ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.87
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本棚登録 : 9964
レビュー : 1238
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048914277

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ初の長編。江戸川乱歩を題材にしていて、読んだことがなくてもなんとなく親しみやすい。読みごたえがあって面白かった。シリーズの中で、この4冊目は起承転結の「転」のような感じがする。栞子さんと五浦くん、栞子さんとお母さんの関係もそれぞれ転じてきており、そろそろどこかに落ち着くのかなと想像する。

  • 初の長編は乱歩がテーマ。栞子さんとお母さんの対決もさることながら、乱歩にまつわる薀蓄や謎解き満載で面白い!
    乱歩に取り憑かれた、あんな人がいてもおかしくないような気がしてわくわくもした。
    妹の文香が大人だな・・・栞子さんと大輔の仲も安心できる。
    お母さんの登場で謎がまた増したような気もするが、最終章へ向かっていくという今後が楽しみだ。

  • 今までの短編集から今回は長編へ。誰もが知っている「江戸川乱歩」が題材と、入口はとっても広いようでしたが・・・来ましたよ、スターウォーズ並みの母娘対決が。どちらもすごいフォースの持ち主ですが、軍配は漁夫の利。
    著者はお母さんが好きなようですね、徐々にいい人化しているように感じました。
    それにしても、既存の本の取り入れ方が、他の似たような本に比べると群を抜いて素晴らしく、やはりとても面白いです。

  • 今回は江戸川乱歩を巡る長編。
    栞子と大輔は、互いの影響が無意識のうちに出始めたらしく、変化が訪れている。
    二人とも恋愛に対して免疫なさすぎじゃないのかしら。まるで中学生同士の初恋みたい。
    ちょっと引っ張りすぎじゃないかと。そろそろ落ち着いて欲しいものです。
    ベールに包まれていた栞子のお母さんの存在は、今巻で明るみに。
    神出鬼没で、自分の欲望に忠実。いわゆるフリーダム。
    こんなお母さん、そうそう居ないよね。ここら辺がファンタジーである。

    そういえば、小学生の時の読書感想画という課題があり、1枚だけ私の印象に残っているどなたかの作品があった。
    ダークカラーの背景にひとつ置かれた椅子。その真ん中にはカッと目を見開いて、口角が裂けたように不気味に笑う人間の顔。
    まさしくタイトルは「人間椅子」
    あぁ、乱歩の小説だったのか。
    あのおどろおどろしい絵は、ン十年経っている私の脳裏からも、消えることはない。
    小説もきっと、おどろおどろしいんだろうな……
    そういうのは苦手なので、私は読まないけれど。

    • kwosaさん
      永遠ニ馨ルさん

      小学生の読書感想画で、題材が『人間椅子』
      そして、その絵。すごいですね。

      江戸川乱歩『人間椅子』
      僕も読むまではもっとお...
      永遠ニ馨ルさん

      小学生の読書感想画で、題材が『人間椅子』
      そして、その絵。すごいですね。

      江戸川乱歩『人間椅子』
      僕も読むまではもっとおどろおどろしいものを想像していたのですが、独特の不穏な空気はあるものの意外にスマートで気の利いたミステリでしたよ。

      「永遠ニ馨ル」って素敵なお名前ですね。
      是非、フォローさせてください。
      2013/03/08
    • 永遠ニ馨ルさん
      >kwosaさま
      HNを褒めてくださり、ありがとうございます。

      それから私の文章が稚拙で、誤解を与えてしまったようです。申し訳ない。

      「...
      >kwosaさま
      HNを褒めてくださり、ありがとうございます。

      それから私の文章が稚拙で、誤解を与えてしまったようです。申し訳ない。

      「人間椅子」は、私が小学生当時に行われた学生向けの読書感想画コンクールに入賞していた作品で、中学生か高校生の方が描かれたものだったと記憶しています。
      すごい絵を描く先輩が居るんだなぁ……と、絵が下手の横好きな私は小学生ながらに自分の画が落書きに見えるくらい落ち込んだので良く覚えているんです。
      やっぱり才能がある人の作品というのは違うんですね。
      2013/03/08
  • 相変わらず楽しく読ませていただきました!
    そして江戸川乱歩についてめちゃくちゃ詳しくなった気がしてます(笑)

  • 北鎌倉にある「ビブリア古書堂」シリーズ第4巻です。本巻は、これまでの短篇集と異なり長編です。しかも、今回のテーマは江戸川乱歩!!ついにミステリーの巨匠の作品が取り上げられました。きちんとミステリーっぽくて、この巻が一番好きかもしれないです。ここまで登場したキャラクターたちの意外な繋がりが、このシリーズにさらに奥行きをもたせていると感じました。また、今まで謎に包まれていた母親も登場し、シリーズ後半戦の展開がとても楽しみです。早く次巻が出てくれるとうれしいな。個人的に大輔と栞子の恋愛話が邪魔だった気が…。

    • ecruさん
      >キャラクターたちの意外な繋がりが、このシリーズにさらに奥行きをもたせている

      私もそう感じました。

      あ・大輔と栞子の恋愛話の件も同感です...
      >キャラクターたちの意外な繋がりが、このシリーズにさらに奥行きをもたせている

      私もそう感じました。

      あ・大輔と栞子の恋愛話の件も同感です。
      (恋愛話はスピンオフで書いて頂いても良いかな~と、思っています)
      2013/03/14
    • 中井イリアさん
      >ecruさん
      コメありがとうございます。
      いつもは恋愛話が特別に気になることは無かったんですが、今回はお母さんが出てきたり、ヒトリさんがい...
      >ecruさん
      コメありがとうございます。
      いつもは恋愛話が特別に気になることは無かったんですが、今回はお母さんが出てきたり、ヒトリさんがいい人だったりと内容がギュギュッと詰め込まれてたんで、これ以上話をややこしくしないで~って感じでしたw
      2013/03/14
  • ビブリアシリーズ4冊目。発売日の朝に購入し一気に読んだ。前回までは短編だったが、今回は長編。江戸川乱歩コレクターに関する謎を解くお話。
    栞子さんの母・智恵子さんが出てきたり、ヒトリ書房との関係が詳しく分かったり…今回のテーマ以外にも以前からの謎が少し明らかになり、また栞子さんと五浦くんの関係もこれまた少し進展したりで、大変面白く読めた。

  • 本好きにはたまらない、この一冊の本でまた次、これが読みたいという欲求が止まらなくなる。江戸川乱歩の作品は少年探偵団シリーズしか知らなかったが、それ以外に多くの著書を執筆しており、機会があれば手を伸ばしてみようと思った。

    それにしても本の内容は素晴らしいのに、なぜドラマ版における栞子役が剛力さんなのか。剛力さんの事、別に嫌いではないのだが、原作から入ってしまっているせいでミスキャスト感が否めない。

  • 待望の4巻。
    栞子と大輔の恋愛話はあっさり書きすぎじゃないのかと思うが、江戸川乱歩にまつわる話や、作中でそれに基づいた謎解きは夢中になりました。

  • 江戸川乱歩に関する古書を巡っての長編作品。
    文章が読みやすいので、長編だがさらっと読めてしまう。

    この本を読んで江戸川乱歩に興味を持ったので今度読んでみようと思う。
    本から本を紹介されるなんて思ってもみなかった嬉しい事柄。

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著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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