ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

  • アスキー・メディアワークス (2013年2月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (338ページ) / ISBN・EAN: 9784048914277

作品紹介・あらすじ

 珍しい古書に関する特別な相談──謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その家には驚くべきものが待っていた。
 稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいという。
 金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが──。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

江戸川乱歩の作品を中心に描かれる本作は、古書にまつわる謎解きが繰り広げられ、特に栞子さんと母の千恵子との対決が見どころです。シリーズ第4弾では、栞子さんの成長が感じられ、彼女が母に負けじと推理を展開す...

感想・レビュー・書評

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  • 本作品のメインテーマは江戸川乱歩作品。少年探偵団シリーズは小学生の時に好きで読んでいたので、本作品は興味深かった。ただ、スローな展開に少し間延びする感じあり。一方、栞子の母の存在と大輔の恋の行方はとても面白かった。

  • シリーズ4作目の今回は、一冊丸ごと江戸川乱歩で埋め尽くされていました。

    時は東北の震災のあった頃。
    「大きな震災が起こると、マニアが蔵書を手放すことがあると言われている」そうです。
    母智恵子を訪ねてやってきた依頼人は、昔馴染みのお客さんで、鎌倉の雪ノ下にあるお屋敷に江戸川乱歩の膨大なコレクションを持っていて、それを譲る代わりに、鍵もない暗証文字も分からない金庫を開けてほしいと言います。

    江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズと聞いて、小学校の図書室にずらりと並んでいたのを思い出し、とても懐かしくなりました。
    乱歩は明治生まれの作家で、児童書だけでなく、大人向けの作品も多数残しているそうです。デビュー前に古書店を経営していたというのも興味深いです。

    このコレクションの持ち主だった鹿山家と、ビブリア古書堂の同業者ヒトリ書房と、篠川智恵子と、志田との過去の繋がりが見えてきて驚きました。
    栞子さんの今回の活躍も素晴らしかったです。

    このシリーズは、終わり方がとても上手いですね。
    まるで連続ドラマを見ているようで(たしかにドラマ化はされていましたが、)読み終わると、次も読まなくてはと、自然とそういう気持ちにさせてくれます。

  • 江戸川乱歩の『少年探偵団』のシリーズは私も小学生の時にやはり父に薦められて結構、追いかけて読んだ記憶があります。直美や明のようなマニアではなかったですが。
    マニアの方は一稿だとか、二稿だとかにこだわるんですね。
    私だったら同じ値段なら新しくてきれいな方がいいと思ってしまいますが。古くて高い方を欲しがるマニアの心理は計り知れないと思いました。

    大輔と栞子さんは、いい感じになってきましたね。
    このシリーズは7作プラス番外編があるみたいですが、脇役の使い方といいなんといい、今、4話ですが、作者は最初から7話分のプロットを立ててから書いたのかなと思いました。


    以下ネタバレですので、これから読まれる方は気を付けてください。


    プロローグ
    栞子の母の篠川智恵子の『クラクラ日記』を妹の文香が持っていて智恵子にメールを送っていたことが発覚します。
    東日本大震災発生後の4月のある日、大輔が一人で店番をしているところに智恵子が姿を現します。

    第一章 『孤島の鬼』
    智恵子と昔、取引をしていたというキシイロケイコ(来城慶子)の代理人で妹の50代の女性田辺邦代が江戸川乱歩に関する依頼で店にやってきます。
    来城慶子の住む家を訪ねますが、慶子は喉の手術をしたばかりで話ができない状態でしたが、邦代の通訳と筆談により、栞子は書名当てのテストで見事に慶子の難問に答え、家にある乱歩の古書を全部譲るかわりに、慶子の恋人で1年前に亡くなった鹿山明の古い金庫を開けてほしいという依頼を引き受けます。
    金庫は江戸川乱歩にちなんだ言葉で開く設定になっています。

    第二章 『少年探偵団』
    栞子と大輔は、元鹿山明の家で今は息子の鹿山義彦の家を訪ねます。そこで栞子たちは、義彦の妹で明の娘の鹿山直美が三年前に離婚して出戻り、今はヒトリ書房の井上のところに勤めていることを知ります。そして井上の妙案で秘密の鍵を握っていると思われる直美が、書斎に着て栞子たちの探し物を取りに来る作戦を立てますが…。
    書斎で待ち伏せて隠れていた大輔と栞子は、直美から『少年探偵シリーズ』を嬉しそうに収めて笑っていたという鹿島明の話を聞きだします。
    そしてそこに、なんと栞子の母、智恵子が現れます。

