斉藤アリスは有害です。 ~世界の行方を握る少女~ (電撃文庫)

著者 :
制作 : GAN 
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 86
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048912662

作品紹介・あらすじ

斉藤アリス。やや痩せぎすだが愛らしい、一見普通に見える美少女。…しかし彼女こそは人類で唯一人、法によって定められた、周囲に不条理な災いをもたらす慮外の人類-「有害者(有害指定人物)」だった。だが、それを信じない少年がいた。山野上秀明。どんなオカルトも信じない彼は、もちろん「有害者」も信じない。たとえ相手が不幸なら失恋から事故まで何でもあり、挙句テレビ局まで倒産させる不運のハリケーンであっても…。アリスの秘密を暴こうと近づき、彼女のお友達役兼世話係の「アリス係」となった秀明は、やがて周囲から怖れられる彼女の、隠れた一面を知ってゆき-。

感想・レビュー・書評

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  • 文章は昨今のラノベ特有の軽妙洒脱な文体で、パロディが多分に含まれているのは、やや好みが分かれそうなものの、設定は中々に面白い。世界を滅ぼす可能性のある一人の少女と、それを解き明かそうとする少年というセカイ系ボーイミーツガールの構図は、往年のラノベを彷彿とさせる。一人の少女を軸としながらも、あくまで主人公が己の行動規範に則り、能動的に行動していく様は良かった。ただ、動機は分かってもそこに至るモチベーションまでは伝わり難かった印象がある。辞書を武器としながらも、子供であるという体裁を崩さず、負ける時は負けるのがいい。やや極端な振り切り方も青少年期特有の心理状態と合わせて上手いと思った。ただ、王道的な展開とはいえ、やや焦点がぼけているようにも感じたのと、いまいち危機意識が掻き立てられず、設定とシチュエーションだけで話を動かしていく形になったのは残念。背後に設定やシチュエーションではない、しっかりと骨子のある物語が欲しかった。

  • 実にラノベらしいボーイミーツガール物語。
    うん、嫌いじゃない。

    周囲に不運を撒き散らし"有害者"と認定された女の子と、そんなオカルト現象は信じないと彼女に近づく少年の物語。
    主人公の堅物キャラが最近ではちょっと珍しくて、なかなか良かった。
    途中悲惨な目にあったのは可哀想だったけどねー。
    ヒロインの方は最初もっと超然としてるのかと思ったら、単なる緊張しいさんだった(笑)

    ラスト、少年が少女を助けに行く展開はもちろんお約束。
    でも、黒幕との決着がアッサリついてしまったのはちょっと盛り上がりにかけるかな。
    むしろヒロインが主人公を助けに来た場面の方がいろいろ凄かった。

    それにしてもこのヒロイン、ある意味無敵だよね。
    いやまあ、過剰防衛ではないかと(笑)

  • 失恋から事故、会社の倒産とお周囲に災害を巻き起こす少女アリス。
    人類初の「有害者」に特定される。
    それを信じない少年秀明は彼女と出会い、隠れた一面を知っていく。

    普段はこんな感じのタイトルは完全にスルーなんですけど、表紙に負けて買いました。
    だってパワーがあるんだから仕方ないでしょ(笑)

    内容の方は、起承転結はしっかりあって悪くないんだけど、設定と展開にちょっとついていけなかったかな。
    ギャグパートもないし、推せるところは特にないかな。

  • 面白かったー。 アリス可愛かったー。   
    壮大な設定だった。 もっとこぢんまりとイチャイチャラブコメやってても良かったと思うけど、これはこれで楽しめた。  

    続きはあるのかなー?

  • 近づくものたちを無意識に不幸な目に合わせる天然少女と,自分の好奇心を満たすためには平気で他人の領域に土足で上がり込む秀才とのラブコメ.委員長キャラに不良教師,悪友とお決まりのパターンではあるものの,ライトなセカイ系だと思う.
    不条理系のヒロイン像と超国家的組織に対する主人公の一般ピーポーのギャップがなかなかよかった.最後のクライマックスも,余計な背伸びをしていないせいか,主人公ができる範囲という枠の中に収まっており,言われているほどの違和感はなし.

  • 不運をばら撒き災厄を呼び込む、国に有害者指定されたアリスと、そんなアリスに興味を持った研究者気質の秀明が織りなすボーイミーツガール。極端に不運な少女は不幸たりえるか、という出発点からのこのお話の着地点は非常によかったと思うし、かなりグッときた。秀明とアリスの触れあいはほっこりするし、アリスちゃんprprだしで、とても楽しくもあり、満足度かなり高かったです。内容もさることながら、GANさんのイラスト、特に表紙のオーラが凄い。

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