いのち短しサブカれ乙女。 (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048921190

作品紹介・あらすじ

青春は、使い古された体操着。
だから今こそ、サブカろう。

お母さん、サブカルって知ってますか? そうです。わたしの周りにいる寮生みんなが、サブカルな乙女たちでした。
場所は世田谷、住まうは女子寮。北海道から出てきたわたしの初めての友達である、隣人のノアちゃんは『サブカル上級者』だった。偏愛と偏見と偏重があるが、サブカルに対する愛は誰にも負けず、広く深い。そして、とっても可愛い。ベレー帽がとくに。
リア充さんやサブカル糞野郎さん?を押しのけて、わたしは今日もノアちゃんとヴィレヴァン探検に向かうのだった。ビバ、わたしのシモキタサブカルチャーライフ。

感想・レビュー・書評

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  • ブクログの献本企画で頂きました。
    正直な感想を書きます。

    まず、わたしはノアちゃんもサブカル糞野郎だとおもう。わたしはサブカル好きだと意識したことはないのだけど(作中にあるようにむしろメインカルチャーになっているとおもうし)この本を読んでいて、自分の好きなものが次々と出てくるので、じゃあサブカル好きなのかなと思った。でもそれらは、ノアちゃんみたいに「サブカルっぽい!」という理由で興味を持ったり、掘り下げたりしたわけじゃない。というかサブカルチャー好きな人ってそんな理由で好きになったり探求するわけじゃないよね?だからこそ、ノアちゃんもノアちゃんが嫌っている「サブカル女子」「サブカル糞野郎」になってしまっていると思った。
    作者さんの意図的なキャラクター作りなのか、あとがきにあったようにサブカルチャーを知らない人に「こういうものがサブカル(女子)だよ!」という体験をさせたいからあえてわかりやすく書いたのか。でもどちらにしろ、がんがんブーメランを投げているキャラクターだった。恥ずかしいからやめてくれ!とおもってしまうような発言も沢山あり、作者さんはサブカル好きな人間がそう見えるのか、揶揄しているのかと思った。

    また、主人公の特徴がなさすぎるのもよくわからなかった。背が低い、声がこども声(?)ということは小説では伝わらず、性格に関してはノアちゃんの言葉にへーそうなんだーノアちゃんはオシャレーサブカルに興味出てきたかもーというのが、最初から最後まで一貫している。ノアちゃんの後ろをひたすらついていっているキャラクター。気持ちや環境の変化があればもっと良かったかもしれない、何を読んでいるのかよくわからなかった。
    せっかく、他のキャラクターが出てきても、あんまり掘り下げられていなくて残念。ぼんやりとした印象のまま終わってしまった。

    しかしこれ、日常系アニメの特徴だとおもう。
    ・女の子キャラクターばかりが登場し、男性や家族が排除されていること
    ・特に大きな事件は起こらず、日常の光景が淡々と描かれていること
    ・女の子たちが些細なことを重大なことのように扱い、会話すること
    などなど。アニメ化されたら、内容に賛否両論あれど話題になるんじゃないかなぁとはおもった。作者さんはあえて日常系っぽさを狙っているのかしら。日常系アニメはオタクカルチャーのひとつで、サブカルだろうしね。
    ただ、日常系アニメはキャラクターの内面を掘り下げて物語が作られるものなので、メイン2人のキャラクター像もいまいちわかりづらく(最初の章で掴めるキャラクター像が、その後深まっていかない)もったいないなぁと思った。

    最後に。この作者さんの他の作品は読んだことがないけれど、もっときちんとした文章を書いてほしいと思った。女子大生の喋り方を意識しているのかもしれないけれど、読みづらいこと…。メディアワークス文庫は、物語の内容はライトノベルのようだけれど、これまで読んできた作品は会話文が中心であってもきちんとした文章だったし、ストーリーも起承転結あり、なにをテーマに/なにを伝えたいのか、軽い文体でもしっかりと読書をさせてくれる作品ばかりだった。これまで、漫画のようなイラストが表紙になっている本を敬遠していたけれど、メディアワークス文庫の作品により印象が変わったのもあって、残念だった。あえて意図された書き方ならば、大成功ではある。

    サブカルチャーを好きな人が読んだら、違うんだ!!!ってなると思う。でもそれもそれで、この作品の楽しみ方なのかもしれない。サブカルチャーに馴染みのある人こそ読んだらいいかも。馴染みのない人は、作中の小ネタもわからないことばかりで、置いてけぼりになるだろうなぁと感じた。
    「女子はなにをモチベーションにバンドやるの?」の一言はぐさっときました。笑

    せっかく頂いた本なのに、否定的な感想になってしまったのは申し訳ないです…。せめてきちんと感想を書こうと思い、書きました。

  • yk

    合わない。ついていけない。

  • 初めての都会、初めての女子寮、初めての…お隣さん?

    ものすごい美少女のお隣さんに言われるがまま
    さぶかれ女子の道を進んでいるらしい主人公。
    そもそも『サブカル』と言われても謎ですが
    この1冊を読んでも…ちょっと謎です。
    彼女らが本当にそういうものになっていっているのか…。

    サブカルになるため、頑張るお隣さんと
    流される主人公の日常。
    そこに事件も何もなく、平穏無事な感じです。
    だから何? という状況が、最初から最後まで、です。

  • 今まで読んだ中ではじめてつまらないと思ってしまった
    サブカル女子には興味があったし、タイトルも惹かれたが文の構造が苦手だった
    評価は低くない人もいるようなので、ただ私には合わなかっただけだろう

  • サブカルもバカにされたもんよ!!!
    あげられてる曲はいいと思うけど、それにしてもひどい。

  • サブカルチャー、深いのか浅いのか(笑)
    わかるようなわからないような。
    ただただ楽しめばいいのでしょう( ´∀`)
    ノアちゃんのバイタリティーとそれについてくあいりどん、なかなかいいコンビな気がしました(*´∀`)

  • 可愛い。きらら系まったりアニメのアトモスフィア。ぜひアニメ化してほしい。

  • 【青春は、使い古された体操着。だから今こそ、サブカろう】

     お母さん、サブカルって知ってますか? そうです。わたしの周りにいる寮生みんなが、サブカルな乙女たちでした。
     場所は世田谷、住まうは女子寮。北海道から出てきたわたしの初めての友達である、隣人のノアちゃんは『サブカル上級者』だった。偏愛と偏見と偏重があるが、サブカルに対する愛は誰にも負けず、広く深い。そして、とっても可愛い。ベレー帽がとくに。
     リア充さんやサブカル糞野郎さん?を押しのけて、わたしは今日もノアちゃんとヴィレヴァン探検に向かうのだった。ビバ、わたしのシモキタサブカルチャーライフ。

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著者プロフィール

福井県出身。著作はマンガ化・アニメ化・ドラマ化もされるなど、メディアミックス実績も持つ人気作家。<既刊_著作>・『しにがみのバラッド。』1巻~13巻 (2003年~/メディアワークス)・『いのち短しサブカれ乙女。』 (2016年/KADOKAWA) ・『カーテンコールが鳴る前に。 school girl babyish』 (2019年/KADOKAWA)

「2021年 『さらば勇者だったキミのぜんぶ。 GOODBYE, MY BRAVER』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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