ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 9957
レビュー : 1237
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048914277

感想・レビュー・書評

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  • "今回の古書は江戸川乱歩さんの作品群。若い二人の恋の行方と合わせて最後まであきさせない。
    江戸川乱歩さんの活躍した時代を個人的に勘違いをしていた。自分も幼いころ1冊程度は目にしている。
    結構昔の作家なのですね。"

  •  今回の題材は江戸川乱歩。長編で謎を追う。
     栞子の母である智恵子が登場して、これからどうなるのかなといったところ。話の内容はあまり強くない物が多いので途中でダルくなる。ヘビーな物語が読みたくなるが、その辺は我慢して読み進めて行く。絶賛の声が多いこのシリーズだが、読みやすい以外にいいところはあるのだろうか。キャラクターの動きも単調だ。あと親子の話が多い。江戸川乱歩で話を作るなら、少年少女を出しても良かったのではないか。
     色合いが見えない文章は読んでいて辛い。どんな文章で色が見えるのかわかりにくいが、キャラクターがテンプレすぎて、それを表す言葉が似た様なものだと見えにくい。

  • 何年も前に自分で買ってあった本。
    積読状態にしてあった間にドラマ化までされてしまった。
    まもなく映画も公開されるというので、その前に残りを読んでおこうかなと手に取ってみた。

    今作では江戸川乱歩に関するお話。
    ようやく母親と対面。
    おぼろげな記憶ながら、ドラマで使われた話だったと思う。
    やはりミステリーは先に話がなんとなくでもわかっていると面白味にかける。
    とはいえ、それでもすんなり読めて結構楽しめた。
    軽く読むのにちょうど良いかと思う。
    なにより、初巻からずっと、出てくる本が読んでみたくなるのは確か。

  • シリーズ第4弾。
    シリーズ初めての長編。
    今までは、訪れるお客さんの悩みを解決して来たビブリア古書堂だったが、今回は大きなお屋敷に呼ばれ、江戸川乱歩の希少古書を引き取らせる代わりに、開かずの金庫を開けることを条件とされる。
    作風は今までの人のちょっとした行動から、謎を解いていたものとは異なり、今回は結構本格的なミステリー仕掛け。
    敵対していたと思われていたヒトリ古書店の井上とも関係が修復し、これまで行方不明だった栞子の母もガッツリ絡んでくる。
    内容は終始、乱歩の本に関することで、子供の頃から怪人二十面相を読んでいるものには、堪らない内容。
    人間椅子とか、子供心にすっごいドキドキしたタイプ。
    母とのわだかまりも、少し溶け、この先は大きく物語が動くのかなぁ。

  •  江戸川乱歩のコレクションを譲る代わりに、謎を解決してほしい、という依頼が栞子の母親宛に舞い込んでくる。
     長く母親が不在であるため、栞子が代わりに対応することになるが、そこに現れたのは母親の智恵子。
     長く、家を空けていた彼女は、戻ってきていきなり栞子の一回り先を行くように、謎解きを行う。
     最終的には、栞子さんが勝ったように見えるけれど、そのあとに、衝撃の可能性を示唆されてしまう……。
     衝撃を受け、魅力的な誘いを受けた栞子はそのまま母親の智恵子について行ってしまおうとするが……

     という話でした。
     全編通してこの話でした。
     それ以外は一切、載っていない。
     でも、それだけこの話が重みをもつってことなのかなあ……と勝手に考えています。

     いろいろ衝撃的な話があり、新たな母娘関係を築くのだと思いますが、最後がどうなるのか、とても楽しみな話でした。

  • 長編。自分の知っている二十面相シリーズはポプラ社のもの。懐かしくて読みたくなった。本を読ませてもらえなかった妹に本は譲られたのだろうか気になるが本質的な話ではないなあ。

  • 一冊を通して乱歩編。少々冗長ではあったが非常に良く練られたストーリーに智恵子が絡みとても楽しませてもらった。猛烈に乱歩を読みたくなる話。

  • 読み終わってから、長編だったんだと気付いた。
    まぁ読みやすいし、乱歩が題材だったし、お袋さんも出てきたしね。
    せめて、作中で取り上げられる乱歩の作品ぐらいは、先に読んでおきたかったな。

  • 【最終レビュー】

    映画化原作本。

    シリーズ・第4弾。図書館貸出。

    *今作(第3弾)までのアーカイブ・既読レビュー

    https://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4048866583

    前作(上記のラスト)の流れの続き

    3.11が発生した頃からの物語。

    消息不明だった、母親との再会。

    今作は、江戸川乱歩にまつわる話が土台。

    ある方の発したこのメッセージ

    〈まだ、知らないものが、この世界にはいくらでもあるのよ〉

    このメッセージに込められた

    究極に究極を極めた

    [江戸川乱歩~振り幅の広いスタイルの『作品の数々に秘められた世界観』]

    隅から隅まで、ひとつふたつ、とことん、掘り下げられていく描写と重ね合わせるかのように

    〈情緒的、深みある、ある乱歩コレクターの表と顔を持った人物像〉を通して

    複雑な家族間の図と共に、古本の作品に隠された

    〈トリックとミステリーの融合〉

    栞子さんの視点を軸にしながら、普遍的かつ冷静に解き放っていく展開です。

    同時に

    大正~昭和の懐かしい、好奇心を注がれるアイテム

    例えば、雑誌の付録についていたグッズ・特典(玩具・手帳等)だったりと

    自身も幼少時、少女雑誌コミックについていた付録(ノート等の可愛いグッズ)

    があった時、手にしていたのと同様、心理状態そのものは、至って変わらないなと思えたりもしながらも

    乱歩の膨大な作品の未知の数々に

    ただただ、言葉を失っていたといっても過言ではないこと。

    つくづくと痛感したといえる内容でした。

    ただ、進んでいく展開の歩が、今後、本格的に動き始めていく

    『伏線』も幾つかあり

    いよいよ

    山場一歩手前といった雰囲気が、にじみ出てきた感じが表面化しつつ

    後半の流れへ向かう様相です。

  • 江戸川乱歩への好奇心が再燃。このシリーズを読んでいると、自分が大量の本たちに囲まれているような錯覚に陥る。それが心地良い。

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著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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