ビューリフォー!―准教授久藤凪の芸術と事件 (メディアワークス文庫)

著者 : 波乃歌
  • アスキーメディアワークス (2012年7月25日発売)
3.27
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  • 28レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048868044

作品紹介

学生から大人気のイケメン美術史研究者・久藤凪准教授の助手になった、貧乏学生の田之中花。だが、一見好青年に見える久藤はその実、悪辣な罵詈雑言を放ちつつ花を奴隷なみにこき使う男だった。しかし一方の花も、久藤を次々と自分が首を突っ込んだトラブルへと巻き込んで-。名画『イカロスの墜落』の絵葉書に隠された秘密とは?ピカソの人生が導く恋の処方箋とは?貧乏ピュア女子大生×悪辣クレバー准教授ペアが解き明かす、奇妙で楽しいアート・ミステリ登場。

ビューリフォー!―准教授久藤凪の芸術と事件 (メディアワークス文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  美術と絡めたミステリーでした。話ごとに、出てくる絵をタイトルと一緒に載せてくれているので、知らない絵でもすぐに確認できてよかったです。詳しく見たいときは検索をかけてみて、読みながら見るのもいいかもしれません。ミステリーというよりは、絵の方が印象が強いです。ミステリーは解決が簡潔だなあと思いました。そっちをメインに読むと物足りないかも。さっぱりした読み応えです。登場人物が可愛かった。

  • すごく面白かった
    美術はかなりの奥深く難しいが、それも簡単にわかりやすく書かれていた
    イカロスの墜落はかなりの衝撃を受けた

  • 最近美術館巡りをはじめたので興味を惹かれて手に取りました。実物の絵をお題にした美術ライトミステリー。各話の扉絵に、モノクロで小さくですがお題の絵も載っています。

    ひょんなことから、イケメン准教授・凪の奴隷となった貧乏女子大生花。この准教授、いいのは表面だけで、裏では傍若無人なタイプ。
    一話目は、伝ピーテル・ブリューゲル『イカロスの墜落』がモチーフ。
    ブリューゲルは『バベルの塔』が有名かなとおもうのですが、その実物を見たことがあります。
    花の同級生の男子学生のもとへ『イカロスの墜落』がプリントされた絵ハガキが届く。宛名は元クラスメイトで、彼は既に死んでいた。

    二話目のモチーフは、歌川国芳の『みかけハこハゐがとんだいゝ人だ』。あの、ひとが集まって人の顔を作ってるやつです。美術館で見たことある。
    花はある朝、大学構内で野良猫を連れ去る不審な男を見かける。同時に、猫をよけるための毒餌がまかれるという事件が起きる。花は不審な男が毒餌の犯人だと考え、大学の職員に掛け合うが、あまり真面目にとりあってもらえない。

    三話目は、パブロ・ピカソ『泣く女』。
    ピカソの話はあちこちで見かけますが、やっぱり生き様がすごい。『泣く女』のモデルとなった女性・ドラのエピソードは面白かった。
    花の友達結衣が付き合っていた彼氏が、突然二股を告白し、別れを告げた。結衣は彼の心変わりが信じられず、花に本当のことを聞いてきてほしいという。

    最終話のモチーフは、ラファエロ・サンティ『子羊と聖家族』。
    ラファエロは好きな画家のひとりです。
    食堂のおばちゃんが抱えている家族の秘密を、凪が解き明かします。

  •  貧乏ピュア女子大生と悪辣クレバー准教授が、絵画がモチーフになっている謎を解いていくライトミステリー。ちょっとした美術豆知識も得られます。
    (YA担当/ぽんこ)平成28年11月の特集「アートの本」

  • 目を瞑りながら全力疾走しているような、猪突猛進型主人公。
    それをフォローする、毒舌だけど優しいイケメンとのコンビもの。
    アートに関した日常の謎を解いていくのですが、人の変化に敏感に気付ける主人公が肝心な謎解き部分は何も気付かないので、ちょっと違和感。

  • 絵には詳しくない人にも分かりやすいように解説が入っている。
    モノクロではあるものの、題材にされている絵が各章の扉絵として載っている為イメージしやすい。

    人前では良い顔する准教授、語り手少女の前では口が悪い。
    設定が少しわざとらしいく感じた。

  • 学生から大人気のハンサム准教授の助手になったけれど
    その実仕事内容は『奴隷』状態。
    そんな理不尽やもしれない状況下。
    しかし無意識ながらも相手を事件に巻き込むという
    ある意味仕返しとも思える行動を…している?

    毒舌の近くには、ピュアといえば聞こえはいいが
    単純なお嬢さんがいらっしゃるのはお約束でしょうか?
    逆は…見た事ないです。
    そんな関係の彼らは、4つの短編の中で
    美術に関した事件(?)を解決。

    すべてをよい方向にみるのもいいですが
    なぜここまで疑わないのか…どういう育ちをしたのか
    すごく気になります。
    が、それよりもF判定をもらったレポート内容を見てみたい。
    熱のこもった、しかし口ぶりでは感想文としか思えないレポート。
    むしろ、Fってどれくらい頑張れば貰えるものなのでしょうか?

  • (収録作品)忘れられた少年ー伝ピーテル・ブリューゲル『イカロスの墜落』より/とんだいいひとー歌川国芳『みかけハこハゐがとんだいゝ人だ』より/恋の処方箋ーパブロ・ピカソ『泣く女』より/家族の肖像ーラファエロ・サンティ『子羊と聖家族』より

  • 同じレーベルのビブリア古書堂と似たようなスタイルかなと。
    あっさりと読みやすいけど、それまで。

  • 大学生と美術を絡めたミステリ。悪辣クレバー准教授と貧乏で単純(まっすぐ)な女子大生がメインとなって謎解きをするお話でした。内容としては、ミステリを魅せたいというよりは美術と絡んだストーリーを魅せたいって印象でしたかね。美術について明るくない身としては楽しんで読めました。ひとつだけいうなら、ジャンルがミステリだからかもしれないですけど、主人公に感情移入できなかったのが惜しかったかなと思います。

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