なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキーメディアワークス
3.73
  • (38)
  • (70)
  • (74)
  • (8)
  • (0)
本棚登録 : 617
レビュー : 71
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048916202

作品紹介・あらすじ

お人好しの青年・波多野ゆかりくんは、あるとき謎の白うさぎと出会いました。いきなり喋ったその「うさぎさん」は、なんとその自慢の長い耳で人の『縁』の紐を結んだり、ハサミのようにちょきんとやったり出来るのだそうです。さらにうさぎさんは、ゆかりくんにもその『縁』を見る力があると言います。そうして一人と一匹は、恋人や親友、家族などの『縁』をめぐるトラブルに巻き込まれ…?人と人との"こころのつながり"を描いた、ハートウォーミング・ストーリー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 大学の自治会で才媛の先輩のもと雑用全般に奔走するゆかり青年と、人の縁の紐を結んだり切ったり出来る喋るうさぎさんの縁に纏わる日々が、等身大のほのぼのさで和む。憧れの人を描き続ける人、可愛い自転車の自作、故人との縁からの解放等。ごはんやゲームを要求したり、命の危機にぷるぷるしたりするうさぎさんが可愛い。

  • ふとした文章力に圧倒された作品でした。面白い設定の中で友情や家族、恋人を描いたストーリーは心温まるものになっていました。ウサギとのやり取りは楽しく、どんどんページをめくってしまうです。

  • 久々に再読。
    他の野﨑まど作品を知った後に読むと、とても同じ作者によるものとは思えません。でも、あったかいお話で、個人的にはかなり好き。
    続編として2巻も出ていますが、まだ続けば良いなあ、と思います。

  • なんだこれは!白野﨑まどか!メディアワークス文庫の王道みたいな話を書いちゃって!って、メディアワークス文庫だ、これ。

    と、読了後に不条理な叫びを発してしまったけど、「人の縁」をテーマにした四編の物語はとても楽しく読めた。なんとなく、主人公たちのキャラ分けや本来見えないものが見えて解決云々というプロットに既視感はあるが、それでありながら少しずつ表現をずらして面白くさせるのはさすがの著者の力量。

    毒の無さは物足りないがそれは詮無いこと。きっちりハートウォーミングしてたのが面白い。

  • 2013年4月メディアワークス文庫刊。4つの連作短編。アニメの原作者に野崎さんの名前を見つけて、この本に行き当たりました。4編とも、「それはなにかの縁だった」で始まる楽しいお話です。最終話が洒落ていて、「これも」と、うさぎが言う「なにかの縁じゃ」というフレーズが心に残ります。なぜうさぎなんだろう。

  • 西院さん有能すぎる。
    縁が見えたら人生楽ができるとか考えてきたけど、そんなことなさそうだし、むしろ辛いことの方が多そう。
    うさぎさんもゆかりくんの縁を突然ちょん切んなくてもよかったような気がする。
    でも、うさぎさん可愛すぎる。
    縁結びの苦労とエンゲル係数を引き換えにうさぎさんと一緒はちょっと悩む。
    ところで、ゆかりくんの大学のサークル活動おかしなのが多い気がする。
    大学ってどこもそうなの?

  • うさぎさんと一緒に縁を結んだり見守ったりな話。

  • 可もなく不可もなく。中村航とかああいう感じのさらっとした設定に小気味いい掛け合いが混ざる感じだった。
    短編仕立てだから仕方ないのかもしれないが、もう少しキャラに感情移入できるような何かが欲しかった。

  • 全編通してほっこりという、らしからぬと言えばらしからぬ、しかし随所のテンポはらしいとも言え。

  • 野崎まどといえばまとまったと見せ掛けてどんでん返しのどんでん返しで全部ひっくり返す作風に食傷気味だったけれど、これは普通にほのぼのいい話だった。
    縁をうさぎが結んだり、耳をハサミのようにして切ったりというのが設定として面白い。
    大学の奇抜なサークルの数々もいい。
    ちょっと泣けるいい話でよかったけれど、茶化した地の文が多くてうざかった。

    ところで、水面から生える二本のうさぎの耳は犬神家じゃないのか。
    八つ墓村って読んだことあったっけ?
    内容が記憶にないので、もしかしたら似たようなシーンが八つ墓村にもあるのかもだけれど。
    作家が間違えるか?
    わざとなのか?

