ロウきゅーぶ! (13) (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.20
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本棚登録 : 234
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048917957

作品紹介・あらすじ

いよいよ始まったそれぞれに因縁を持つ硯谷女学園との公式試合。六年生&五年生の頑張りに硯谷も全力で向かってくる。そんな一進一退の白熱する展開の中、慧心女バスにアクシデントが発生し…。エースとして先輩として自覚を持ち始めた未有に加え、確実に力を付けた綾とトリッキーな怜那。さすがは強豪校の硯谷だが、智花たちには彼女たちの武器がある!はたして試合の行方は-!?

感想・レビュー・書評

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  • 慧心VS硯谷の試合の後半です。

    慧心は7点リードのまま、6年生チームにメンバーを交替し、一方硯谷の方も、仲間とともに戦うことの大切さを知った怜那を迎えて、いよいよクライマックスに向けての準備が整います。ところが、怜那のプレーで真帆がケガをしてしまい、怜那の動きが鈍ってしまいます。

    双方一歩も譲らず延長戦に入り、真帆がふたたび試合に加わったことで、怜那もプレーに打ち込む姿勢を取り戻し、いよいよ智花と未有の最後の勝負が始まります。

    最後は、きれいなクライマックスでした。その後には、七芝高校の男子バスケットボール部が再始動したり、怜那が雅美の店に謝りにやってきたり、葵が女バス部に戻ったりといった後日談的なエピソードが語られます。

    智花たちの活躍を追った本編ストーリーは本巻で締めくくりです。あとは昴と須賀竜一の因縁の対決など、積み残したエピソードが語られるのでしょうか。とりあえず、最後はこのシリーズらしい熱い試合でした。

  • まったく、小学生は最高だぜ!!

  • 試合が終わって、お互いの健闘をたたえ合う。涙は無し。これが凄く良い。昴が惚れたもっかんのシュートのルーツは、幼き日の昴のシュートフォームだった、というラストもよかったです。

  • 評価:☆5

    さわやかローリング・スポコメディ13巻。

    前回が物凄く良いところで終わったので悶々としてたわけですが、その分この巻は最初からクライマックス!
    やはり強豪硯谷との戦いは燃える!
    チーム10人が一丸となって戦う姿に目頭が熱くなったよ・・・。
    紗季のシュート入ったところではもう涙がぼろぼろと零れてました。
    ラストを飾る智花のシュート。そしてその結果は・・・?

    いやー素晴らしかった。
    もうね、ホントみんな良い子すぎるんだよ。
    「小学生は最高だぜ!」はよくネタにされるけど、この作品読んでると本当にそう思うんですよねw
    とにかく純粋で真っ直ぐな熱い思いがこれでもかと言う程伝わってくる。
    台詞一つとっても健気すぎて涙腺緩みっぱなし。

    そして試合の後はそれぞれの未来を感じさせるエピローグが。
    知ってたけどあの感じだとこの作品のヒロインはやはり葵じゃなくて智花だよね(笑)

    で、あとがき読んだらこの巻で本編はひとまず完結・・・だと!?
    事前に何の告知も無かったから驚いたけど、この硯谷戦は最高に熱かったからこれで良かったと思う。

    正直、この作品に出会うまではロリとか一切興味無かったんですが、出会ってから価値観が変わりましたね(笑)
    それぐらい自分にとっては偉大な作品です。
    何度も胸が熱くなったし、小学生ズには癒されっぱなしでした。

    それでは最後にみなさんご一緒に!

    「まったく、小学生は最高だぜ!!!」

  • 本編も終了。派閥にも終止符が打たれる。
    小学生も中学生になるのだ。

  • 一応本編は完結。試合結果も含めてほぼ想像した通りの終わり方。奇をてらわず正攻法で勝負したのは好感が持てる。欲を言えばもう少しゲームをたくさん見たかった。つばひーが出番的に割を食ってたのでアニメでは出番が増えるといいね。

  • 本編最終巻。アニメに合わせた感じでしょうかね。ラストのラストで智花がバスケを始めるきっかけの話があったりと、全体的にまとまっていて良い話でありましたね。ネタ的にもバスケ自体の熱い話も面白い作品でした。続巻残りの話も楽しみ。

  • 正直読む前はもう少し続くだろうと思ってたのですが、試合後のまさかの急展開で物語が畳まれてしまい、ちょっと驚きを隠せない感じです。

    とはいえ、試合描写はやはり息もつかせぬほどに濃密で、読んでてすごく楽しかったですし、智花たち5人はもちろん、昴、葵、5年生チーム、そのほかにもいろいろな人たちの次へのステップが見れて、清々しい気持ちで最後を迎えることができました。

    一応最終巻というわけではなく、この後もこれまでに語られなかったエピソードが描かれるということで、それ自体は嬉しく思うのですが、やっぱりこの先を見てみたいなという気持ちもちらほらと。それだけ、彼女たちの物語は熱さと優しさに包まれていたなと思います。

  • 0193

  • 前回からの流れで硯谷戦の続きから始まる、スポコン成分増し増しの展開。
    試合はどちらの学校も全力でぶつかり合う接戦につぐ接戦で、読んでるだけで手に汗握って体力を消耗した気分になりました。やっぱり小学生は最高だな。
    後半は1年の締めくくりやら、次の年への展望が見られたりと、本編最終巻にふさわしい読後感でした。
    短編はもう少し続くとのことなので、もうしばらく楽しめそうで良かったです。

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著者プロフィール

秋田県出身。『ロウきゅーぶ!』(電撃文庫)にて第15回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、デビュー。同作のほか、『天使の3P(スリーピース)!』(電撃文庫)や『ステージ・オブ・ザ・グラウンド』(電撃文庫)を執筆。『ロウきゅーぶ!』『天使の3P(スリーピース)!』はアニメ化もされ、人気を博している。その他にも、ブラウザゲーム『SIX SICKS』(II V)や『My sweet ウマドンナ』(JRA)などのゲームシナリオも手掛ける。

「2021年 『魔空士の翼 SkyMagica』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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