- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048867283
感想・レビュー・書評
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「香辛料」から約一年、支倉凍砂の新シリーズ。
中世の異国情緒溢れる空気感が好きだ。ゆったりと時が流れているのに、いざとなると一転スピード感が湧いてくる。
クースラとフェネシスのやり取りは香辛料とは立場を逆にしていて、こちらの方はフェネシスの可愛らしさが伝わってくる。個人的にはこっちのほうが好き。
舞台設定、前置きに分量が割かれていてそのあたりはやはりしっかり出来ているなと。
錬金の難しい説明をフェネシスとのやり取りの中に消化していた所が素晴らしい。
イラストについては全体としての空気感に中々合っているなと好印象。犬ハサのイラストはそこまで好みではなく不安だったが杞憂であった。ただ、タイトルロゴは微妙。
支倉凍砂はケモノ耳安定ですなぁ。
インなんとかさんとか思った奴、表出ろ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
待望の支倉凍砂最新作!!
最初はSFの可能性なんかがあったみたいですが、
あけてみれば支倉らしいファンタジーでしたw
なんかいつも通りの支倉凍砂すぎて「狼と香辛料」の
スピンオフを読んでるんじゃないかってくらいの安定感。
とても「ばけらの!」で描かれているような駄目人間が
書いてるとは思えない良作でしたw
でも、まだ表紙の禁書〇録…ry
ヒロインのフェネシスのキャラが立ちきってない印象。
本作でも、いじめ甲斐のあるかわいらしいキャラではあるのですが、
羊飼いノーラの実は内弁慶みたいな、
もう少しつかみやすいキャラが隠れているような気がします。
まあ、まだプロローグ的な感じではあるので、
今後も楽しみですw -
期待大です。