ノーブルチルドレンの愛情 (メディアワークス文庫 あ 3-9)
- アスキー・メディアワークス (2012年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048868075
作品紹介・あらすじ
そして悲劇は舞い降りる。舞原吐季と千桜緑葉、心を通い合わせた二人だったが、両家の忌まわしき因縁と暴いてしまった血の罪が、すべての愛を引き裂いてしまう。彼女に心を許さなければ、眩暈がするほどの絶望も、逃げられやしない孤独な永遠も経験することなどなかったのに。琴弾麗羅の『告別』が、桜塚歩夢の『断罪』が、千桜緑葉の『愛情』が、舞原吐季の人生を『残酷』な未来へと導いていく。現代のロミオとジュリエット、絶望と永遠の最終幕。
感想・レビュー・書評
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現代版ロミオとジュリエットの最終章。
桜塚歩夢の衝撃の真実から幕を開けた今作。
そこからの彼らの行方。そして吐季と。
高校生から成人になるまで時は進み。そこでまた衝撃の展開。
前作と比べて圧倒的な内容ではあるものの続きが気になって一気読み。
引き込まれる作品でした。面白かったです。
本編は今回が最後ですがノーブルシリーズはあと2作あり。
こちらも読んでみたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
完結してくれてよかった。
長い長いもどかしさは、ページをめくる手を焦らせたけど。
二人の笑顔が見られてよかった。
ワカマツさんの絵で本当によかった。 -
一気にシリーズ読了。個人的に歩夢のプロローグが好きでした。
話もいいけど、何より「ブーゲンビリアの落命」や「セレストブルーの終焉」等の各話の題名?がお気に入りです。
最後はハッピーエンドでよかったけど、走った感が否めませんでした。 -
ノーブルチルドレンシリーズ最終巻。
面白かった。
今まで積み上げてきたものが崩れて、それでも進み続けるキャラクター達がとても魅力的で読むのが止まらなかった。
でもやっぱり吐季は緑葉がいなければいけないし逆もまたそうなんだろうなって思った。
幸福は誰かといなければ生まれないし、夢や目的も誰かと支え合う事で生まれるのかもしれない。
花鳥風月シリーズもまた読み返そうかなー。 -
結局、結構軽い話だったな…まぁ、ハッピーエンドで良かった。
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人が堕落してしまうのは、きっと、痛みに鈍感になるためだ。
なるほどと思う。
やっと完結してよかった。
ファンタジーのような恋愛模様で、ベルトコンベアーのような日々なんて実際はないんだけれどね。
非力な力しか持てなかった子供が、大人になり志を果たす。志は曲がったのか?曲がらないのか?それは本人しかわからない。