ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 9963
レビュー : 1238
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048914277

感想・レビュー・書評

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  • 本を巡る物語であり、それに魅了された人の妄執の物語でもある。ここに出てくる女性は『オタク』である。しかもそれに没頭し、それ以外はどうでもいいある一線を超えた化け物である。だからこそ、不快であり不気味なのだ。にも関わらず、親子関係と男女関係と己が魅了された趣味がからみ、栞子さんがとった選択が心地よいと同時に残念でもある。化け物が幸せになれないのならば、化け物にならなければいいじゃない。そんな物語。

  • 今回は江戸川乱歩。今までに比べ愛読者も多く、敷居が低くなった印象。

    乱歩作品のなかでも、少年探偵団シリーズがメインなので…

    栞子さんの母、篠川智恵子のインパクトで持っていかれる巻です。

  • 江戸川乱歩の著作が軸となっていました。
    なんだかんだ昔の文学作品にふれていないので、すごく興味がわきました。

    何かに夢中になることは素敵だけど、代償もあるんだな。

    また一人の人間がいくつもの異なる顔を持っているという話をうまーく乱歩と関連づけていてよかったです。

  • 鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。
    変わらないことも一つある──それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき──。

  • ついに母親が登場しました。

    私も人並みには本が好きな人間ですが、そのために何もかも捨てていいとは考えたこともないのでなかなか共感しにくいですね。

  • 1冊まるごと、江戸川乱歩の本について。
    栞子さんと大輔の関係にもちょっと変化が…?!

  • 次は江戸川乱歩を読もう。そう思わせる内容。
    文の繋ぎ方というか、一瞬一瞬の描写の仕方がうまいなぁと。無機質な事実の並列ではなく、一見関係のない様子の描写がしっかりと物語を前に推進させている。世界の目の付け所が違う。物語を進めるという概念が根本から違う。いやあ平凡に見える叙述の中に確実に非凡が隠れているなあと。

  • 今回は長編で江戸川乱歩がテーマ。
    乱歩の膨大なコレクションを持つ人物からある金庫を開けてほしいと依頼された栞子さん。成功すればそのコレクションを買い取れるということで引き受けたのだが…
    作中では初期の探偵小説から少年探偵団まで乱歩の様々な作品が紹介され、また登場人物たちが子供の頃に乱歩を読んでワクワクした思い出などを語るのが楽しい。前作から存在感がどんどん大きくなってきたあの人もついに登場。ラストも次作に期待させる終わり方で楽しみだ。
    このシリーズを読むといつもこんな本屋に行ってみたいと思うが、今回は乱歩の蔵書であふれるこの書庫が羨ましい。特に『江川蘭子』は乱歩のパートしか読んだことがないので、全部合わさった本を読んでみたいものである。

  • 栞子のお母さんに対する気持ちが少しずつ良い方向に進んできて、途中はずっと変に思ってましたがラストで理解。 告白が一体どうなるのか、5巻が楽しみです。

  • ついに母親が登場。

    江戸川乱歩、読んだことがなかったけどすごく読みたくなった。
    まずは少年探偵団かな?

    1つ言えることは、栞子さんは絶対に剛力あやめじゃない!!

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著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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