  • 大学の生徒会的なところでデキる先輩・西院さんにコキ使われている主人公ゆかりくんは、ある日唐突に人と人とを結ぶ「縁」が見えるようになり、その縁を結んだり切ったりする神様のような「うさぎさん」と出会う。
    …うっかり自分と繋がっている誰かの縁を切られてしまったことから、それを結び直して貰うためにうさぎさんの手伝いをすることに。
    学園内の様々な、縁にまつわるエピソード。

    乙一でいう「白乙一」に相当するような、「白野崎まど」的なほっこり系作品。裏読みとか必要なく、適宜出てくる会話のセンスが野崎作品だなあと思いながらまったりする感じの。
    コンセプトはラノベの「神様の御用人」シリーズにちょっと似てるかなあと思った。

  • 面白くって一気に読んでしまいました!
    うさぎさんもゆかり君も大好きです。第2巻も買います!

  • 最近実際には見えないことや、聞こえないこと、ありえないことなどを題材にした物語を読むことが増えてる気がします。
    これも なにかのご縁でしょうか?

  • これも野崎まどさんの作品なのかと疑ってしまう、ほっこりした作品。ちょっとした描写、ほんの短いセリフの掛け合いで、思わず笑ってしまいます。第4話(西院さんのお話)はオススメです。
    うさぎさんの耳使いを見てみたいので、京都アニメーションで映像化して欲しい作品です。

  • 読み終わりました!

    うさぎさん。。かわいいですね//▽//
    ほのぼのしていて、シュールなところもあって面白くて


    だけど時に切ないのもあったりもして・・・
    ラストはもっと切なかった。:゚(。ノω\。)゚・。



    縁ってすごいですね。。
    私もなにかと繋がっているのかな
    繋がっていたらいいな・・・と色んなことを思わせてくれる
    不思議な本でした(〃^^〃)



    第2巻もあるみたいなので、続きがとても楽しみです!




    うさぎさん。。面白いです♪
    ゲームをするなんて、とってもシュール・・・

    それに意外とグルメなんですね。。
    「・・・このお肉美味しいのぉ」ってうさぎさんが言って
    ゆかりくんが「それ、うさぎのお肉なんですけど」という場面を
    つい想像しちゃいました(苦笑)



    うさぎさん「おかしくないか、おかしくないか」と突っ込んでたけど、
    ゆかりくんが通う学校、サークルの数すごいですね。。
    他にもどんなのがあるのか気になりました^^





    どうして喋る動物とか
    ほとんどおっさんみたいな喋り方なのでしょうか(笑)
    つい夏目友人帳のニャンコ先生を
    思い出してしまいましたww


    読んだ後に表紙を改めてみると分かるトリックも
    面白いです!
    まるで『オーダーは探偵に』の表紙のようで
    楽しめました☆

  • 答えが知れたら楽だと思うけど、知れないからこそ面白い。
    人と人の縁が見えるようになったお話。
    死人の縁、そういう形の縁もあるんだなって思いました。

  • 主人公以外には、普通のうさぎにみえるっぽい生物?とのはなし。

    ひも状に見える縁を切ったり、結んだり。

  • きれいな野崎まど。大学生活のあの怠惰で無限の可能性に満ちたワクワク感が縁というテーマで繋がってて清々しい気持ちになれた。

  • いいなー、ウサギ。

  • ある日、目に不具合を感じた。
    ある日、妙なものをみかけた。
    ある日…喋るうさぎと出会った。

    そしてうっかり太い縁を切られた(笑)
    それを修復してもらうため、がんばる主人公。
    そしてふと、切られたのに…という現実に気がつく。
    すぐに気がつかなかったという事は
    かなりの善人です。

    そして喋るうさぎは、日々の生活のグレードアップ化が
    素晴らしいほどうらやましいです。
    というより、貢ぎさんになっている彼女の手腕が
    突っ込みたいほど素敵です。
    これ、後でばれても正攻法でどうにかしそうな…。

    次々と繋いでいく縁。
    そしてすっかり忘れていた
    うさぎのもうひとつ出来る事。
    解放される、とは、まさにこの状態です。
    きらきらとした思い出になって
    いつかそっと取り出して。
    ゆっくりと、時間が流れる事でしょう。

