ノーブルチルドレンの愛情 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキーメディアワークス
4.13
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  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 687
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048868075

作品紹介・あらすじ

そして悲劇は舞い降りる。舞原吐季と千桜緑葉、心を通い合わせた二人だったが、両家の忌まわしき因縁と暴いてしまった血の罪が、すべての愛を引き裂いてしまう。彼女に心を許さなければ、眩暈がするほどの絶望も、逃げられやしない孤独な永遠も経験することなどなかったのに。琴弾麗羅の『告別』が、桜塚歩夢の『断罪』が、千桜緑葉の『愛情』が、舞原吐季の人生を『残酷』な未来へと導いていく。現代のロミオとジュリエット、絶望と永遠の最終幕。

感想・レビュー・書評

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  • 完結してくれてよかった。
    長い長いもどかしさは、ページをめくる手を焦らせたけど。
    二人の笑顔が見られてよかった。
    ワカマツさんの絵で本当によかった。

  • シリーズ本編最終巻。歩夢の過去の告白から始まり、緑葉と吐季の別れ、吐季の生活の堕落・再生と話は進んでいく。ジェットコースターみたいな展開に一時はどうなるかと思ったが、やや強引な形ではあるものの吐季と緑葉が結ばれるハッピーエンドで締める形は良かった。しかしまあ、各キャラとんでもない人生を送る人たちが多すぎるなと思いつつも、吐季と緑葉の恋の行方を楽しむことができた。後は短編集。こちらも読んでいきたいと思う。

  • 一気にシリーズ読了。個人的に歩夢のプロローグが好きでした。
    話もいいけど、何より「ブーゲンビリアの落命」や「セレストブルーの終焉」等の各話の題名?がお気に入りです。
    最後はハッピーエンドでよかったけど、走った感が否めませんでした。

  • ノーブルチルドレンシリーズ最終巻。

    面白かった。
    今まで積み上げてきたものが崩れて、それでも進み続けるキャラクター達がとても魅力的で読むのが止まらなかった。

    でもやっぱり吐季は緑葉がいなければいけないし逆もまたそうなんだろうなって思った。
    幸福は誰かといなければ生まれないし、夢や目的も誰かと支え合う事で生まれるのかもしれない。


    花鳥風月シリーズもまた読み返そうかなー。

  • 時が過ぎるのが早すぎる。あっという間に同じ年になって、すぐに年上になってしまった。詰め込まれた最終刊。
    歩夢の独白と吐季視点の年月。最後の最後は予想通りのしめくくりだったけれど、過程が怒濤だった。そんなに色々なくてもいいのに!と思った。これだけ詰め込まれて、吐季の愛情が恋愛に思えないのは何故なんだろう。

  • ページをめくった初めから
    裏表紙を閉じるその時まで
    そこにはただ、愛だけが詰まっていた……


    ジュリエットを失ったロミオに訪れる死はなにも
    肉体だけに依るものではない

    絶望、絶望、絶望ばかりが積み重なって
    確かに彼は死んだだろう

    何故そんなにも彼を追いつめるのかと唇を噛み締めた
    もういっそのこと、結末を見てしまいたいという気持ちを
    必死に抑えてページを繰った
    作中の彼と等しく時間感覚を失い
    気づけば吐季も30の半ばで
    抱いた胸の内の想いもまた、彼と同調する

    終わるのかな
    それともまだ……


    変わらないことは罪であり
    変わらないことは誇りだ

    相容れないようでいて、それこそが真理で
    そんな強く脆い世界の中を
    どうか真っ直ぐ、生きてくれたらと思う



    だいぶ抽象的なことを書いたけれど
    要するに

    ヤッタネ\(^o^)/!!!

    最後の最後まで
    まさかとは思いつつも麗羅てめぇよくも緑葉を!!
    なんて展開もあったけれど
    本当に良かったと思う

    緑葉が帰国してるのを知ったなら
    探し出してでも会いに行けよ吐季!とも思ったけど
    その女々しい感じが彼らしくもあり(笑

    あとラスト付近でせっかく救うと決めた夕莉をあっさり捨てようとしたのにも
    ちょっとなと思ったりしたけども
    とにかく良かった

    個人的には葵依さんが『吐息雪色』から好きだったので
    出番があって嬉しかったのと
    彼が、
    「社会では代替可能だからこそ人は結婚とかをするのかも知れない」
    と言ったのには
    自分も同じように交換可能性について過去に考えていたので
    とても共感できた
    誰かにとっての「代替不可能」
    これが恋の究極系なんだなぁ

    最後に1つ
    大人になった歩夢の姿を見せてくれなかったのだけが
    恨めしい←

  • 次の行を、次のページを早く読んで結末に辿りつきたくても、含みある言葉で焦らしまくって物語を進めていくところが実に綾崎さんらしい。
    本当に「完膚なきまで」な終わり方だった。
    土壇場まで『舞原家への復讐』を遂行した麗羅、誰にも負けない意思の強さを持ち、そうと決めて貫き通した緑葉、それらに翻弄されながらも緑葉を愛した吐季。
    高貴な子どもたちは、数奇な運命を辿りながらも、行き着くべきところへ行き着いた、そんな最終巻だと思う。

  • 結局、結構軽い話だったな…まぁ、ハッピーエンドで良かった。

  • 人が堕落してしまうのは、きっと、痛みに鈍感になるためだ。
    なるほどと思う。
    やっと完結してよかった。
    ファンタジーのような恋愛模様で、ベルトコンベアーのような日々なんて実際はないんだけれどね。
    非力な力しか持てなかった子供が、大人になり志を果たす。志は曲がったのか?曲がらないのか?それは本人しかわからない。

  • ついに終わってしまった・・・!
    途中は読んでいてものすごく切なかったけど、ああいう風に終わってくれて大満足。
    緑葉の前向きさは読んでいて本当にすがすがしかった。
    大好きなシリーズが完結したのはなんか寂しいけど、これからも綾崎さんの作品を楽しみにしています。

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著者プロフィール

2009年に第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。「花鳥風月」シリーズ、「ノーブルチルドレン」シリーズなど、メディアワークス文庫にて人気シリーズを多数刊行するほか「命の後で咲いた花」などの単行本も刊行。講談社タイガでも「君と時計と」シリーズ(全4巻)を刊行。恋愛青春小説の書き手として10代20代女性読者から多くの支持を集めている。

「2020年 『レッドスワンの混沌 赤羽高校サッカー部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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