    第三章 『挿絵と旅する男』
    栞子は智恵子を赦していませんが、大輔の運転する車で、一緒に北鎌倉へ。
    智恵子は金庫の中には『挿絵と旅する男』の第一稿が隠されているのではないかと言います。
    そして栞子は暗号を解読して智恵子より一足先に金庫を開けます。中に入っていたものは『挿絵と旅する男』ではありませんでした。
    が、栞子は最後に来城慶子に関する、最大の秘密を言い当てます。
    あとから現れた智恵子は「やはり金庫に入っていたのは乱歩の原稿に間違いないはずだから、一緒に追いかけよう」と逃げた慶子を追いかけようと栞子を誘いますが、栞子はなんと「大輔さんとデートの約束があるから」と言って断ります。

    エピローグ
    智恵子に近況を知らせるメールを送っていたのは文香ではなく他にもいたことが発覚します。
    智恵子が家を出て行った原因は本。
    正気じゃ手に入らないような、とんでもない古書であるそうです。

    • やまさん
      まことさん
      「星守る犬」で検索すると著者:村上たかしさんで出て来ます。
      やま
      まことさん
      「星守る犬」で検索すると著者:村上たかしさんで出て来ます。
      やま
      2020/02/07
    • やまさん
      まことさん
      星守る犬-小説-(双葉文庫 は-26-01)
      出版年月 2014年6月
      村上たかし/原作
      原田マハ/著
      出版社双葉社...
      まことさん
      星守る犬-小説-(双葉文庫 は-26-01)
      出版年月 2014年6月
      村上たかし/原作
      原田マハ/著
      出版社双葉社
      有難う御座います。
      予約しました。
      2020/02/07
    • やまさん
      まことさん
      書名:星守る犬 -小説- 
      著者名:村上 たかし/原作  原田 マハ/著
      出版社 東京 双葉社 
      出版年月 20...
      まことさん
      書名:星守る犬 -小説- 
      著者名:村上 たかし/原作  原田 マハ/著
      出版社 東京 双葉社 
      出版年月 2011.6 
      税抜価格 ¥1000 
      ページ数 149p 
      大きさ 20cm 
      文庫本以外に近隣の他の図書館に単行本が有りましたので、予約しておきました。
      やま
      2020/02/07
  • シリーズ第4弾。

    ついに、栞子さんの母親、千恵子さんが姿を現します。そして、江戸川乱歩の作品を巡って、栞子さんと母親の謎解きバトルが白熱しています。憎んでいる母親に負けじと、自分の推理で、母親を言い負かしたい栞子さん。いつもより饒舌でしたが、痛々しい。何だか、一人相撲をしているようでした。

    栞子さんと、五浦さんの関係もとても良くなってきました。五浦さんは、本にあまり詳しくありません。文字を長い時間読むと気分が悪くなってしまうという、体質を持っています。本当は読みたいのに、読めない。でも、謎解きとなると、本に詳しい栞子さんとは違う角度から、疑問点をぶつけていきます。そこが、解決の糸口になることがあります。とてもいいコンビです。
    ただ、二人の仲が親密になるにつれて、栞子さんの元気がなくなっていくような気がします。一体、理由は何なのか?次巻を読みたいと思います。

  • シリーズ四弾は丸々、江戸川乱歩がテーマとなった話。
    いつも思う事だけど原作を知っていればより楽しめるのかなと思う。
    栞子と智恵子の親子体験もあり、この二人の関係性は今後どうなっていくのか。
    大輔と栞子の恋の行方と共に気になるところだ。

  • 2022/05/23読了
    #三上延作品

    古書にまつわる日常の謎解き。
    第4弾。
    続きが気になりすぎて連続読破。
    栞子さんと母親がついに再会。
    今回は謎解きパートもとても面白くて
    とてもよかった。
    五浦さんとの距離もずいぶん縮まり
    こっちの展開も楽しみです。

  • ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~
    著者:三上 延

    ---

    **あらすじ**
    日本で一番愛される文庫ミステリ、待望の第4巻。
    珍しい古書に関する特別な相談──謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その家には驚くべきものが待っていた。
    稀代の探偵、推理小説作家・江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいという。
    金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが──。

