楽聖少女 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.93
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本棚登録 : 504
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048865661

感想・レビュー・書評

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  • そんなことより早く神メモの続きお願いしますよ!
    ってな感じで読むじゃない。おもしろいじゃない。ウワーーーーどっちも頑張ってください先生!!!!という複雑な感情に襲われました。

  • 個人的には神作品だけど万人受けするとは思えないなぁ。バトル物にならない方が好みだったかな。

  •  高校生の少年が悪魔に19世紀のヨーロッパに連れて行かれて文豪ゲーテとして生きることになってしまう話。そこでルドヴィカという音楽家の少女や現実の教科書にも書かれているような音楽家(ただし変人にアレンジされている)たちに会います。
     こういう、異世界に行く話というのは元の世界での話が長いことがありますが、この本はほんの十数ページで19世紀に連れて行かれます。あくまで19世紀の世界での話が中心というかほぼすべてとなっています。
     19世紀と言いつつ電話とか列車とかが出てきたり、前述した悪魔などの魔術的な存在が出てきたりと、なんでもありな世界を舞台としています。終わりの方ではちょっとだけバトル物っぽく戦ったりまでします。
     主人公の葛藤やルドヴィカが会う困難を書きつつ、所々で変な人達とのやり取りが入ります。明るすぎず暗すぎずという全体的な雰囲気が良かったです。

  • ゲーテとして19世紀のウィーンに転生した現代の高校生ユキとベートーヴェンとして存在する少女の話。好きな設定だと食いつきました。
    19世紀ではあるけれど、歴史とチョイチョイ違い、写真や電話が実在していたり、みんなの容姿が歴史上の肖像画とかと違っていたり、だけど、生み出される音楽やそれに伴うエピソードや
    時事は歴史にそうもので、面白いです。
    特に、出てくる音楽家達をツイツイ確認してしまいました。ハイドンやサリエリ、ベートーヴェンにモーツァルトちゃんと聞きたくなりましたっ!

  • ライトノベル?と思ってしまうぐらいに重厚な物語。それでいて知識のない人間にも読みやすく、19世紀への興味をそそらせる文章はさすがとしか言いようがない。最後のフレディの手紙は感涙もの。
    設定の時点で結末が最初から用意されているようなもので、続刊が出なくてもまったく違和感はない。けど、どうしても続きが読みたいと思わせる、そんな魅力を持った作品。

  • 音楽は人の心を映すものだと改めて感じた

  • 現代の男子高校生が悪魔の手によってゲーテとなり、少女ベートーベンと出会う話。設定もストーリーも良い! 面白い! ただ一つの問題点は、ヒロインが「神様のメモ帳」のアリスとほぼ変わらないこと。

  • 杉井光ってこんな速筆な人だっけ?
    キリカも出たばかりなのに。
    最初、「神様のメモ帳」の舞台を
    十九世紀の欧州に移した印象だったけれど
    これは違いますね、
    「さよならピアノソナタ」がまだしも近い。
    …途中、変身バトルモノにもなるけどな(笑)
    芸術家の魂の叫びが全てに優先する系の物語。
    大好物。マンガでいうと「昴」とかな。

    ゲーテの、ファウストの最後の台詞が、
    いつ、どの瞬間に放たれるものなのか、
    刮目して待つ!

  • お話は文句ナシに面白かったし、クラシックなんて真面目に聴く機会なんてなかったので、そういうモチベーションを与えてくれる作品に出会えるのはとても嬉しい。実際、読みながらyoutube検索してたしw

  • クラシック好きなので、全編興奮しっぱなしでした。
    舞台は二百年ほど前の楽都、ウィーン。
    主人公は、あの文豪「ゲーテ」と大作曲家「ベートーベン」
    他にもモーツァルト、パガニーニ、ハイドン、サリエリなどの音楽家たちがたくさん出てきます。

    実在した彼らとはまったく別のキャラクターですし、文明もやや発達した別世界ですが、音楽にかける情熱、執着には共感するものもありました。

著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。代表作に『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』など

「2023年 『楽園ノイズ6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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