楽聖少女 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.93
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本棚登録 : 504
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048865661

作品紹介・あらすじ

高校二年の夏休み、僕は悪魔メフィストフェレスと名乗る奇妙な女によって、見知らぬ世界へ連れ去られてしまう。そこは二百年前の楽都ウィーン……のはずが、電話も戦車も飛行船も魔物も飛び交う異世界!?
「あなた様には、ゲーテ様の新しい身体になっていただきます」
女悪魔の手によって、大作家ゲーテになりかわり、執筆をさせられることになってしまった僕は、現代日本に戻る方法を探しているうちに、一人の少女と出逢う。稀代の天才音楽家である彼女の驚くべき名は──

「神様のメモ帳」の杉井光×岸田メルのコンビが贈る絢爛ゴシック・ファンタジー、開幕!

感想・レビュー・書評

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  • メフィも恨むに恨みきれない存在に、てのも意外でしたなあ。
    最後、手紙も良かった!

  • ベートーベンの演奏を生で聴き、名曲が生まれる瞬間に立ち会う事ができたなら、、、
    音楽好きであれば一度は夢想しそうな事を実現するのが本作です。
    舞台は1800年代初頭のオーストリア。
    音楽史だけでなく、世界史的にも激動するヨーロッパで、わかる人には胸が熱くなる時代だし、クラシック好きだったら、思わずニンマリするな小ネタがあちこちあって、クラシックを知らない人でも楽しめるけど、知っていたほうが遥かに楽しい作品です。

    ただ、個人的に残念だったのは、時代設定を独自設定にした点(本来まだ無い技術が登場する)と、あの人が生きてたり、あの人が拳法使ったり、あの人の楽器が武器になったりした所はちょっとやり過ぎなように思いますし、主人公が自分の秘密をオープンにし過ぎるのもいかがなものかと思う。

    それにしても、一番驚いたのは、主人公が「さよならピアノソナタ」のナオと真冬の子供だったことかもしれない。

  • 主人公が詩人であるゲーテになり、パラレルワールドを過ごす話。
    著名な作曲家や楽曲についての話が所々に散りばめられており、面白い。
    世界観の説明で前半を使っており、後半の展開がやや駆け足だった。
    ナポレオンやパガニーニが今後どのように関わっていくのか次巻以降が楽しみである。

  • つまらなくはない、が、今一つ乗り切れず…というのが正直な感想。ちょっとナンチャッテ感が強すぎる気がするし、話が転がるまでやや冗長に感じたのが一因だと思うのだけど、一番の原因はラノベ感を楽しむには齢を取り過ぎたのではないかということかなぁ。

  • ゲーテになった少年の話。
    音楽史とかわからんからさっぱりや。
    ヒロインでてくるん遅すぎるんちゃうの。

  • そんなことより早く神メモの続きお願いしますよ!
    ってな感じで読むじゃない。おもしろいじゃない。ウワーーーーどっちも頑張ってください先生!!!!という複雑な感情に襲われました。

  • 1巻所持

    うーん。なんとも。

  • ファウストが読みたくなった

  • 杉井光と岸田メルのコンビ再び.
    悪魔メフィストフェレスの力によって
    ゲーテになっちゃった21世紀の高校生.
    ウィーンで出会った少女はなんとベートーヴェンだった.
    そんな感じで.
    世界史も音楽史もそんなに詳しくないんで
    登場人物に対してうわー,とかうおーな反応が出ないんだけども面白かったよ.
    まぁ,結局歴史上の人物から名前を借りただけだろ?
    とか.

    しかし「時よ止まれ,そなたは美しい」ってアレ
    原文をわかりやすく訳すると
    「はいストップ!今の最高!」になるだなんて・・・.

  • 高校二年の夏休み、僕は悪魔メフィストフェレスと名乗る奇妙な女によって、見知らぬ世界へ連れ去られてしまう。
     そこは二百年前の楽都ウィーン……のはずが、電話も戦車も飛行船も魔物も飛び交う異世界!?「あなた様には、ゲーテ様の新しい身体になっていただきます」
     女悪魔の手によって、大作家ゲーテになりかわり、執筆をさせられることになってしまった僕は、現代日本に戻る方法を探しているうちに、一人の少女と出逢う。稀代の天才音楽家である彼女の驚くべき名は――。
     魔術と音楽が入り乱れるめくるめく絢爛ゴシック・ファンタジー、開幕!

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。代表作に『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』など

「2023年 『楽園ノイズ6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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