    ---

    **感想**
    シリーズ第4弾となる本作では、ついに栞子の母・智恵子が登場します。初登場ながら、その存在感は圧倒的で、不気味さすら感じさせるキャラクターです。大輔が彼女に対して警戒心を抱くのも納得できる描写が続き、物語に緊張感が増していきます。

    今回の依頼は、江戸川乱歩の膨大な古書コレクションを譲り受けるための条件として提示される「謎の金庫の解錠」。乱歩の世界観や作品に絡んだミステリー仕立てとなっており、謎解き要素が濃厚で読みごたえがあります。シリーズのなかでも特に「古書と人間ドラマと謎解き」のバランスが絶妙で、推理小説好きにはたまらない一冊です。

    また、栞子と大輔の関係性にも微妙な変化が見られ、人間関係の面でも物語が一歩進んだ印象を受けます。二人の距離が少しずつ縮まっていく様子には、読者としても感情移入せずにはいられません。

    栞子と智恵子、母娘の過去や確執がどう描かれていくのか、そして大輔がその間でどう動くのか──次巻の展開がますます楽しみになる一冊でした。

  • ベストセラーのビブリア古書堂も4冊目。
    短編連作だったこれまでと違い、一作でまとまった長編になっています。

    というのも前もって知っていたし、ドラマの最終回で、事件のあらましは先に見てしまったんですが。
    江戸川乱歩がテーマというのはやはり楽しいですね。
    作品を紹介しながら、謎解きが展開。
    少年探偵団の一作目「怪人二十面相」が昭和11年に書かれたとは!
    (二・二六事件の年だそう)
    大輔ならずとも、そこまで古いとは驚きます。
    その後、手直しもしつつ発行されていたので、子供が読んでも違和感がさほどない内容になっていたよう。

    江戸川乱歩のコレクションをもつ姉妹から、依頼が来ます。
    慶子という姉のほうが鹿山明という邸宅の持ち主の愛人だったらしいが、当主が遺した金庫が開けられないという。
    そこには大事な品が入っているという遺言だったのだ。
    それはもしかしたら、乱歩の直筆原稿?!

    鹿山明の家族は鎌倉に愛人がいて別邸があったことを知らなかったようで、連絡しても相手にされないという。
    そちらに出向いた栞子は、鹿山氏の生活にあった隠された意味を見つけ出します。
    鹿山明と慶子は、栞子の母・智恵子と取引があったのだった‥

    ヒトリ書房の店主・井上も、この鹿山家と意外に深い関わりがあるとわかり、急に人間味があるように見えてきます。
    栞子の母親には、昔ひどい目にあわされたっていうことなのね^^;

    主役級の人物は俳優さんとけっこうイメージが違うので、微妙にだぶるけど~別な世界。
    10年も失踪していた母親・篠川千智恵子がいきなり登場。
    ミステリアスな雰囲気は、小説のほうが濃厚です。
    金庫を開けるのを手伝うと言い出すのだが‥

    なぜ家庭を捨てたのかはまだ謎だけど~妹の文香は素直に会いたがり、意外にあっさり受け入れる。
    栞子のほうが、本質的には母親に似ているんでしょうけど、怒りを抑えられない。

    母親はなぜ突然現れたのか?
    栞子の気持ちはどう動くか。
    そして大輔と栞子の仲は‥?
    それなりに進むので、ほんわりと嬉しい気分に。
    物語は後半へ進むようです。

    • kwosaさん
      sanaさん!

      この4冊目は江戸川乱歩がテーマということもあって、乱歩作品のようなちょっとミステリアスな雰囲気や、遊びのある仕掛けがあって...
      sanaさん!

      この4冊目は江戸川乱歩がテーマということもあって、乱歩作品のようなちょっとミステリアスな雰囲気や、遊びのある仕掛けがあってなかなか面白かったですよね。

      僕自身は江戸川乱歩は短篇集くらいしかまともに読んでいなくて、なんとなくわかったつもりになっていました。
      ところが「ビブリア4巻」の予習のつもりで『孤島の鬼』を読んでみたら、これが圧巻。
      凄すぎて土下座をしました。
      大乱歩などといまだにいわれるのもわかります。

      読書の新しい扉をひらいてくれるのも「ビブリア」シリーズのいいところですよね。
      そういう意味では sanaさんの本棚もかなり参考にさせてもらっています(海外ミステリで読みたいものがいっぱいあるんですよね)。
      2013/07/07
    • sanaさん
      kwosaさん、
      コメントありがとうございます~!

