- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048914215
作品紹介・あらすじ
体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友情なんてものを育んだ。頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。ただ,しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。ただ、それだけ。日常を過ごす、女子高生な私としまむら。その関係が、少しだけ変わる日。
感想・レビュー・書評
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アニメでは詰め込みきれなかった安達のモノローグが重くてめんどくさくてすごい好き。
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自己の腐った恋愛観と存在しない他者の機微な感情の動きに”ドキドキ”する体験を入間人間に与えられた。精神的な若さを手に入れた気がするので、入間人間は今度は身体的にも若返る書を世に出してくれないか?可能だよ。なんてったって私は作品に影響されるおたく人間なのだから。
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ついにラノベデビューしてしまった。笑
そもそも一般文芸作品とラノベってどのように違うの?という話だけど、個人的には「ラノベ=エンタメに全振り、文章はやや稚拙」というイメージを抱いた。しかし読んでみると文章も上手だったし、なにより登場人物たちがいきいきとしていてとても楽しく読むことができた。会話のテンポのよさは一般文芸作品のそれをはるかに上回っていると感じた。あと挿絵の女の子がシンプルにかわいい。笑
大きなお友達から小さなお友達まで、ラノベにはまる人たちの気持ちがなんとなくわかる。
ちなみに本作は「ラノベ、百合小説」と検索すると上位にヒットする作品で、女子高生の二人が日常をエンジョイしつつ、ふとした瞬間に「友達以上」の感情を抱いてしまうという学園もの。けっこう巻数が出ているらしく、本屋でみた限りでは社会人編もあるっぽい。とりあえず一巻は面白かったので二巻も購入してみようとおもう。
というわけで☆5つ。 -
さぼり友達。
行くと、たまに会える友人、ですが
単位はなくならない程度に、と思ってしまうw
特別な友達なのか、特別になっている友達なのか。
女子高生がわちゃわちゃしている日常小説? -
バランスの悪い定規が間にあって、センチメートルの測り方もバラバラで、私たちはどちらがどう動いてもその距離が埋まらないような、そんな関係がずっと続くのだろうと思った。
(P.138) -
ちょっとお邪魔多すぎかな
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ライトノベル
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まず文章がうまくなってるなと感じた。日常の些細なエピソードをガジェットとして扱いそれを踏まえ変化を描くというのはいつも通りで魅力的。どこにでもありそうでいながら退屈させないストーリー、読者の思いもよならない着地点は非常に楽しめた。