僕と彼女のゲーム戦争 (5) (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 163
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048914222

作品紹介・あらすじ

伊豆野宮学園に、珍しいお客がやってきた。甲斐ヶ原女学園の祇方院つかさ。関東ゲーム部ネットワークのメンバーである彼女は、天道しのぶに「学校対抗戦」への参加を呼びかけにきたのだった。ゲームでの勝負が大好きな天道は、二つ返事で快諾し、現代遊戯部は1泊2日の学校対抗戦へ参加することに。だが、ある問題が発生!伊豆野宮学園以外の参加校7校は、すべて女子高。ということは…男は岸嶺ひとり!?果たして無事に一晩過ごせるのか、岸嶺?

感想・レビュー・書評

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  • 読みはじめから少し間が空いてしまったが読了。基本的に『深く触れる機会の薄いゲームについて、その奥深い世界の一端を垣間見させてくれる作品』として楽しんでいる。そう言う意味で、非常に楽しませてくれる作品だと思っている。
    バランスとして、初心者だった岸峯が数々の特殊能力によって上級者を打ち負かしてしまう。と言うのもインフレがかかってきていて、仕方ないかも知れないが特殊能力連発の展開には少々違和感が残る。
    しかしそのようなものも、メタな視点を取り払ってみてみるとそう大きな問題でもないように思える。
    今回改めて感じたのは、全くそのゲームに触れたことのない人間に、物語の小道具としてゲームを使用する際にするべき説明を、過不足なく行っている情報の取捨選択能力の高さと、単純にライトノベル調でさくさく読める、言ってみれば簡素な文章で、臨場感をもって引き込まれるだけのリズムを演出するセンスは凄いなと言うことだった。
    深いことを考えないで読んでも引き込まれるし、楽しい。そう言う意味で文章力のある作家さんだなと思った。作家としての基本的な能力が光ってる。

  • 今回で一番驚いた事は『ぷよぷよ』のお邪魔ぷよ発生ルールだ。
    自分も連鎖で発生するものと認識していた。同時消しの場合はおまけだと思っていたよ。
    みんゴル、東方は両方ともやった事がないが、プレイ動画をみている分には楽しそうだったので面白いんだろうな。まあ、みんゴルは和やかにやらないとガチバトルになりかねないな…
    [more]
    今回は現代遊戯部の部員間の関係が一気に進展した気がする。これも理事長の効果なのか?
    それにしても理事長の脅しと謝罪の落差が面白かったな。そして、やられてなお呪いを残したのは単純にすごいと思った。まあ、岸峰に捌かれて天道部長との関係進展に?がってしまったね。
    次巻はチーム戦か… 今回は例外的に個人戦だったけど、次こそは本領発揮だな。

  • 東方Projectのコスプレというインパクトの有りすぎる表紙。みんなのゴルフ、ぷよぷよという一般知名度も高いであろうラインナップの中に同人ゲームの東方花映塚を混ぜ込む姿勢は嫌いじゃないです

    中身は前回からの流れ通り合宿編。主人公の岸嶺は本来なら女子校しか参加できないはずの合宿に参加しているのだから、読者としてはそちら方面の描写が数多く盛り込まれているだろうと予想するのに、そんな描写は全く無いってどういうことです?3巻までお約束だった着替え覗きすら無いよ?
    ……よくよく思い起こせば4巻でも覗きって無かったな

    今回は合宿でゲーム対決をしていただけということも有って、ストーリーは無いようなもの。
    ただ、幾つかの点で岸嶺の成長は見られた。理事長の嫌がらせや祇方院の妨害があってもうだうだと悩みゲームに影響が出なようになっていたり、いつの間にか天道にも勝てるくらいにゲームの腕前が上がっていたり。学生のみで高い技量が要求されるようなゲームでなかったとはいえ、個人戦で優勝してしまうとは思わなかったな。岸嶺が個人戦で優勝するのはもっと先の話かと予想していたけど

    そんな中、岸嶺が水着写真を持っていたことへの大胆すぎる言い訳が天道にどのような影響を与えるのか、非常に楽しみ

  • ドキッ!女子高生だらけのゲーム合宿~ばよえ~んもあるよ~

    始まりましたね.

