GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (6)中 (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2013年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (840ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048918206
作品紹介・あらすじ
関東の地で行われる毛利の備中高松城戦と北条の小田原征伐。ついに対決するM.H.R.R./羽柴と欧州覇王・六護式仏蘭西/毛利-二つの決戦と歴史再現を前に、毛利と北条との戦前会議に臨んだトーリ達。各陣営の勝利とその先を見据えた策謀-六護式仏蘭西がぶち上げた思わぬ野望に、会議は大きく荒れる。しかし、武蔵副会長・正純の機転によって、二つの歴史再現、そして関ヶ原の合戦への展望が見えたかと思えたその時、羽柴陣営の大谷・吉継が現れ-。六護式仏蘭西、北条、そして武蔵は、この"望まぬ来客"に対し、どのように対応していくのか?第六話、中盤戦!
感想・レビュー・書評
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今回は、小田原征伐の歴史再現をおこなうにあたって、北条側との交渉がメインとなります。
正純は、関東の解放を目標として掲げ、毛利と北条の協力のもとでなるべく小規模の戦闘で切り抜けようと考えますが、滅亡する未来をたてにとった北条・氏直が強硬な態度で交渉を進めようとして、にわかに先行きが不透明になります。ここで武蔵側のネシンバラが交渉の前面に立って、氏直とのかけひきにのぞみます。他方P.A.Oda勢では、実力を発揮することができないでいる福島・正則(ふくしま・まさのり)が、加藤・清正(かとう・きよまさ)を相手に特訓をおこないます。
会談の結果、上越露西亜の本庄・繁長(ほんじょう・しげなが)や最上・義光も戦闘に参加することとなり、関東を舞台に各所で戦いの火蓋が切って落とされます。
北条・氏照(ほうじょう・うじてる)のキャラクターが強烈でした。もうすこし彼の戦いぶりを読みたかったという気持ちと、いいかげんしつこくてもうたくさんという気持ちがないまぜになっています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下巻の小田原征伐等の相対戦についての協議メイン巻。
武蔵・北条・毛利に最上・上杉・伊達等々、様々な勢力が加わってきて下巻への盛り上がりの期待が高まる。
久しぶりにネシンバラ大活躍?
氏直さんホント怖い。
これはノリキも苦労しますわ。
本庄繁長と北条氏照との緒戦がアツい。
そして次なる戦いは、人狼女王VSハッサン。
ってお前かよ!?
この引きは卑怯ですわー。 -
上杉最上参戦のところがテンション上がりすぎるwwww
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襲名、という考え方もいろいろとかんがえもんだなぁ、と。
男の名前(過去の武将ゆえ、しかたなし)なんだけど蓋をあけたら恋する乙女ってもう、BL読んでるような気分にさせられる。
あと、戦闘がマニアックすぎて正直ついていけないかも。
今回の主役ともいうべき人物が頭から最後まで修行中、ってどこのドラゴンボールだろうか。。。
まあ、その分彼の活躍は下巻に期待。結構大事だし。
ママンの相対者が予想通り。先日見た大食い決定戦で印象つけられたせいだけどな。多分、勝ち棄ててるんだろうけど。 -
小田原征伐等々についての協議。という名の厨二病タイムでした。ネシンバラってこんなキャラでしたっけ(笑)まぁ狂人しかいない国(作品)だから仕方ないか。氏テル、入っテル!とかプチキマシタワーな福島・清正とかが部分的に物理的ヒャッハーしてたりしたけど、全体としては会議主体だったかなと。個人的にはこういうのも好きだな。終わクロの全竜交渉もそうだったけど、交渉の話でも緩急がいい感じに効いてます。そして最後。この流れはちょっと想定外ですの。氏直さんのキャラも思ってた以上に想定外でしたがそれ以上の展開だった。
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大谷襲来から小田原征伐開始まで。
バランスを見る。今回は得てしてバランスが語られたように感じました。戦国時代の各国力関係を皮切りに、トーリの周りのバランスも取りざたされていました。常にホライゾンの前ではカッコつけたいトーリ、だからこそそれ以外の感情をみせる時間が必要と扇の要たるホライゾンの発言は「おぉう・・」と感じてしまいます。また、北条の姿勢と福島が問題としていた攻撃と防御のバランスも同じことだと思いました。どちらも一辺倒になってはいけない単純な思考ほど弱いものはない。色々な問題を視点を変えるだけでくっつけていく川上作品は本当に面白い。敵対勢力のなかにも成長株がいるっていうのは作品内バランスを整える意味でも良いと思うし、個人的にも嬉しいところ。
ついに小田原征伐もはじまり、世界のヒロインノリキさんも12トンの岩を砕くノリノリっぷり。激しい戦いのなか武蔵勢では2年生大久保が昔の正純の再現が如く走り回ります。そして、ネイトママンとの対決にはまさかの、本当にまさかのハッサンくんが相対。正直ええええええええええええええええっと叫んでしまいました。あのカレー野郎まじでやるのかよと。はてさて、このカオスな小田原征伐、どういった終結を見せるのか、実に楽しみである。 -
下と思ったら中だった。ミト巫女絡みはもうお腹いっぱいです。久しぶりのネシンバラ登場で氏直とのこじつけ水掛け揚げ足取りな論争はむちゃくちゃで論理も何もあったものではないけれど、自分ルールを貫こうとするする二人は滑稽でもあり、こういう交渉アリかな、、とちょっと思ってしまったりで面白かった。そしてラスト。遂に三つ又の戦争が始まり、本庄対氏照は戦争の序章に相応しい戦いっぷりで、これからに期待できるものだった。下の発売を待つ。
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小田原征伐前の戦前会議、滅びの歴史を受け入れている北条は相対内容で武蔵に様々な条件を出し、どうせ滅びるのだからと頑なにそれを譲らない。交渉を行うネシンバラは自身の組み上げてきた戦略が通じない全てを遮断する氏直に、シェイクスピアを重ねて彼女との相対を思い出し、戦略を組み直す。
一方羽柴では負けが続く福島を再起させるため清正が模擬戦を申し込む。
武蔵、エグザゴンフランセーズ、北条、最上、伊達、ソビエトルーシ、P.A.Oda、M.H.R.R.、多くの国を巻き込んで小田原征伐がついにスタート。 -
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