デュラララ!!×12 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1163
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048917469

作品紹介・あらすじ

壊れ始めた街、東京・池袋。罪歌で刺され自我を失っていく新羅。そして新羅を奪われた首無しライダーは怪物と化していく。正臣は泉井の手によりケガを負い、杏里の家を訪れた沙樹は彼女を問いつめていく。意識を失っていた門田は病室から消え、セルティの首は人の手を彷徨っていく。誰の意図かもわからず混沌とする池袋で、帝人が手に入れた力とは!?そして戒めを解かけた静雄が、ついに臨也の元へとたどり着き-。

感想・レビュー・書評

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  •  物語は大詰めに。

     新羅の危機に自我を失っていくセルティが怖いというか、切ない。
     でもって、最大の危機に結局のところ彼女のあるべき姿、多分新羅が一番望まない姿になっていくというか、帰っていくのが悲しい。
     が、彼女たちは美しい。

     反して、静雄VS臨也は…。
     
     適当な言葉をつなげて、人を翻弄して自分を誤魔化し続けていた臨也が初めて心根を吐露してるように思えるんだけど、でもそれも本当に本音であるとも思えない。
     が、臨也の歪みの半端なさはわかる。
     
     ねじ曲がりすぎて、一見まっすぐに見えてしまうほどの歪み。
     よくそれを抱いたままで、まっとうそうなふりして生きてこられたよと思う。

     うん、やっぱりセルティより、静雄より、なにより化け物なのは臨也なのだろう。
     とはいえ、臨也によってゆがめられてしまった竜ヶ崎くんが、このままですむわけないので、やっぱ、ラスボスは彼なんすかね。
     
     あー、なんかこれのテーマって「歪み」なんじゃないかって気がしてきた。
     皆、本来あるべきところから、踏み外してるわけじゃなくて、そのあり方がちょっと歪んだだけである。
     その歪みが集まった結果は、って話のように思えたきたよ。

     歪んでねじれて、あとはちぎれるしか、それしかないのかな。

  • 街が大変なことになってます。

    次巻で高校生トリオが和解してくれる事を期待してます。
    またあの3人が並んでいる所を見たいですね。

    臨也さんと静雄さんのガチの喧嘩(殺し合い?)はどうなるのか。
    セルティさんは…また新羅さんとの日々を取り戻してほしいです。

    それにしても、六条さんといい静雄さんといい、男前すぎて胸焼けします。
    でも、今回の1番のポイントはシューターです。
    いちいち可愛い。

  • セルティたちのもとにとつぜん姿を現わした鯨木に新羅が襲われ、「罪歌」に支配されてしまいます。そのことを知ったセルティは理性を失い、彼女の黒い影が街にあふれ出します。

    一方、正臣と千景の決闘の場面に突如姿を見せた泉井によって、両者の戦いはいったん棚上げとなります。さらに泉井は帝人のもとにも姿を見せると、彼との一対一の対談を要求し、そこで彼の背後にいる青崎から手渡されたあるものを、帝人に託すことになります。

    チャット・ルームにはブチ切れた矢霧波江が本名で現われ、帝人に姿を見せるよう繰り返し要求を始めます。さらに街には、罪歌の支配をねじ伏せた那須島隆志によって生み出された数多くの「子」たちがあふれ出します。

    ついにセルティが首を取り戻し、クライマックスに向けてのお膳立ては整った、といったところでしょうか。臨也と静雄の直接対決の行方と、帝人の決意がどのような形で実行に移されるのかが気にかかります。

  • 今まで話の上で交わることのなかった面々が池袋で起こる騒動を経て、集合しつつある。特についに対決することになった臨也と静雄。杏里も正臣も理解者を経て帝人に次の巻で会うのだろうか?。どんな結末になるかが気になってしょうがない。あと、タックルでフォークリフトをどかしてしまう静雄って、ある意味怪物だな。帝人は巻末で拳銃を持っていたが、あまりにも騙され過ぎだろとツッコミを入れたくなる。ともかく続けて次も読んでいきたいと思う。

