失恋探偵ももせ (電撃文庫)

著者 :
制作 : Nardack 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 128
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048915533

作品紹介・あらすじ

「恋はいつか終わります-」そんなことを言う後輩の千代田百瀬に巻き込まれ、野々村九十九は「失恋探偵」である彼女に手を貸す日々を送っていた。-失恋探偵。それはミステリ研究会の部室を根城にして行われる、学校非公認の探偵活動。その活動内容は「恋に破れた人のために失恋の真実を解き明かす」こと。学校内で囁かれる失恋探偵の噂に導かれ、それぞれに失恋の悩みを抱える依頼人たちが二人のもとを訪れて-。第19回電撃小説大賞"電撃文庫MAGAZINE賞"受賞の、叶わぬ恋の謎を紐解く学園青春"失恋"ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 失恋探偵、という一風変わった、それでいて広がりを感じさせるシチュエーションの本作ではあるが、内容、文章ともにわりとあっさりとした読後感。個人的には女子高生が当たり前のようにメイクをしているという描写がとても上手い。大人びた幼さというのを丁寧な距離感で表している。若干ネタバレにはなるが「何故学校を休んで室内にいるのにメイクをしているのか?」という疑問があったが、ラストを読めばその真相はかなり味わい深い。ただ、難点を挙げるならそもそもが依頼とはいえ、かなり「下世話」な活動であり、その部分に対しての言及が無かったのに少々引っかかりを覚えた。だがそれら失恋探偵という活動の掘り下げは、次巻以降に十分期待できるし、それだけのポテンシャルを秘めた小説であるとは思います。

  • ライトなミステリー+ラブコメ、といった印象のライトノベル。

    4つの短編集としても読めるが、一応ひとかたまりの物語である。

    失恋探偵とは何か?

    失恋した依頼主が望む真実を解き明かす探偵。その真実は、フられた理由だったり、(元)彼が付き合いだした新しい彼女の素性だったりとさまざまだ。探偵である百瀬さんは、失恋を乗り越えるために、真実という杖を依頼主に手渡そうとする。たとえ、それがどれほど残酷な真実であっても・・・。

    という話に、ラブコメ要素が乗っかってきて、無事電撃文庫のライトノベルになっている。

    物語の方向感覚にはとても好感が持てる。文体も読みやすい。

    若干、ミステリー要素がライトすぎるきらいはある。ミステリー小説好きの方ならば、すぐさま伏線を発見することだろう。まあ、その辺を強く期待する小説ではないということだ。

  • 個々の事件は、依頼者の恋愛トラブル「失恋」の背後に何があったかを調べる、というパターンで構成されていて、なかなかどうしてミステリでした。基本的に人物や事件の要素が少なすぎて意外性には欠けるが、組合せに新鮮味があるという感じです。

  • 『恋』という気持ちが本当に大切なものなら、事実を知って、きちんと受け止めるのが誠実な在り方ではないですか……目をそらすのが、正しい在り方だとでも言うのですか……?

  •  「探偵」と銘打ってはいるが、ミステリとしてはすぐにオチが読めてしまう単純な展開で未熟。それ故にワトソン役の語り手が(ミステリ愛好者という設定なのに)単に頭の悪い男に見えてしまう。恋愛ものとしてはメインヒロインにもサブヒロインにも魅力がなく(あるいは魅力を描けておらず)、キャラクターを売りにするライトノベルの絶対必要条件を満たしていない。いろいろ残念な作品。

  • 絵師さんから購入しました。口絵を見た最初の印象から短編ものなのかなと思っていたのですが一概にそういうわけじゃなく一つの物語でした。本当は美人なのに頭を掻く癖があるヒロインが主人公と二人きりのときに髪型を直してもらうというシーンが度々ありましたが、二人ともまんざらでもなくその時間が好きみたいで二人の進展をすごく楽しみながら読みました。どうしてか行き違いになりつつも結局はお互いの気持ちを告げ付き合ったということで1巻完結作かと思いましたが続きがあるようなので読みたいです。二人の今後と、失恋探偵の行く末がとても気になっていました。

  • なんじゃこりゃー!めちゃくちゃかわいいじゃねえかぁー!!

  • なかなか探偵モノとしてそのあり方や心理などをしっかりと描いていて良かったと思う。    
    話の内容もどれもなかなかよくできていたと思う。   
    ちょっと描写不足の面も否めないけど、可愛かったので良いです。   
    男にはちょっとムカつきましたけどね。

  • 失恋ネタ専門の校内興信所を営む百瀬と九十九の話.ライトな推理もの+ラブコメな感じ.ラブコメの部分はなかなかバリエーション豊かで,特にギャルとの失恋話が面白かった.イラストは全然ギャルじゃないけど.ただ推理パートの部分がかなり安直で,物語のキーワードからすぐにネタが分かってしまうので,九十九がとぼけ役を通り越してただの頭の弱い男子になっている.でもラストの百瀬はとても突き抜けていたので★+1.
    ところで,口絵のカラーイラストとストーリーが完全リンクしているので,ネタバレを避けたい人はご注意を.

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著者プロフィール

第19回電撃小説大賞〈電撃文庫MAGAZINE賞〉受賞。同受賞作『失恋探偵ももせ』でデビュー。以降、電撃文庫・メディアワークス文庫で青春小説を中心に執筆。

「2019年 『三角の距離は限りないゼロ4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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