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- Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048925013
作品紹介・あらすじ
魔女見習い玉城禰子15歳。
少しずつ増えてきた魔女のお仕事に充実の日々…と思いきや
本当にこれでいいのか悩み始める禰子と、なんだか様子がおかしい弥生が衝突!?
青春マジカルストーリー波乱の第3巻!
感想・レビュー・書評
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4.2
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第一部完とでも言うべき内容で展開されている三巻である。小エピソードで全体の流れを整え、ある一件から禰子が魔女としての自身を思い悩む一方で、そうした姿に反感を覚える弥生、その二人の諍いが描かれている。
ややシンプルすぎる嫌いはあるが、内容的にはごく真っ当に思春期の悩みを描いている。各々が、隣の芝は青く見えるを地で行くような思いを抱えながら、その胸中を上手く呑み込めない不器用さが露わになっているのだ。
日常を描く物語としては動的な展開であり、正面からぶつかり合う彼女らの姿は快くさえある。
よく流れをまとめた一巻だっただろう。星五つと評価している。
ただ、前々から思うが、こうした物語が現代の読者にどこまで求められているのか、需要の問題は少し気にかかるところだ。
おそらくこのテンポの良さも、そうした「鬱ストーリーへの拒否」を念頭に置いている面もあると思うのだが、こうした正当な青春物語がどの程度の反響を得るのかも注目したい。
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