    で,このラノベの凄いところは実在するゲームを
    普通に使ってるというところですね.
    某漫画のように無許可じゃなくて
    ちゃんと許可を取ってるっぽいぜ.
    ゲーム紹介的なアレもあるし.

    で,例の副部長の
    「負けてくださらない?」はアカンと思います(小並感

    表紙は東方ですね.

    次回,ゲーム合宿後編,チーム戦の話.

  • 落ちモノはダメです。

    でも、こんな状況、普通のヤローだといたたまれないというか、身の置き場なくてやってらんないだろうけどな>合宿

    ラブコメ分強めてきたけど、さて、どうなるか。

  • みんゴル、ぷよぷよ、花映塚と、やっぱりやったことのあるゲームが題材だと楽しさも段違い

  • 合宿でのゲーム大会に加えて前回少なかった恋愛描写が多く描かれており、楽しく読めた。ぷよぷよの戦略解説もためになった。
    主人公がゲームに入り込む描写が一か所しかなかったのが残念。

  • 今回の舞台は1泊2日の複数の学校による対抗戦。
    その個人戦と言うことで、これまでチームとして戦ってきた岸峰が個人の戦いに挑みます。
    部員同士のマジ勝負もあり非常に盛り上がる展開だったね。

    しかし、やはりこの作品の最大の魅力は実在するゲーム。
    今回は「みんなのゴルフ」「ぷよぷよ」「東方花映塚」の3本です。
    表紙からしておもいっきし東方なので、東方ノータッチな私としてはどうかなと思ったけれど問題なかった。
    ゲームの仕様や特徴をしっかり解説してくれてるからプレイ動画が目に浮かぶようだったね。
    読了後ネットで実物を見るのもまた楽しい。
    ぷよぷよも苦手なゲームだけど、だからこそカエル積みとかよくやったわー。
    「レッツぷよ勝負!」と「ばたんきゅー」は外せないw

    また、個人的にイイナと思ったのが、合宿場に行くまでの車内ね。
    みんなでさっとDSを取り出しマリオカート。
    機体さえあればどこでも楽しめるのが携帯型ゲームのいいところだよね。
    私もよく大学の講義中にみんなでやったものです。
    まぁリムジンで移動しながらマリカーってすごく酔いそうだけどw


    初登場の《吹き抜ける風―ブラスト・ウィンドウ》はちょろすぎで可愛かったし、岸峰を巡る争いもますます激しくなってきて盛り上がってまいりました。
    そしてなにより読み終わるとゲームがやりたくなる。
    みんゴル大会とかやりたいわーw

  • 表紙を見て同人も扱うんだなーと。ゲームと言われればそれまでだけどコンシューマのみ扱うものと思ってたので意表を突かれた。丁度東方も楽しんでる所なんでよかったです。花もEasyをとりあえず全キャラ一周する程度のシューターだからようやく花のルールが分かった感じで(笑)他のゲームも珍しく(?)プレイ済みでした。みんゴルもぷよぷよも最新作ではないけれど。本編はトライアングルがスクウェアになっていく感じ。まぁニヤニヤできればそれで(ぇ みやびちゃん、レーベル越えて半額弁当戦争のアレとコラボとかしませんか?(笑)

  • 2013/05/10
    ⇒中古待ち
    ⇒まんだらけ 420円

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著者プロフィール

第2回富士見ヤングミステリー大賞〈準入選作〉「タクティカル・ジャッジメント」でデビュー。代表作に「火の国、風の国物語」や「僕と彼女のゲーム戦争」(電撃文庫)などがある。

「2020年 『人生∞周目の精霊使い 無限の歴史で修行した元・凡人は世界を覆す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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