狼と香辛料XVIII Spring Log (電撃文庫)
- KADOKAWA (2016年9月10日発売)
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感想 : 33件
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784048923552
作品紹介・あらすじ
――のうぬしよ、まだ旅は続くんじゃろ?
賢狼ホロと行商人ロレンスの物語、待望の続編が登場!
賢狼ホロと、湯屋の主人になったロレンスの"旅の続きの物語"が、ついに文庫で登場。
ホロとロレンスが、温泉地ニョッヒラに湯屋『狼と香辛料亭』を開いてから十数年。二人はスヴェルネルで開催される祭りの手伝いのため、山を降りることになる。だがロレンスにはもう一つ目的があった。それは、ニョッヒラの近くにできるという新しい温泉街の情報を得ることで――?
電撃文庫MAGAZINEに掲載され好評を博した短編3本に加え、書き下ろし中編『狼と泥まみれの送り狼』を収録!
ホロとロレンスの"幸せであり続ける"物語を、ぜひその目でお確かめください。
感想・レビュー・書評
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ラノベを買うのは5年ぶり。つまり狼と香辛料の17巻が出て以来。まさか、またこの甘ったるい世界に浸れる日が来るなんて…願ってはいたけど、思ってもみなかった。
一旦閉じた物語を再開すると、付いて回るのが『蛇足』の声。けれど、この本に限ってはそんな声は生まれないんじゃないかな…
まるで桃の蜂蜜漬けのような甘ったるい夫婦生活を覗けただけで、胸が一杯になって、5年前ホロが愛おしくて仕方がなかったあの頃へ、時間が巻き戻ったようだった。ああ、やっぱり僕はホロが好きなんだな。そして、やっぱり僕は気持ち悪いオタクなんだな。そんな再確認をさせてくれた。
なにやら、あと1冊短編集が出るようなので気長に待とうと思う。 -
「狼の余白」
別れの挨拶と素直な話。
不謹慎ではあるかもしれないが、今生の別れの間際だとしたら最期なのだからと本心からの言葉が出るな。
「黄金色の記憶」
数十年前と違う味とは。
何気ない昔話を聞いていれば、答えはすぐに分かり求めているものを作り出すことは簡単だっただろうな。
「狼と泥まみれの送り狼」
やってきた二人の正体。
どう頑張ったとしても先に逝く事はわかり切っているのだから、仲間がいるのならば手を伸ばすべきだな。
「羊皮紙と悪戯書き」
盛り上がった場に居た。
こんなことを年頃の娘がしているのを見たら、どれだけ温厚な父親であったとしても顔色を変えるだろう。 -
ニョッヒラに湯屋『狼と香辛料』亭をひらいたロレンスとホロ。
本編から十数年先の未来を生きる、ロレンスとホロの短編集。
行商の旅は終わりを迎えたが、ふたりの物語はまだまだ終わらない!と言うことで、舞台は変わったものの相変わらずなふたりに歓喜。
ロレンスとホロのやりとりはいつまででも微笑ましく眺めていたいので、このシリーズも末長く続いてほしい。
〈収録作品〉
旅の余白
黄金色の記憶
狼と泥まみれの送り狼(書き下ろし)
羊皮紙と悪戯書き(コル視点、ミューリ登場) -
背ラベル:913.6-ハ-18
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狼と香辛料シリーズにおける、サイドストーリーとアフターストーリーの短編集。本書は、シリーズの主人公ロレンスとヒロインのホロの話がメインの温かい話だった。愛する人を失うことの辛さに向き合う場面が多くあり、私自身も、自分に重ねて感じられるところがたくさんあった。愛する人を失うことは、私にとって1番怖いことだ。だからこそ、永遠に続かないこの瞬間を大切にしなければならないと心から思う。また、コルという別の登場人物を主人公に描かれた短編もあり、彼の人柄の温かさは、読んでいて心地良かった。
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一度読んでた
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【内容】
・ホロの葬儀?まさかね。何のイベント?
