香彩七色 ~香りの秘密に耳を澄まして~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 394
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048917513

感想・レビュー・書評

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  • 試香

    一炉:初恋
    秋山結月
    啓太
    神門千尋

    二炉:勝れる宝
    結月
    神門千尋
    隆平
    東水寺海棠

    三炉:君を想う
    結月
    神門千尋
    隆平
    愛美
    杏奈

    香、満ちる

  • 全体的に香りにまつわるミステリーなので、読んでいる最中、「これってどんな香りだったっけ?」となる。そこも楽しめると、この本は物語としても、香りとしても楽しめると思う。
    香りに詳しくなくても、結月は食べ物が好きなひとなので食べ物にたとえたりしてくれるため、ある程度は楽しめる作品。

  • 522

    2018年では6冊目

  • 嗅覚が鋭く美味しいものを食べ歩きが大好きな女子大生結月。美味しそうな珈琲の香りに誘われ、大学の薬学部薬草園に立つ小さな小屋のそばに出た。小屋から出てきた男子学生に関係者以外立ち入り禁止と注意されー

    ◆香道て、茶道や華道より馴染みがないから色々な作法とか勉強になるー♪けど、そういう蘊蓄だけじゃなくて、香道の宗家神門家の跡継ぎ千尋くん、嗅覚が人並み以上の結月ちゃんで「謎を解く」というより「人の想いの真相に寄り添う」のが素敵。切ない解決もあったけど、前に進めるといいなと思う。続き読みたいなぁ。

  • (内容)
    犬並みの嗅覚をもちながら今までその能力を美味しいものを食べることにしか使ってこなかった秋山結月。  そんな彼女が大学で出会ったのは、古今東西の香りに精通する香道宗家跡取り・神門千尋(家出中)だった。  人嫌いの千尋に邪険にされつつも、結月は次第に香りの世界に魅了されていく。香水、精油、そして香木……。初めて耳を傾けた香りは、何より饒舌に秘密を語っていた。 「目に見えるものだけが、この世のすべてじゃない」──人々が香りに託した様々な想いを読み解いていく、ほのかなアロマミステリー!

  • いろいろな香りを嗅ぎ分けることができる主人公・結月。香りから料理に何が使われているかわかるとか、以前そんな特殊能力を持った人の話は聞いたことがありましたが、物語として読むのは初めてで、大変面白く読ませていただきました。
    食材を言い当ててる部分とか想像ただけでお腹が空いちゃいました。
    香道の跡取り・千尋は香りに関する知識が豊富でへー!と感心する雑学的な多かったです。香道に関してはさっぱりわからないけど私もアロマオイルを集めていたりするので香りを想像する楽しみもありました。3話のお話でしたが続きとかないのかな??千尋のお父さんの話とか従兄弟の隆平の話とかもっと詳しく!っとちょっと物足りない。
    1話目の恋文が好き。そうだろうなと思いつつもそういう方法もあるんだと女心に響きました。

    H28.3.12

  • ラノベだーと思いながら読み進め読み終わりました。主人公に共感できればもう少し楽しめた気がする。

  • 2016/1/20e-honで購入。
    匂いという基本の感覚の不思議。
    香道の少しのウンチクとラブコメディ。

  • 香りをテーマにした日常ミステリ。
    勝れる宝、が一番面白かった。
    全体的に散漫な印象。キャラに感情移入する前に登場人物がどんどん増えて、話ごとに事件が起こる場所もひとも雰囲気も違って、落ち着かない。啓太が使い捨てキャラだとは思わなかった(笑)先生も何のために出たのかなって思った。すごく好きな雰囲気なのに惜しい。

  • 作者読み.作者には珍しい?ミステリで素人探偵もの.
    相変わらず軽く読みやすいのだけど,「犬並みの嗅覚をもつ行動的なヒロイン」と「香りに深い知識をもつ安楽椅子探偵」のようなはっきりとしたステレオタイプでもよかったように思う.ちょっと人間関係が希薄で物足りず,ヒロインは狂言回し気味なポジションにも感じる.
    レーベル的に続編はなさそうだけど,ちょっと惜しい作品なので先が読みたい作品.

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著者プロフィール

第17回電撃小説大賞で<メディアワークス文庫賞>を受賞。「空をサカナが泳ぐ頃」でデビュー。

「2023年 『神様の御用人 継いでゆく者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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