      そうそう、江戸川乱歩の作品がいくつも取り上げられていて、本にも色々版があるという話から...
      kwosaさん、
      コメントありがとうございます~!

      そうそう、江戸川乱歩の作品がいくつも取り上げられていて、本にも色々版があるという話から、二つの邸宅に住む人々、金庫開けのための謎解き、何が入っているのか? そして‥と乱歩らしい雰囲気があって楽しめましたね。

      乱歩は短編集もいいですけど~
      「孤島の鬼」! お読みになりましたか☆
      これはもう絶対、おすすめです。
      ものすごいんで~圧巻ですよね。大乱歩、確かに。
      私も全作品読んでるわけじゃないですけど。

      ビブリアはいろいろ渋いところをついてくるので、こんな作品もあるのねとまた手が伸びますよね~。
      わあ、この本棚を参考にしてもらえたら、こんな嬉しいことはありません。
      これからも何が読めるか楽しみですね~よろしくお願いします♪
      2013/07/08
  • 江戸川乱歩の古書を軸に動く様々な人間模様が描かれた回。
    それは篠川家も含めて。
    プロローグから登場した篠川家の母智恵子。
    今作は彼女も多く登場していて。
    10年間姿を消していた理由。その間の家族の情報など。
    終盤で片鱗が見えたかな。
    江戸川乱歩が好きな人物が残した多くの謎。
    乱歩作品はあまり触れてこなかったけど、今回も惹き込まれていきました。
    篠川家の今後の展開もまた注目ですね。

  • 探偵小説が好きだ。でも猟奇的なものは苦手だ。
    だけど横溝正史は好きだ。なのに江戸川乱歩は苦手だ。

    いや、苦手というのも少し違う。
    おもわず目を覆いたくなるような描写があるにもかかわらず、覆った指の隙間から、そおっと覗き見てしまうような抗い難い魅力。

    横溝正史は好きだと言えるのに、江戸川乱歩が好きというのは何となく憚られる背徳感。
    自分の中の微妙な線引き。

    将来なりたい職業は探偵だった。
    それが無理ならスパイか泥棒だった。
    幼い頃の話だ。全く子供である。
    将来の夢は『仮面ライダー』もしくは『プリキュア』
    それと同じだ。

    ミステリマニアの方々のように、ドイルと乱歩の洗礼を受けた子供ではなかったが、学習雑誌に載っている推理クイズが大好きで、ダイイングメッセージや消える凶器にわくわくしていた。
    チェックの鳥打ち帽をかぶりパイプをくわえ、大きな虫眼鏡を片目にぎゅっと押し付け足跡をたどるイラストが、僕の探偵のイメージだった。
    浮気調査のために旦那のパンツにスポイトで試薬を垂らすのが仕事だとわかっていたら憧れたりはしなかっただろう。

    『ビブリア古書堂の事件手帖4〜栞子さんと二つの顔〜』

    今回、目次のタイトルになっている本はすべて江戸川乱歩。

    『孤島の鬼』
    『少年探偵団』
    『押絵と旅する男』

    新刊なので内容に関しては詳しく触れないが、多面性を持つ乱歩の作風の如く、稚気に富んだわくわくするような感覚とぞっとするような手触り、そしてあっと驚く展開が味わえるだろう。

    まさに新章開幕といった感じである。

    毎回思うことだが、取り扱われる古書のテーマがうまく物語にフィードバックされている。
    普通に読んでも面白いが、今回は比較的入手しやすい本ばかりなので予習をしておくともっと楽しめるだろう。
    さらっと流してしまいそうなメタファーにも気づいてほくそ笑むかも知れない。

    震災の影響が色濃く反映されているのが印象的だった。
    物語の中の時間も確実に進んでいる。そして人も成長している。

    「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」

    もう4巻を読んでしまった。5巻が待ち遠しい。
    なんて物語に耽溺している僕だけが、学習雑誌のあの頃から成長が止まっている。

    • nico314さん
      謎解きというよりも、緩やかな完全犯罪とでもいうのでしょうか。「子どもたちの長い放課後」(仁木悦子 短編集だったかと・・。)という本の中の話で...
      謎解きというよりも、緩やかな完全犯罪とでもいうのでしょうか。「子どもたちの長い放課後」(仁木悦子 短編集だったかと・・。)という本の中の話です。

