの襲撃を受けて身柄を捉えられてしまった臨也でしたが、やはりそうやすやすと片付けられるような彼ではなく、あっという間に逃げ出すことに成功します。その後、門田の入院している病院に姿を現わした彼は、見舞いに訪れていた杏里のことを「人間ではない」とはっきり告げて、彼女の心に揺さぶりをかけます。
その場にいた狩沢のおかげで、臨也から与えられたショックから救われた杏里でしたが、そんな彼女の前に今度は贄川春奈が立ちはだかります。2人の戦いの最中、鯨木が闖入して、罪歌を譲ってくれないかと取引を持ちかけます。
他方、正臣は、「To羅丸」のリーダーの六条千景と一対一のケンカを繰り広げます。そこに泉井が姿を見せ、たちまち正臣は逆上します。
そんな中、臨也に恨みを抱く間宮愛美が彼のもとからセルティの首を盗み出し、その存在が世間に知られることになります。さらに静雄が釈放されたり、張間美香と矢霧誠二と矢霧波江、遊馬崎と渡草、エゴールと岸谷森厳といった面々がセルティと新羅のもとに集結して奇妙なギルドを結成するなど、いろんな筋がこんがらがってわやくちゃです。いったいどうやってこの事態に収拾を付けるのか、先が全く読めなくなってきました。
著者プロフィール
成田良悟の作品





