俺を好きなのはお前だけかよ (3) (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048922869
作品紹介・あらすじ
なぁ、みんな。知ってたか?
俺がラブコメっても、誰も困らない。
『俺に尽くしたい』と切に願う、転校生の美少女。
歴戦のラブコメ主人公のみ許されるオンリーイベントが、モブキャラな俺に到来だと!?
でもな。ちょっと待ってほしい。
世のラブコメ主人公と呼ばれる奴らは、転校生が急に好意を示してきたら、次の行動は実は『うろたえて拒否る』なのだ。ほんと、頭おかしいと思う。だが、俺は違う。徹底的に甘える。ひまコスも一緒に(パンジーはいらん)、モブだからこそ出来るハーレムルートを俺はゆく! ん? それじゃあタイトル詐欺だって? そ、それは後でなんとかする。
そんな姑息な誰かさんに天罰が下ったのか、せっかく真実の姿になってくれた最強(属性:美少女タイプ)のパンジーと、俺は大喧嘩をしてしまう。……今回は俺が一方的に悪ぃ。仕方ねえ……こうなったら、覚悟を決めてパンジーに『告白』だ!!
感想・レビュー・書評
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癖の描写が1巻からずっと描かれていたので、作者はどこまで考えているのだろうとびっくりしました。
お互いを思う幼馴染ってやっぱりいいなー -
やたら「モブ」を連発する主人公、タイトルに偽りありかな?と感じる環境、それらになんとも消化不良感を抱きながら読み進めていたが、後半、きちんと良い形にまとめてきたので、全体として納得感ある物語に落ち着いた。
メタネタは今回も絶好調で、既刊以上に地文のくどさも感じつつ、それは個性になっているので「いいぞ、もっとやれ」感はある。
詰まるところ(というまとめ方は失礼だけど)、ラブコメの殻を被った主人公の成長&青春物語だな、と思うし、まだその先を見守りたい。ので、掘り下げと厚みを期待。