  • ちょっと‼︎ちょっとちょっと‼︎‼︎

    戻っちゃったじゃん‼︎アレ‼︎まじでか‼︎

    なんで13巻買ってこなかったんだろう…

    何はともあれ次巻で完結。

    …よね?
    でも外伝とか色々あるもんね?
    うーん…とりあえず早目に買う‼︎

  • 「デュラララ!!」の最終話の3冊目。
    レビューは13巻で。
    http://booklog.jp/users/pilvoj/archives/1/4048662171

  • 久々に続きを読んだら案の定わすれているため、訳がわからないことが多数…でも最初から読み直す気にはなれなかったりして。次で最後、どう決着が着くのか。続編も読むかどうかも迷い中。

  • 11巻を読んだのは2年も前だったんだなぁ。
    でも、読み始めるとブランクを感じさせない。登場人物達がドンドン思い出されてくる。
    久しぶりに楽しませてもらいました。
    いよいよ次が最終巻、たのしみだ!

  • またも九十九屋ブログからstart。


    正臣のスイッチが泉井に向けられ、小狡がしい泉井に拳と膝を砕かれ。
    人質として正臣の黄巾族仲間は捕らえられ・・・
    堂々と入ってきたろっちーに泉井は片付けられ、正臣はろっちーに助けられる。

    森羅は罪歌の被害に遭い、連れ去られる。
    運転席にはヴァローナ。
    実はヴァローナ途中で警察車両を襲撃しセルティの首を奪取。
    それをチャリになったシューターとシズちゃんに見られる。

    イザヤの部屋にて御影、黄根、屍竜数名が企みごと。
    沙樹、杏里の部屋を訪ね『正臣の昔について語る』。
    同時刻。
    ろっちーと正臣も同じ話をしてヒッソリと池袋へ。
    そして正臣はろっちーに怒られる。
    『お前が原因だろうが』という事で、帝人に会いに行く事に。
    同時刻。
    泉井が帝人に接触。これは青崎の依頼。
    それを見ていたのは赤林。

    波江がチャットを荒らしまくる。
    本名ダダ漏れで、怒り心頭。

    ドタチンが、ようやく目を覚ましたと思ったら病院を抜け出す。

    鯨木、清太郎と建設中隣のビルの屋上で、セルティと罪歌の対決見物。
    セルティは相変わらず罪歌と戦っている。
    が、その中にシズちゃんとシューター乱入。
    首を持ったヴァローナ登場するも、隣の建設中のビルの資材が降ってくる。
    もちろん裏で糸を引くのはイザヤ。
    ヴァローナがシズちゃんを庇うも、クレーンを落とすイザヤ。
    シズちゃん、跳ね返して隣のビルへ。
    ヴァローナと鯨木が後を追うが、御影が通してくれない。
    イザヤとシズちゃんの殺し合いが始まるが。

    ドタチン、病院を抜け出して森羅のマンションを訪れる。
    深夜にトムが露西亜寿司にて池袋の異変に気付く。
    しかも目を赤くした罪歌の孫達に襲われかける。
    この孫達は春奈に愛された那須島が仕掛けた。四十万も噛んでいる。
    帝人は泉井と話して、手土産と称して青崎に拳銃を渡されていた。

  • 久しぶりのデュラララー!

    11巻…10巻から間が空きすぎてちょっとわかんなくなってるけどなんとなくわかってきたところでラスト
    ラストに向けてのためって感じだったなぁ
    僕の大好きな新羅さんが可哀想なことに…
    いつもなら新羅さんラブなのに今回はシズちゃんと千景さんに心揺さぶられますた

    あとがきで知ったけどオツベル読みたいなー
    さて、13巻もさくっと読むぞ

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著者プロフィール

東京都生まれ埼玉出身の小説家。『デュラララ!!』『バッカーノ!』『Fate/strange Fake』(すべて電撃文庫)などを執筆。小説以外にも『デッドマウント・デスプレイ』(スクウェア・エニックス)などの漫画原作のほか、ゲームシナリオやドラマ原作など多種多様な作品を手掛ける。

「2023年 『シャークロアシリーズ 炬島のパンドラシャーク〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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