狼と香辛料 (18) Spring Log (電撃文庫)

著者 :
制作 : 文倉十 
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 206
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048923552

作品紹介・あらすじ

――のうぬしよ、まだ旅は続くんじゃろ?
賢狼ホロと行商人ロレンスの物語、待望の続編が登場!

賢狼ホロと、湯屋の主人になったロレンスの"旅の続きの物語"が、ついに文庫で登場。
ホロとロレンスが、温泉地ニョッヒラに湯屋『狼と香辛料亭』を開いてから十数年。二人はスヴェルネルで開催される祭りの手伝いのため、山を降りることになる。だがロレンスにはもう一つ目的があった。それは、ニョッヒラの近くにできるという新しい温泉街の情報を得ることで――?
電撃文庫MAGAZINEに掲載され好評を博した短編3本に加え、書き下ろし中編『狼と泥まみれの送り狼』を収録! 
ホロとロレンスの"幸せであり続ける"物語を、ぜひその目でお確かめください。

感想・レビュー・書評

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  • ラノベを買うのは5年ぶり。つまり狼と香辛料の17巻が出て以来。まさか、またこの甘ったるい世界に浸れる日が来るなんて…願ってはいたけど、思ってもみなかった。
    一旦閉じた物語を再開すると、付いて回るのが『蛇足』の声。けれど、この本に限ってはそんな声は生まれないんじゃないかな…
    まるで桃の蜂蜜漬けのような甘ったるい夫婦生活を覗けただけで、胸が一杯になって、5年前ホロが愛おしくて仕方がなかったあの頃へ、時間が巻き戻ったようだった。ああ、やっぱり僕はホロが好きなんだな。そして、やっぱり僕は気持ち悪いオタクなんだな。そんな再確認をさせてくれた。
    なにやら、あと1冊短編集が出るようなので気長に待とうと思う。

  • 「狼と香辛料」の新しい物語を読める幸せ。
    まさか続編が出ているとはこの2年間、全く気付かなかった。
    しかし、嬉しい。わたしはこの物語が大好きだ。中世のファンタジー風ではるが、主人公は持つのは剣でも魔法でもなく、言葉である。戯言シリーズも言葉ではあるが、その言葉の指すベクトル化が違う。
    なんというか、狼と香辛料の言葉の選択はとても美しい。戯れ言シリーズは、なんか何か意味ありそうなことを言葉遊びのように使い、読者を誘ってくる。
    しかし、こちらは音楽を奏でるようなリズムがあり、それが気持ち良い。
    「そこには、少しだけ苦みが含まれる。自分はホロと同じ時間を生きられない。自分が死んだ後、ホロがずっと自分のことで尾を引くのを望んでいない。
    だが、それもまた麦酒と同じ。甘いだけでは、酒はうまくないのだ。」
    言葉を紡ぐとは、この狼と香辛料に適した表現である、

    物語というのは原作者が書くのを辞めた瞬間から停止する。狼と香辛料も然り、好きな物語が止まってしまうのはとてもさみしい。
    それが再開していたというのだから、こんなにうれしいことはない。しかも、過去の出来事の隙間の話や、スピンオフではなく、続編というのが嬉しい。例え、短編でも。

    最後改めて、この物語にまた会えたことがとても嬉しい。ありがとう。支倉凍砂さん。

  • 続きが出ていたとは、しらんかった。このシリーズの1巻が出るまでラノベというジャンルはほぼ知らないといっていいほどだったが、確か新聞の書評でものすごく魅力的な紹介文だったので気になっていたところ、ちょうど日本に立ち寄る機会があって本屋で手にとってみて買って読み始めたんですねぇ、十数年前の話。で、以来新刊が出るたびに南米の河から輸入して読んでたんですが、2011年に完結。そのまま忘れてました。先日、ひょいと本屋で平積みになっているのが目に入って、続きが刊行されているのを発見。嬉しいですねぇ。ていうか、気がつかんかったねぇ(笑)。いっぱいでてますやん。ということで、スプリングログの1はホロとロレンスがニョッヒラで湯屋を開業して10年以上経ち、一人娘のミューリとコルが家を出てしまったところからストーリーが開始。王家の料理人ケレスの話、スヴェルネルの祭と新しく参入してきた村とそのゴタゴタの話に2匹の狼。