      本では女子高校生たちが担任の男性教師を追い詰めていく話でしたが、TVでは夫を妻が追い詰めていく話でした。TVは小学生が見るのにふさわしいものではなかったと思いますが、「名探偵入門」のトリックにはない、人の心理の怖さを感じたのでした。

      トイレットペーパーネタですが、数年前「トリック」(仲間由紀恵と阿部寛)使われていましたよ。kwosaさんがリアルタイムで見ていらしたら、ずいぶん驚かれたことでしょう。
      「トリック」では「トイレツマル」が裏から見ると「イトフシムラ」というヒントであったというもの。

      繋がりネタをもうひとつ。
      映画「Wの悲劇」(薬師丸ひろ子です。ご存知でしょうか?)のストーリーにアーウィン・ショーの「夏服を来た女たち」の一編が使われていたのです。確か、最近訳者の常盤新平さんが亡くなられて思い出しました。
      2013/03/02
    • kwosaさん
      nico314さん

      仁木悦子さん、いいですよね。
      僕は、まだ『私の大好きな探偵』『黒いリボン』『赤い猫』くらいしか読んでないのですが、人間...
      nico314さん

      仁木悦子さん、いいですよね。
      僕は、まだ『私の大好きな探偵』『黒いリボン』『赤い猫』くらいしか読んでないのですが、人間をみる眼差しのやさしさのなかに、時折見えるナイフのようや鋭さ。油断しているとヒヤリとさせられます。
      『子どもたちの長い放課後』読んでみます。
      教えてくださってありがとうございます。

      「トイレツマル」なんてネタがあったんですね。驚きました。
      『トリック』のイトフシムラのエピソードって観た記憶があるんですけど、いろいろ作業しながらTVを流し観していたようで、肝心のその部分は全く覚えていません。
      なんかもったいないことしました。残念。

      『Wの悲劇』観てないんですよね。もちろん存在は知っていますよ。
      nico314さんに御紹介いただくと、俄然、映画も本も気になってきました。
      これからもいろいろ教えてくださいね。
      2013/03/03
    • しろコシオさん
      レビューコンテスト入選おめでとうございます!あらためて「いいね!」させていただきました。私自身も思いがけずのことでビックリしました。
      レビューコンテスト入選おめでとうございます!あらためて「いいね!」させていただきました。私自身も思いがけずのことでビックリしました。
      2015/01/19
  • ビブリア古書堂シリーズ、第4弾。

    鎌倉のお屋敷に、江戸川乱歩の膨大なコレクションがあった。
    これを譲る代わりに、金庫を開けてほしいという依頼者。
    金庫の鍵の在りかは?暗号の謎は?金庫の中身は?
    栞子さんの母親、智恵子さんも姿を現して・・・。


    江戸川乱歩というと、ポプラ社のシリーズを思い出す。
    市の図書館にずらりと並んでいた。
    私はその本棚を通り抜け、アルセーヌ・ルパンのシリーズを
    借りまくっていた。
    小学5年生の頃だったと思う。
    江戸川乱歩の本の表紙にはおどろおどろしさを感じ、手に取ることは無かった。
    それに比べてルパンの方はハンサムな青年や
    品のある紳士が表紙を飾っていて、随分洒落ていた。
    毎週、自転車で図書館に行って最初にルパンの本棚を目指し、
    まだ読んでいない本を探すのが、本当に楽しかった。
    冒険。友情。悪い奴に屈せず、弱きを助ける。決して人を傷つけない。
    とにかく、カッコイイ!
    本の中の人物に、恋心を抱いた最初の人でしたね、ルパンは。

    小学生の頃は、ひとつのものに執着して読むことが多かったように思う。
    一通り読んだら、憑き物が取れたように次のカテゴリーに移ったけれど、
    今でもルパンには愛着がある。


    そんなふうだったから、子どもの頃は名探偵になろうと決めていた。
    「探偵入門」だの、「君は名探偵」だの推理クイズを好んで読んだ。
    ああ、懐かしい。
    乱歩も読んでいたら、ビブリア4も、もっと楽しさが増したんだろうね。

    さて、本編に戻ると・・・。
    栞子さんと母親、母親と妹、文香。
    それぞれの過去から現在に至る感情の変化が読み取れる。

    「本当に、大きくなったわ・・・文香は」
    やがて、しみじみ言った。(P228)