    ……という綺麗な〆ではありましたが
    根本が解決されていません。
    結んで終了かと思ったら、まさかの捜索が!?w

  • 縁結びのうさぎさんの手伝いをすることになった大学生ゆかりくんの話。
    うさぎさんが可愛らしくて和む。

  • 再読。野崎まど、まさかのハートウォーミングな物語。こんなひねくれていない話も書くのかとびっくり。しかも良い。ひょんなことから人と人との「縁」が見えるようになった主人公が、縁結びの師匠うさぎさん(しゃべる、グルメにはうるさい、ゲーム好き)と縁結びしたりしなかったりする話。連作短編で、可笑しい掛け合いが多く楽しく読めるのだけど、どれも根底に愛があってぐっとくる。

  • 縁を見る人語を話すうさぎと出会った、大学生の男の子の話。色々な縁にほっこりする。
    2015/3/3

  • 縁を結ぶ人語を喋るうさぎと,大学生が人の縁をつなぐ連作短編集。
    乙女チックな内容だが,ところどころ入るシュールなツッコミがいい。

  • 表紙や作品紹介文と違うことなく。灰汁なく、不可なく。そつなくふんわり綺麗にまとまってる。似たような方向性の作品を見かけることが増えて食傷になりがちな昨今ではあるけれど、その中で奇を衒って味をゴリ押ししようとせず、胸焼けしない程ほどさが保たれてると思った。

  • 【お人好しの青年と不思議なうさぎが織りなす一風変わった『縁結び』の物語。】
     大学の自治会で忙しく働く毎日を送っていた青年・波多野ゆかりくんは、あるとき謎の白うさぎと出会いました。いきなり喋った彼もとい「うさぎさん」は、なんとその自慢の長い耳で人の『縁』の紐を結んだり、ハサミのようにちょきんとやったり出来るのだそうです。そしてうさぎさんは、ゆかりくんにもその『縁』を見る力があると言います。そうして二人は、恋人や親友、家族など様々な『縁』のトラブルに巻き込まれ……?

  • ウサギさんがかわいい。まずそれ第一。
    喋るうさぎさんに出会ったゆかりという主人公はうさぎさんとともにいろんな人の縁を結んだり切ったりしていくというお話。
    独特なのが異物であるうさぎさんに頼りきっていないところ、行動が自分の考え中心でうさぎさんはサポート兼愛玩動物として活躍。
    正直この設定は盛り上がらないなと読みながら思っていたのだが、西院さんのエピソードに入ってからはむしろそれが活きたシーンが増えて見ごたえがありとても気に入った。慌しくない世界観の中での二人は名コンビだと思う、見ていて暖かくなる。
    2巻も所持しているので早速読み進めたい。

  • 2014.09.25読了。大体1.5時間ぐらい。

    お人よしの波多野くんが人の縁が見えるようになり、うさぎ君と協力して(もとい脅迫されながら)、人々の縁に関わるお話。

    ほのぼのしていて、でも心温まるお話で、すごくいい読了刊だった!特に読みやすい文章、ちょくちょく入るユーモア気づいたら読み終わっていた。途中までは、少し物足りないかなと思っていたのだけど、最後の話はうまく伏線を回収して、全体として読んだ感はあったかな。

  • 読後感スッキリの、とても癒される作品でした。縁というテーマを上手く際立たせていた印象です。他の方のレビューにもあるように、この作者の著作としてはややインパクトに欠け優等生的に感じましたが、読んで損はないと思います。

  • 『know』とか『2』の方がずっと良い。ややインパクトに欠ける。野崎まど作品は読破せねばという強い意志を持った人以外は、特に読まなくて良い。

全71件中 1 - 30件を表示

著者プロフィール

『[映]アムリタ』が第16回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞、同作品にてデビュー。『know』が第34回日本SF大賞にノミネート、『バビロン』がTVアニメ化。ほか、TVアニメ『正解するカド』、劇場アニメ『HELLO WORLD』の脚本も手がけるなど、多方面で活躍中。

「2019年 『舞面真面とお面の女 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫)のその他の作品

野崎まどの作品

なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする