ツッコミュニケーション 生活者を「相方」にするボケとツッコミの広告術 (アスキー新書)
- アスキー・メディアワークス (2013年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048915212
作品紹介・あらすじ
生活者が「笑い」に精通する今。彼らに訴求するには、企業はニュースを「ネタ振り(ボケ)」に、「ツッコミ」でリアクションする必要がある。「お笑い」をヒントに提案する、生活者を相方にした新しい企業コミュニケーション術。お笑い&ネットの達人との対談も収録。
感想・レビュー・書評
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圧倒的データ不足。今更こーゆー業界人がなんとなく社会を語る系の本に期待などあるはずもないのだが、案の定のオレオレ理論。事例紹介としてネットで多少バズった案件を取り上げて「twitterでこんなに反響が!」「facebookで多数の『いいね』が!」みたいな『いかに言及されたか』に終始し、それがどう売上その他実績に結び突いたのかがひとつとして出てこない。過去を分析するでもなく、未来のネットと広告のありようを占うわけでもなく、ただただ現在の事象をゆるく並べた、どこを切り取っても浅い一冊。
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まとめ方に無理を感じます。
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日常の中にボケを見つけツッコミながらコミュニケーションを取っていく。
お笑いやネットのやりとりを見ることで、
ココロのOSは日々アップデートされ目も肥えていく。
これをマーケティングに応用して行くというのは無理というかムリヤリ感があるが
今やそれをやらないわけにもいかないんだろうねえ。
ツイッターやらFBやらスピードとタイミング命のツールを活用し
時期を見極めネタの短い消費期限内で実践して行く、というのは
どんな企業でもできることではないし、
どんだけ影響があるのかもわからないけど
自分に関係のあるユーザーにだけピンポイントで届けば
十分に元が取れるってことなのかもしんない。
関係ない人にとっては、たった4日で消費される
スリリングで刺激的なネットのコミュニケーションなんて
知らないし、どうでもいいことが多いのかもしんない。
もはやネットに関わるコラムや評論を本で読むことに
どれだけ意味があるのか分からないけど
本にでもなってないと、今どうなってんのかを知る糸口すら見つけらんない。
まとめサイトったって山ほどあるんだろうし。
「ハナサケニッポン」の成功は分かりやすいし、いい話だと思うけど、
公私統合の例とするのはどうだか。
博報堂のコピーライターにとっては別のものでも、
一般の人から見ればこの公私はほとんど区別がないように見える。
平井善之との対談が一番面白かったかも。 -
博報堂コピーライター、タカハシマコトさんの本。
ニコニコ動画の生中継=ネタに対して、
全視聴者がコメント=ツッコミをする。
ネットが発達した今の時代、
「お笑い的コミュニケーション」を身につけた
「笑い」に精通した生活者たちを巻き込む
企業コミュニケーションをつくるため、
ご自身が手がけたハナサケ!ニッポン!の
誕生秘話やお笑い芸人さんとの対談など、
知識と経験、人脈を駆使しつつ、
あらゆる角度から“ツッコミュニケーション”の
ツボを解き明かしてくれる一冊。 -
ツッコミとコミュニケーションの合成語ではあるのだが、思ったものと違って、企業側からの消費者へのアピールの手法。
途中で興味を失い、取り止め。 -
「ツッコミュニケーション」をマス広告術に生かそうという話。
生活者を「相方」としてコミュニケーションをとる意識をもつこと、生活者の興味や行動にリアクションをとる(広告する)ことが大事。
個人的には、内容に反対するつもりは全くないが、仕事が広告業と離れているからか驚きが薄かった気がする。ん~て感じ。
ツッコミュニケーションのコツ
1.ツッコミュニケーションとは、「リアクション」である。
2.「スピード」と「タイミング」が命
3.「ツッコむ相手と場と見る目」を磨く
4.批判ではなく「愛」と「笑い」
いいリアクションをするには、公と私、そしてさまざまに異なる立場で得た情報を、自分の中で多面的なままにして取り入れることをすること(「公私統合」)が大事。 -
ツッコミニケーションをつくる4つのコツ
①ツッコミニケーションとは「リアクション」である
②「スピード」と「タイミング」が命
③「ツッコむ相手と場を見る目」を磨く
④批判ではなく「愛」と「笑い」
ネットの話題が注目を集められる期間は長くても4日程度
公私統合
ツッコミ役を担いづらいマス広告がツッコミニケーションと組んでキャンペーンを展開する方法
①ボケに徹して「ツッコミどころ」と「リアクションへの返し」を設計する
②マス広告で掘り出した生活者のインサイトにリアクションする
③初動のリアクションに、マス広告をかぶせる
企業が「降臨」する -
「ツッコミは愛」というフレーズは本質を突いていると思った。