    そう言った智恵子さんは、文香ちゃんが冷静さも備えながら、
    まっすぐ素直に育ってくれたとしみじみ感慨深かったことだろう。
    それと比べると、栞子さんの頑なさはどうだろう。
    よく似たもの同志、母親対して割り切れなさや許せない気持ちを隠せない。
    けれど本を愛するが故、惹かれてしまう気持ちもわかるから
    きっと恐ろしさも感じているのでは。

    人は良くも悪くも、最小の社会である家族の影響を大きく受けている。
    最も近いのに客観的になるのは難しい。
    栞子さん、いつか素直に認め合えるといいね。
    本当は離れていた10年も惜しいのでしょう。
    きっと最も分かり合えるはずの2人なのにね。

    ところで、サブタイトルの「~栞子さんと二つの顔~」の解釈は・・・?

    • nico314さん
      だいさん、こんにちは。

      乱歩って、少年少女向けばかりではないのですね。
      子供向けの本ですら、怖いと思わせる表紙でしたしね。

      食...
      だいさん、こんにちは。

      乱歩って、少年少女向けばかりではないのですね。
      子供向けの本ですら、怖いと思わせる表紙でしたしね。

      食わず嫌いして読まずに来てしまいましたが、
      まぁ、いいや、という気持ちになっています。
      2013/04/28
    • rk25147さん
      nico314さん、こんにちは!
      確かにこの本を読んでると鎌倉行きたくなります!
      古本の似合う、昔ながらの雰囲気を残したいい町なんでしょ...
      nico314さん、こんにちは!
      確かにこの本を読んでると鎌倉行きたくなります!
      古本の似合う、昔ながらの雰囲気を残したいい町なんでしょうねー。
      ドラマのロケ地で賑わってるカフェも、とても感じが良さそうですね♪
      2014/06/04
    • nico314さん
      rk25147さん 、こんにちは!
      住宅地に続く路地、自然地形を生かした切り通し。鎌倉に繋がる駅の名前。
      目の前に風景が広がる描写が読...
      rk25147さん 、こんにちは!
      住宅地に続く路地、自然地形を生かした切り通し。鎌倉に繋がる駅の名前。
      目の前に風景が広がる描写が読んでいてとても楽しいです。
      2014/06/04
  • シリーズ第4作。
    1巻を読み始めた頃は、文章にやや読みにくさを感じていたが、数日前にも関わらずそんな頃がもはや懐かしいくらい、馴染んでしまった。
    むしろ気がつけば、おもしろくておもしろくて、次から次へと読みふけっている今日このごろ。

    3巻までは1話ごとに違う事件スタイルだったが、4巻は江戸川乱歩の本が絡んだ長編に。
    ビブリア古書堂の現店主は栞子だが、栞子を凌ぐ古書知識と推理力をもつ母親の智恵子。
    その智恵子をこちらも警戒するあまり、他の要素を疑う視点が、完全に弱くなっていた…
    次から次へと繰り出される展開に、1冊を通してやられっぱなしだった。
    しかも、3巻感想で書いたテナルデイ軍曹(密通者)の真相に、まんまとひっかかってしまった…
    もはや3巻の感想が恥ずかしい…

    江戸川乱歩と言えば、わたしも小学校高学年の頃、何回も読んだ懐かしのシリーズ!
    しかしその割に、全くと言っていいほど話を覚えていないこの記憶力のなさ!(泣)
    しかし、時代によって刊行していた出版社が違うなんて…全然知らなかった…
    「人間椅子」は、小説ではなく短編ドラマで見たことがあるけれど、本当に怖かった…凄い話だ…
    「押絵と旅する男」も、読んだことはないのだけれど…なぜか、あらすじは知っていた…どこで知ったのか思い出せない…

    4巻を読み終わってみれば、ビブリア古書堂シリーズの続きが読みたいだけでなく、江戸川乱歩作品まで読みたくなってしまっていた。

  • 感想
    妹からクラクラ日記を手に入れた栞子と、突然現れた母親。大輔から栞子にデートして欲しいとの申し出。サイドストーリーの方が気になる。本筋かもしれないが。

    問題の解決と共に、母親のことなどで新情報があり、進展があった。キャラクターの人間関係やその人となりが少しずつ明らかになる点も気になる点である。

    あらすじ
    昔の常連客だった人から、相談事があると屋敷に呼び出された。そこには依頼人の来城を託っていた鹿山という男性が集めた江戸川乱歩のコレクションが集まっていた。来城は金庫の中にある貴重なコレクションを見たいといって、栞子に金庫を開けるように依頼する。

