一つの大陸の物語 (下) ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~ (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2013年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048916004
作品紹介・あらすじ
トラヴァス少佐を乗せた軍用機が突如爆発。制御を失ったその機体は、人里離れたルトニ河に墜落してしまう-。その頃ロクシェ首都では、消息を絶った少佐が麻薬犯罪に関与したという疑惑が持ち上がり、過剰とも思える証拠が次々と明らかになっていくのだった。一方、やんごとなき事情により長年勤めた空軍を追われることになってしまったアリソン。将来に絶望したリリアを新聞部メンバーが助けようとする中…アリソンは「わたし、再婚するんだ!」と陽気に語るのだった。しかも、相手は既に死んでしまったはずのあの人で-。胸躍る"彼らの物語"ここに完結。
感想・レビュー・書評
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『アリソン』が出たのが11年前!!!懐かしい!!
本屋でなんとなく手に取って、あぁ、この男の子がこの女の子に振り回される系か?と。
よく見たらキノの旅の人じゃん!じゃあおもしろいだろうな。と買ったあの日…。
読んでみたら止まらず、読み終えても何度も読み返した。
それからずっとシリーズを追いかけてきたので、このオールスターは楽しくてしょうがなかった!
やっぱり『アリソン』が一番で、ヴィルとアリソンが一番大好きな自分としては、下巻の『ああ!!さすがヴィル!!!それでこそアリソン!!!!』な展開は嬉しかった。
『懐かしい男』が好きだった私は再会を心待ちにしてたけど、あの名前を呼び合った場面は正直涙ぐんだなぁ。
読み終わったあとはすごい満足した!
でももちろん続編があれば読みたい!
とりあえず、シリーズ終了ってことでお疲れ様です!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アリソンから続く長い物語のハッピーエンド。
長編を読了した時にしかえられない栄養素と多幸感があっていい作品でした。 -
完璧なハッピーエンド。
ちゃんと終わった本を久々に読んだわ。
ええ話やった。 -
「アリソン」から連なるシリーズを締めくくる素敵なエキシビション。あぁ、表紙も素晴らしい。中身はもちろん。
下巻はヴィルもアリソンもベネディクトも大満足の活躍ぶりで、いやもう長く生きてると良いコトもあるんだなぁと思ってしまいました。懐かしいあの顔も出てきてうわーってなりました。同窓会か。
…ちょっとトーンを戻しますが、個人的には著者の本は展開の持って行き方のバランス感がとても好きです。
結果的にとんでもないレベルの「ンなコトある!?」という展開になるものの、読み進めているうちはその不自然さを感じさせない。読み終わってから振り返るととんでもないコトだなぁと思うものの、爽やかすぎる読後感がそれを帳消しにして余りある印象になってしまう面白さ。
「キノの旅」では一味違う世界の設定とおとぎ話のようなパッケージングで展開の違和感を薄めていたけど、「アリソン」はそこらへん割と直球勝負で、著者の筆致や構成力を堪能できたのはこっちじゃないかなと思っています。
また、まだ、読みたいなぁ。。 -
本当にオールスターでびっくりしてしまった。
ヴィルを取り戻してくれたのは私の大好きだった親友くんで、出てきてくれたときは涙がでそうになった。
ちゃんとリリアにもヴィルのことが伝わってよかった!これで終ってしまうのは悲しい。まだトレイズの「約束」の話も決着がついてないし、メグセロの行く末もみたいなあ。 -
ふー…相変わらずタイトルがリリアの本名ばりに長いっ!気になったので上巻読んですぐ下巻読みました(笑。
懐かしすぎるキャラがてんこもりです。うーわーーー。楽しいぃぃ!!おもしろい!そしてもったいない!まだまだ話続けて膨らませてアリソンとヴィルを書いてください時雨沢さん!!
2014/09/13