・ロレンスが死んだあともほぼ確実にホロの生は長く続く。そのときどうする?
・まだ湯屋にいたころのミューリとコル坊のお話も。
・ミューリ主人公のお話はシリーズとしてすでに4冊ほど出てるもよう。
【感想】
ずっと読んでた人のためのサービス的に、思い出したように短編集を出してってくれるといいと思う。 -
狼と香辛料 (18) Spring Log (電撃文庫)
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続きが出ていたとは、しらんかった。このシリーズの1巻が出るまでラノベというジャンルはほぼ知らないといっていいほどだったが、確か新聞の書評でものすごく魅力的な紹介文だったので気になっていたところ、ちょうど日本に立ち寄る機会があって本屋で手にとってみて買って読み始めたんですねぇ、十数年前の話。で、以来新刊が出るたびに南米の河から輸入して読んでたんですが、2011年に完結。そのまま忘れてました。先日、ひょいと本屋で平積みになっているのが目に入って、続きが刊行されているのを発見。嬉しいですねぇ。ていうか、気がつかんかったねぇ(笑)。いっぱいでてますやん。ということで、スプリングログの1はホロとロレンスがニョッヒラで湯屋を開業して10年以上経ち、一人娘のミューリとコルが家を出てしまったところからストーリーが開始。王家の料理人ケレスの話、スヴェルネルの祭と新しく参入してきた村とそのゴタゴタの話に2匹の狼。
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ホロとロレンスの旅の続きの物語。
またこの二人に会えるのはうれしかった♪(出ていたのを知らなかったのは不覚!)
「狼と羊皮紙」も見たくなった。。。 -
ホロとロレンスに再び会える。
"二人は幸せに暮らしましたとさ、おしまい"ではない、その後のなんやかやも覗けるのは読み手として嬉しい。 -
ミューリでした。
最終巻のはずだった17巻を5年半前に読んだとき(http://booklog.jp/users/hanemitsuru/archives/1/4048706853)のレビューの最後を受けて。
でも、男名前じゃなかったの?という一点を除けば、いい名付けです。以前のエピソードを読んで(あるいは、まだ覚えて)いるなら、どんな経緯でつけた名なのか一目瞭然ですし、付けたときのホロとロレンスのやり取りが目に浮かぶようです。読んでいない(あるいは、忘れてしまった)のなら流しても何も問題はないでしょうし。
でも、5年ですよ、5年。完結からこれだけ時間をおいて、原作の続きを読めるとは思いませんでした。それも、再び旅に出てしまうと幸せが壊れてしまうホロとロレンスはニョッヒラでイチャイチャさせたまま、娘が代わりに諸国漫遊・問題解決の水戸黄門的旅をするという形でシリーズを承継するみたいです。
頭でっかちすぎてちょっとつまらないコル坊が相方ですし、ホロが背負っていた寂しさのような影の部分とはミューリは無縁なはずなので、ひたすら苦労するコル坊とお気楽なばかりのミューリの旅が物語として楽しく読めるのかとか、心配はありますが、でも、うまいこと人気が出てくれてまたしばらくシリーズを読めれば幸せです。
ニョッヒラ残留チーム側ではホロがデレ過ぎっぷりを十二分に堪能させてもらいましたので、続けて諸国漫遊チームのお話を読むことにします。 -
幸せであり続けるための物語。
旅はもう少しだけ続く、というセリフからわかるように本編の続きが描かれる。愛も変わらずホロとロレンスのやりとりを楽しめた。4編すべて甲乙つけ難い。
しかし、ロレンスは人間でホロが狼である限り避けられない運命は変わらない。一応の希望は示されるものの、やはり「終わり」についてつい考えしまう。もう一つ短編集が出るそうなので、そちらを読んでからもう一度考えたい。
新説の方も期待して続きを待つ。 -
いつもの面白いやり取りが最高です
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物語完結後の10年後を描く短編とこの後に続く『狼と羊皮紙』のエピローグ。
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11月28日読了。図書館。
著者プロフィール
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