    金庫を開けるにあたって先代の鹿山明を知るために、鹿山の息子や娘、ヒトリ書房の井上、栞子の母親など色々な人を巻き込んで何とか鍵と暗号を見つけ出し、金庫を開ける。最後に来城の本当の狙いを知ることに。

    エピローグでは栞子の母親に情報を流していた人物と母親が古書を追い求めて家を出たことが志田から明かされる。

  • シリーズ4作目。
    シリーズは初の長編。
    母親初登場。
    今後どのように絡んでくるのか。
    江戸川乱歩読んだことないので読んでみたくなりました。
    からくりは男のロマンですね。
    ヒトリさんの過去も少し明らかに。

  • ビブリア4冊目。
    今回は1冊の長編でした。
    この回にてお母さんの智恵子さん登場。
    栞子さんの本に対しての知識ってすごい!と
    思ってましたが、母はさらにすごいし、なかなかのやり手。

    今回は栞子と、五浦くんの恋の進展も?!
    まぁカメが歩いてるかのような、ゆっくりな進展ですが・・
    恋に関しては全く鈍感な栞子さんが何ともかわいいです。

    江戸川乱歩は、幼心に怖いイメージしかなく、未読。

  • '24年12月16日、AmazonAudibleで、聴き終えました。シリーズ、4作目。

    今回は、シリーズ初の長編で…ビックリしてしまいました。そして、馴染み深い、江戸川乱歩!

    もう一つビックリしたのは…いきなり、お母さん!僕的には、「感じ悪ぅ…」い女性として、描かれていました。ナレーターの方も、上手いなぁ(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠)

    次作が、楽しみ!栞子さんとダイスケ君も、いい感じになってきて(⁠♡⁠ω⁠♡⁠ ⁠)⁠ ⁠~⁠♪みんな、どうなっていくんだろう?少年のような、心のトキメキです。⁠◕⁠‿⁠◕⁠。

  • このシリーズも4冊目。今回は江戸川乱歩の小説に絡んだお話。江戸川乱歩は名前はよく聞くけど、読んだことはないような…
    で、正直栞子さんのお母さんのキャラが好きではなく、4冊目もあまり好きにはなれない感じでした。まぁ、物語の中だからなんでもあり、と言えばそれまでですが、本のために子どもをおいて家を出る、とか全く理解できないし、共感もできなくて、彼女にはそこから拒否反応がある気がします。なので、お話自体もどうも苦手でした。ごめんなさい。
    ただ、最後に大輔くんがやっと告白できて、そのことはとても微笑ましくて嬉しかったです♡
    弟の蔵書は4冊目までなので、とりあえずこのシリーズは休止です。
    次も弟の蔵書を読む予定♪♪

  • ついに栞子さんたちの母親が現れる。
    本に関する謎解き対決のような感じになって、目が離せない。
    ヒトリ書房と和解?できて良かった。
    江戸川乱歩に興味が湧いた。

    参考文献の数が凄まじくて、これだけの下調べをした本を楽しく読ませてもらっていることがありがたい。

  • ビブリア古書堂第4弾は長編、題材は江戸川乱歩。
    子供の頃、少年探偵団シリーズは夢中になって読んだ覚えがあります。

    不思議とその内容まではあまり思いだせないのですが。。
    その他、マガーク探偵団やズッコケシリーズ、ルパン、ホームズなど。

    で、今回は栞子さんの母親が本格的に登場、伏線が伏線を呼びます。
    初の長編でしたが、長さを感じずに一気に読了しました。

    何かを大事に思うこと、それは執着の裏返しでも、と。
    人はそれを得るためであれば、全てを投げ打つこともできるのでしょうか。

    物語も後半に入ったとのことですが、、ふたりの関係も徐々に。

  • 久しぶりに読むビブリアシリーズ。テンポよく読みやすかった。江戸川乱歩の作品を もっと読んでみたい、という気持ちにもなった。

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著者プロフィール

『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが累計700万部を超えるベストセラーとなる。同シリーズで、文庫作品初の『本屋大賞』候補、『本の雑誌』が選ぶ「この40年の書籍 第1位」に選ばれるなど、幅広い層からの支持を集める。

「2022年 『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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