- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048917469
作品紹介・あらすじ
壊れ始めた街、東京・池袋。罪歌で刺され自我を失っていく新羅。そして新羅を奪われた首無しライダーは怪物と化していく。正臣は泉井の手によりケガを負い、杏里の家を訪れた沙樹は彼女を問いつめていく。意識を失っていた門田は病室から消え、セルティの首は人の手を彷徨っていく。誰の意図かもわからず混沌とする池袋で、帝人が手に入れた力とは!?そして戒めを解かけた静雄が、ついに臨也の元へとたどり着き-。
感想・レビュー・書評
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物語は大詰めに。
新羅の危機に自我を失っていくセルティが怖いというか、切ない。
でもって、最大の危機に結局のところ彼女のあるべき姿、多分新羅が一番望まない姿になっていくというか、帰っていくのが悲しい。
が、彼女たちは美しい。
反して、静雄VS臨也は…。
適当な言葉をつなげて、人を翻弄して自分を誤魔化し続けていた臨也が初めて心根を吐露してるように思えるんだけど、でもそれも本当に本音であるとも思えない。
が、臨也の歪みの半端なさはわかる。
ねじ曲がりすぎて、一見まっすぐに見えてしまうほどの歪み。
よくそれを抱いたままで、まっとうそうなふりして生きてこられたよと思う。
うん、やっぱりセルティより、静雄より、なにより化け物なのは臨也なのだろう。
とはいえ、臨也によってゆがめられてしまった竜ヶ崎くんが、このままですむわけないので、やっぱ、ラスボスは彼なんすかね。
あー、なんかこれのテーマって「歪み」なんじゃないかって気がしてきた。
皆、本来あるべきところから、踏み外してるわけじゃなくて、そのあり方がちょっと歪んだだけである。
その歪みが集まった結果は、って話のように思えたきたよ。
歪んでねじれて、あとはちぎれるしか、それしかないのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
セルティたちのもとにとつぜん姿を現わした鯨木に新羅が襲われ、「罪歌」に支配されてしまいます。そのことを知ったセルティは理性を失い、彼女の黒い影が街にあふれ出します。
一方、正臣と千景の決闘の場面に突如姿を見せた泉井によって、両者の戦いはいったん棚上げとなります。さらに泉井は帝人のもとにも姿を見せると、彼との一対一の対談を要求し、そこで彼の背後にいる青崎から手渡されたあるものを、帝人に託すことになります。
チャット・ルームにはブチ切れた矢霧波江が本名で現われ、帝人に姿を見せるよう繰り返し要求を始めます。さらに街には、罪歌の支配をねじ伏せた那須島隆志によって生み出された数多くの「子」たちがあふれ出します。
ついにセルティが首を取り戻し、クライマックスに向けてのお膳立ては整った、といったところでしょうか。臨也と静雄の直接対決の行方と、帝人の決意がどのような形で実行に移されるのかが気にかかります。 -
ちょっと‼︎ちょっとちょっと‼︎‼︎
戻っちゃったじゃん‼︎アレ‼︎まじでか‼︎
なんで13巻買ってこなかったんだろう…
何はともあれ次巻で完結。
…よね?
でも外伝とか色々あるもんね?
うーん…とりあえず早目に買う‼︎ -
「デュラララ!!」の最終話の3冊目。
レビューは13巻で。
http://booklog.jp/users/pilvoj/archives/1/4048662171 -
久々に続きを読んだら案の定わすれているため、訳がわからないことが多数…でも最初から読み直す気にはなれなかったりして。次で最後、どう決着が着くのか。続編も読むかどうかも迷い中。
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11巻を読んだのは2年も前だったんだなぁ。
でも、読み始めるとブランクを感じさせない。登場人物達がドンドン思い出されてくる。
久しぶりに楽しませてもらいました。
いよいよ次が最終巻、たのしみだ! -
久しぶりのデュラララー!
11巻…10巻から間が空きすぎてちょっとわかんなくなってるけどなんとなくわかってきたところでラスト
ラストに向けてのためって感じだったなぁ
僕の大好きな新羅さんが可哀想なことに…
いつもなら新羅さんラブなのに今回はシズちゃんと千景さんに心揺さぶられますた
あとがきで知ったけどオツベル読みたいなー
さて、13巻もさくっと読むぞ