TOKYO GIRL’S LIFE ~絶対に失恋しない唯一の方法~ (メディアワークス文庫 ひ 1-4)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.54
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  • (1)
本棚登録 : 135
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048868822

作品紹介・あらすじ

出来る女として後輩から憧れられるけど、仕事ばかりで恋がお留守な編集者・遙希。恋愛に絶対的な自信があるけど、最近気になる人には冷たくされている腰掛けOL舞衣。プロ演奏家という夢が諦めきれないけど、自分を卑下してばかりのフリーター佳奈子。東京の片隅、一軒のBar"シュガー&ソルト"で、タイプの違う3人の女の子達が出会う。それぞれ悩みを抱える彼女達の間に芽生えるのは、友情なのか、それとも-?頑張る女の子必読。東京で暮らす女の子達の等身大物語。

感想・レビュー・書評

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  • 絶対に失恋しない方法って、そんなオチかー!!と思わずつっこんでしまった。そんな事わかっていても女の子は恋を追い求めて恋に恋しちゃうんですよね。どちらかというと男の人に読んでもらいたいお話かもしれません。女の子ってこういう生き物だよって。
    このお話、みんな一目惚れに近い恋なのであまり感情移入はできなかったのですが。今度はじっくり、人を好きになるまでの過程が見てみたいな。遥希さんがもっとちゃんと本当の『恋』ができますように!それから気になる話を持ち出しておいたくせに店長さんの過去話が出てこなかったのが残念でした…。

  • 裏表紙の「仕事も恋も夢も全力!頑張る女の子応援物語!!」っていうのを読んで購入しました。まさにちょうど仕事も恋も夢も全力でやれたらいいのに!って思っていたところだったので。タイプの違う3人の女性の物語なのですが私は遙希という女性にとても惹かれました。容姿端麗なところは全然違いますが毎日上司から理不尽な仕事を、同じ部署の人に体良く厄介な仕事を回されたり残業ばっかのごはん全然作らないところとかそっくり。でも自分の仕事にプライドと誇りを持ってるところがすごいなと思いつつ羨ましくもあったり。私は仕事にそこまで熱くなれなくて...ちょっと自分の仕事に向き合う姿勢を考えてしまいました。後半いい感じの男性が出てきますが、あの雰囲気からいくと恋愛下手は誰でも勘違いしちゃうと思います!舞衣がいなければどうなっていたことか!日常的ではあるんですが仕事を絡めた話だったので妙にリアルでいまの私にはとても刺激のある1冊でした。

    h27.6.23

  • ひさりぶりにラノベを手にとる。本屋の店頭でみかけて、気になって。何がひっかかったのかはわからないけど。小さな出版社の編集者で、群れる女は苦手、恋話がキライ、まわりからはかっこいいと憧れられるが、実は断れない性格がつみかさなっていっただけの遥希。愛されるために生まれてきた、愛されるためにがんばる、わたしは可愛い、と自覚している舞衣。まっすぐで、悪意はないのだけど思ったことを口にしてしまう、高校時代の部活の先輩遥希に憧れてた、サックス奏者の夢に挫折しそうになりつつ、バーで働く佳奈子。三人がであったのは、遥希が住むマンションの一階にあるバー「シュガー&ソルト」。寡黙な店長さんや、店員のテツくんも交えて繰り広げられるストーリー。遥希と佳奈子の偶然の再会、遥希と舞衣のぶつかりあいから、お互い自分とはまったく真逆でキライと思いつつ気になりだす関係。ひさびさに遥希が仕事上の相手を好きになったときに、そこまでするかというぐらい舞衣ががんばったこと。三人で交互に語られるストーリー。遥希にとって、適度な距離感が心地よかった「シュガー&ソルト」。以前とはぜんぜん違ってしまったけど、それはまた違った、自分にとっての心地よい居場所となっている。/続きも気になり、さっそくAmazonに注文してしまう。

  • 絶対失恋しない唯一の方法
    ってサブタイトルにあるから、
    まさか、臭い話、恋愛しないこととか言わないよねー
    で、結局恋愛しないことってオチ

    最初の仕事をしない若者と、押し付けられて残業の話は、
    姉が愚痴で言ってたことがそのままで、どこもそうなんかなぁって思った

    まぁ、オチはともあれ、時間さえあれば読みたくなる話だった

  • タイプの違う20歳代3人の女性の話。
    唯川恵や林真理子の書くものと少し似ている。
    いくつになってもこういう話、好きなんだあ。
    (図書館)

  • BAD END直行ルートを走っててどうなることかとハラハラしたけど、なんとか回避できて良かった良かった。   そして彼女たちの戦いはまだまだ続くENDということで。  働く女性の主に色恋沙汰に関する等身大の物語らしいです。   等身大ということはよりリアリティを追求しているということで、やっぱりこれが現実なのかなぁとしんみり思ってしまうわけです。   人間ってそんなに強くないよねって。   強くありたい。 強くなりたいではない。 強くありたい。 そう思うのです。

  • 等身大の働く女子の物語。遙希にも、舞衣にも、佳奈子にも共感できる。菱田愛日の次回作にも期待。

  • タイプの違う3人の女の子が持つ希望・悩み・葛藤は、どれもよくわかるものばかりだった気がします。ここはわかりたくない、という場所ばかりわかってしまうあたり、本当に等身大なんだろうなぁ。
    軽くさっくり読めてしまうのも、今の気分的にとてもよかったです。佳奈子の話がずいぶんおざなりだったので、続きが出ると嬉しいかも。

  • MW文庫らしい設定と作品だけど、ファンタジーのほうが向いてるな、作者、って思った。
    まぁ遥希や舞衣、夏穂みたいな女はどこにでもいてリアリティあるし、遥希の持つ信条も悪いことは言ってないなとは思うけど。

  • MW文庫らしい設定と作品だけど、ファンタジーのほうが向いてるな、作者、って思った。
    まぁ遥希や舞衣、夏穂みたいな女はどこにでもいてリアリティあるし、遥希の持つ信条も悪いことは言ってないなとは思うけど。

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著者プロフィール

菱田 愛日(ひしだ まなび)
1985年、東京都生まれ。2009年、『空の彼方』で第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し、メディアワークス文庫よりデビュー。
代表作に、『夜のちょうちょと同居計画! 』シリーズ、『』シリーズなど。
本業はアパレルショップ店長で、兼業作家。

菱田愛日の作品

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