- 本 ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048925167
作品紹介・あらすじ
刑を終え出所した狭山は、刑事の木崎と再会し、
自身が愛した男・高島の死の真相に迫ることになるが――。
ドブの中で生まれ育った狭山が転がり落ちた先は、極道の世界。
敵対組織に敬愛する組長・高島を殺され復讐に走った狭山は、殺人を犯し服役する。
十五年の刑期を終えた狭山を待っていたのは、
現若頭の飯塚に半監禁状態でセックスを強要される日々だった。
そんなある日、かつて世話になった刑事の木崎と再会する。
高島の死を裏で仕組んだのは誰だったのか。
そこには、刑事の木崎と組長の高島だけが知る、秘密が隠されていて――。
感想・レビュー・書評
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刑事×ヤクザ
親父を殺した敵対組織の人間を報復に殺して服役していた狭山が出所。親にも周囲の大人にも恵まれず子供の頃から身体を売って生きてきた狭山をヤクザの高島に預けたのは警察官の木崎だった。
ただ堕ち続けていく狭山をなんとかしたくて高島に預けた。ようやく家族を得た狭山が落ち着いた頃、高島は殺された。
そして35になって出所した狭山は結局行き場もなく組に戻り、飯塚と言う兄弟分に身体を貪られ続ける毎日を送っていて…
ぶっきらぼうだけど、結局情に厚い警察官の木崎が狭山を見捨てられない話です。
そして身体で生きてきた狭山はゴリゴリの誘い受。
木崎も突っぱねるけど、おっさんながらも艶のある狭山に陥落って感じかな。
今や組のお荷物でしかなくて、親父に心酔してて、全ての真相を知るために狭山は組を抜けずに踏ん張って。木崎もどうしてやることも出来なくて、コトが起こり…
周囲に裏切られ続けた狭山には幸せになって欲しいです。ずっとラーメンにお湯を注いで…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の言う通りのおっさん同士の恋愛もの。だが、ほぼ甘いところなし。
こういうのもあっていいのかもねー。BLとして。 -
極道としてはなまぬるい部分と痛い部分とがあり、狭山に翻弄された飯塚はちょっとかわいそう。
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