  • ホロとロレンスの旅の続きの物語。
    またこの二人に会えるのはうれしかった♪(出ていたのを知らなかったのは不覚!)
    「狼と羊皮紙」も見たくなった。。。

  • ホロとロレンスに再び会える。
    "二人は幸せに暮らしましたとさ、おしまい"ではない、その後のなんやかやも覗けるのは読み手として嬉しい。

  • 読者が期待しているであろう、甘々な展開も、逆転劇的な展開もしっかり書かれているしで、本編と思って良いですね。(そもそもどこにも番外編とは書いてない)
    やはりこの主人公たちの永遠の課題はずっと一緒にいられるわけではないことでしたが、そこも踏み込んでいて真面目に二人の今後が描かれているのだなと思いました。

  • ミューリでした。

    最終巻のはずだった17巻を5年半前に読んだとき(http://booklog.jp/users/hanemitsuru/archives/1/4048706853)のレビューの最後を受けて。

    でも、男名前じゃなかったの?という一点を除けば、いい名付けです。以前のエピソードを読んで(あるいは、まだ覚えて)いるなら、どんな経緯でつけた名なのか一目瞭然ですし、付けたときのホロとロレンスのやり取りが目に浮かぶようです。読んでいない(あるいは、忘れてしまった)のなら流しても何も問題はないでしょうし。

    でも、5年ですよ、5年。完結からこれだけ時間をおいて、原作の続きを読めるとは思いませんでした。それも、再び旅に出てしまうと幸せが壊れてしまうホロとロレンスはニョッヒラでイチャイチャさせたまま、娘が代わりに諸国漫遊・問題解決の水戸黄門的旅をするという形でシリーズを承継するみたいです。

    頭でっかちすぎてちょっとつまらないコル坊が相方ですし、ホロが背負っていた寂しさのような影の部分とはミューリは無縁なはずなので、ひたすら苦労するコル坊とお気楽なばかりのミューリの旅が物語として楽しく読めるのかとか、心配はありますが、でも、うまいこと人気が出てくれてまたしばらくシリーズを読めれば幸せです。

    ニョッヒラ残留チーム側ではホロがデレ過ぎっぷりを十二分に堪能させてもらいましたので、続けて諸国漫遊チームのお話を読むことにします。

  • 幸せであり続けるための物語。

    旅はもう少しだけ続く、というセリフからわかるように本編の続きが描かれる。愛も変わらずホロとロレンスのやりとりを楽しめた。4編すべて甲乙つけ難い。

    しかし、ロレンスは人間でホロが狼である限り避けられない運命は変わらない。一応の希望は示されるものの、やはり「終わり」についてつい考えしまう。もう一つ短編集が出るそうなので、そちらを読んでからもう一度考えたい。

    新説の方も期待して続きを待つ。

  • またこの二人に出会えるとは。甘ったるい夫婦ににまにましながら読む。温泉と美味しい食べ物、この世の極楽のようなニョッヒラでの日々。スヴェルネルの祭りで奮闘し、その後の若い狼たちとの邂逅で、ホロを気遣いながら機転を利かせるロレンスがなんとも格好良い。ミューリが生まれる前後あたりでアワアワしてそうなロレンスも読みたいなー。

  • いつもの面白いやり取りが最高です

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞〈銀賞〉を受賞し、『狼と香辛料』で電撃文庫よりデビュー。他の著作に、『マグダラで眠れ』『少女は書架の海で眠る』『WORLD END ECONOMiCA』(いずれも電撃文庫)がある。

「2018年 『狼と香辛料XX Spring LogIII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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