マグダラで眠れ (電撃文庫)

著者 :
制作 : 鍋島 テツヒロ 
  • アスキーメディアワークス
3.82
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本棚登録 : 637
レビュー : 53
  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048867283

作品紹介・あらすじ

『狼と香辛料』の支倉凍砂が放つ新シリーズついに開幕!
眠らない錬金術師クースラと白い修道女フェネシスが紡ぐ、その「先」の世界を目指すファンタジー

感想・レビュー・書評

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  •  「狼と香辛料」と同様に中世な世界観での、錬金術師のお話。
     ファンタジー要素はほとんどなし。剣も魔法も無しに、言葉の駆け引きだけで緊張感を演出する作風は相変わらず見事だと思う。化学な蘊蓄も好し。

  • 錬金術師クースラが左遷させられた先での騒動に巻き込まれる話.どこまでも自分の探求に純粋で周りからはネジが外れているように思われる錬金術師が,しかしとても筋の通った行動論理で動いていく.そうした彼らの行動を散々解説した上での,最後のクースラとフェネシスのやり取りと逆転劇はうまいと思った.
    地に足の着いた世界観と,1つ1つの行動に地の文で解説を載っける支倉テイストは健在.錬金術師といっても魔法や魔術ではなく科学的に鉄の純度を高めたり合金を作ったりするのが仕事で,その辺りの冶金の解説は割とガチ.
    一箇所,台詞でクースラの名前が間違っているが,ただの誤植か何かの伏線か(初版).いずれにせよ,クースラの秘密などまだまだ明らかな胃成っていない伏線があるので,次巻も期待.

  • 狼と香辛料の作者らしい雰囲気のあるファンタジー小説。

    盛り上がりがないといえばそうだけど。この安定感は流石だなと思えた。

    錬金術師の思想や行動原理が読んでいて好感が持てたし、それに裏付けされた行動も納得できた。

    ただ一巻は長いプロローグ的な位置づけな気がするし、今のままだと設定が活かされてないとこもあると思うので続刊に期待。

    SFになっていたかもしれなかったみたいなのでそれはそれで読んで見たかった気もするけどねー

  • ライトノベル

  • 錬金術師と修道女が出てくる話。
    だいぶん宗教臭さがあるんが気に入らん。

  • クースラがほどよく不真面目なのが良い感じ。狼と香辛料の主人公は真面目だったからなー。ウェランドも中々に粗野で不穏で良いな。初対面の少女に対してすごい態度だけど。フェネシスは終盤まで世間知らずで見栄っ張りで根はイイコちゃんでっていう、あまり好きではないタイプだった。秘密が明かされてからもあまり好感度上がってないけど。イジメたくなるのわかるが庇護欲は掻き立てられない。冶金の話はちょっと難しいけど面白い。

  • 錬金術士は実際には研究者であるという視点が、現実感を感じさせて面白かった。最初の登場で感じたよりもクースラの凄腕さがあまり感じられない展開も、現実的な泥臭さが感じられて、悪く言えば頼りない、よく言えば日々の努力の積み重ねの上に築き上げられた実力といったところか。ウェランドの要領よい立ち回りと、クースラの真面目さというか要領の悪さの対比が面白いというか、クースラ視点で読んでいる時のストレスの元(?)にもなっていて、それが話の展開を余計に気にさせている気がする。

  • うーん、結局ケモミミだなんて、なんか、そっから離れようよとか言いたくなるのですが、まあ、それはあまり重要じゃない、んだろうな。
    もし、十分に下準備ができていたなら、狼と香辛料の中にも入っていたかもしれない要素を、別のストーリーでということらしく、ネリ金術の話と。精錬という作業は、不純物を除くと言えばわかったような気になるけれど、根本的な困難というのは、鉱石のほとんどは金属の酸化物である中、これを還元してやらなきゃならないってところにあって、故に、目的の金属よりも酸素にくっついてくれそうな何かを常に必要とするわけですが、何しろ、大気中に酸素ってのは山ほどあるんで、酸素とくっつきやすいようなものは既にくっついているというのが「神の摂理」だよなぁ、なんて思ったり。
    (そう、だから後書きで、「あれは亜鉛じゃなくて酸化物なんだ」という趣旨のことを言ってるのは、ここで話してる錬成の程度は「まだまだだね」ってなことだったり)
    まあ、でも、蒸留も錬金術的には重要な要素なんだろうなと思うのは、eau de vie(つまり、ブランデーとか)にしろ、アクアヴィットという語にしろ、usquebaughという語にしろ、「生命の水」ってな命名の仕方ってのは、優れて「賢者の石」的な趣を感じさせているからですね。
    (あれ?本編と関係ねえや)

  • 「狼と香辛料」の支倉凍砂の2作目。
    この人の中世ヨーロッパ風世界観は割と好きです。
    世界史や化学に詳しければ、もっと楽しめるのかなぁ…?と思うのですが。

    真っ白な修道女は「とある魔術」シリーズみたいですね(こちらは未読ですが)。
    幼いところも似てますが、性格は違うかな。
    前作の画風よりも、この作品の画風の方が私の好みなんですが、細かい部分で文章と違ってたりするのが気になる…なんて(苦笑)。
    カラー挿絵のところは、書いてある文章と違う場面だよなぁ…なんて思うのですが、私だけ?

    また、続きが読みたいです。

  • 火薬でも発見したかと。

    中世風の世界を強調するかのように、史実の出来事の名前置き換えをやってる作品。少しだけファンタジー。
    その少しだけファンタジーの部分がラストの大きなネタになってはいるが。

    うむ。ちょっと2巻以降も読んでみようと思った。

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2019年 『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IV』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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