楽園島からの脱出II (電撃文庫 と 8-15)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.75
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本棚登録 : 147
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048868099

作品紹介・あらすじ

女子だけが持つ機器「ブリッツ」の効力をいち早く理解し、ゲームの主導権を握った沖田。だが、ゲーム攻略のためにペアを軽視する彼の行動は他の女子との軋轢を招き、一転して不利な状況に追い込まれてしまう。利用する者とされる者、男子と女子の力関係が表面化した中で続行される脱出ゲーム。その流れに反発する女子グループの台頭などゲームはさらなる混迷を見せる一方で、いまだ見えぬ"脱出"の条件…。果たして勝利を掴むのは?土橋真二郎が贈るノンストップゲーム小説。

感想・レビュー・書評

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  • みんな追い詰められていった結果として、ドロドロしてきてなかなかえぐかった。
    途中で死人(実際は違うかったけど)まで出てきて状況がひどいことになっていった。
    脱出方法はなるほどという感じで、楽しめた。

    同じ作者の他の本も読んでみたい。

  • 島からの脱出ゲーム完結編
    でいいのかな?

    1巻より沖田君の印象が悪くない
    自己中まるだしから全体を考えているふりができるようになった感じ
    まぁ、結局は他の作品の主人公と同じようになってしまったという見方もできるが・・・

    人は死なないまでも性描写が一部あり、依存性の薬あり、暴力性ありとちょっと黒い
    そうそう、こんな土橋作品が読みたかったのだよ
    まぁ、メディアワークスのやつに比べればかなりぬるいけどね

    男女の構図が生態学的な知識を持ってる人の描き方をしている
    初歩的な知識だけれども、他の作品では囚人のジレンマが出てきたりしてるし、ゲーム理論の方面の知識もありそうだ
    ラノベじゃなくちゃんとした小説でこんな設定のお話しを読んでみたいなぁ

    そしてなんとなくツァラトゥストラへの階段とのつながりもあったり
    男女の支配と実行力を持つ立場の構図がツァラトゥストラへの階段2に似ている
    そして終盤に明かされたとあるゲームの存在
    これはもうゲームの主体はアノ組織でしょう
    資金とか法的な事もこれでクリアできる

    ところで、保険の先生はエージェント?だったのか?

    そして、あの終わり方にしても、沖田くんを主人公にした囚人ゲーム続編であるかも?な感じ

  • 久しぶりのラノベ。

    設定などはおもしろいと思うが、読了後に何も残らない感じが残念。

  • 1巻ではそうでもなかったけれど2巻を読んでから花穂さんの評価がだだ上がり
    ツァラと繋がってるようなので2作品の集大成のような続編を希望

  • 須藤を倒したことで束の間の安定期間を得たように見えたブリッツ参加者達。
    しかし武力を行使したために徐々に均衡が崩壊する。まとまっていたはずのみんなが徐々に
    複数のグループに分かれてしまう。沖田は徐々に肥大していくグループに疲弊していき
    全体を把握することができなくなっていく。グループでの小さな亀裂が大きな波紋を呼び
    仲間割れへと進んでいってしまう。脱出のカギはいったい何なのか、沖田は仲間を取り戻して
    1番に脱出することができるのか。

  • 斉藤君が好きだ、と思ってる私は平和ボケしているんだろうなー。

  •  ひとまず島からは脱出に成功。次巻が出るのかは、覚えていませんがひとくぎりついてます

  • 相変わらずの土橋先生。追い詰められた状況での人間の心理描写が生々しくってほんとに嫌になる。今回はとうとうレイプにまで踏み込んでるし、自分もこんな状況だったらって思うとやっちゃいそうで怖い。
     土橋さんにしては綺麗な終わり方していたけど、これで終わりなのかな?続いても良さそうな終わり方だけど土橋さんと言うことを考えたら次のシリーズにいっても不思議じゃないなとも思う。

  • 1巻より夢中になった。沖田が中心から外れて、ゲームが進展、敵味方入り乱れ収容がつかなくなってきたからだろう。続きは出るのかな?

  • ネタバレになるのか微妙だけど一応

    ↓↓

    周りのキャラクターが、どんどんやたら嫌な感じになってって、
    沖田って結構良いやつなのでは、と思えてくる、
    そんな二巻。
    沖田をとことん悪くみる人もいれば、同じ部分をみていてもよさだととる子もいて、
    (ゲーム中、子供相手に本気で戦い、こてんぱんにやっつけてしまう沖田くん。そんな彼はとても純粋なんだ。とかなんとか。)さらに、沖田の印象よくなる。
    ああ、ところで、薬とかはちょいとまずいのではー
    いろいろ、黒い問題発生して、このまま日常生活に戻って、これからどうなるんだ。こわ
    あれは、ゲームでしたからって全て無かったことにできるのか。
    っていうか、薬とかそういった部分とか、いろんなとこからリアルさが
    下がっていってるような気が私はしたんだけれど、感情移入もできる人いなかった気がするし。別次元って感じ。
    でも、これはそういうの求めるところの本ではきっとないはず
    なんだが、登場人物の人間が極端な行動とりすぎるというか上手く説明出来ないけど、ちょっとイライラしてくるところがある
    ということで、先が気になって最後まで読んでしまったという点、良かった!

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著者プロフィール

土橋 真二郎:第13回電撃ゲーム小説大賞〈金賞〉を『扉の外』にて受賞。極限状態のキャラクターの心理描写がある。著作に『OP-TICKET GAME』『コロシアム』(共に電撃文庫)ほか多数。『生贄のジレンマ』(メディアワークス文庫)は金子修介監督にて実写映画化。

「2022年 『魔法少女ダービーII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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