ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)

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  • KADOKAWA
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レビュー : 473
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048926409

感想・レビュー・書評

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  • 足掛け7年かかったこのシリーズも、ついに最終巻。
    やはり、主人公の二人は決まるべきところに決まったというのが、最終巻の最終巻たるべき落としどころか。
    今回は、シェークスピアの古書に纏わる謎解きで、門外漢の身には、ちと興味が削がれる題材ではあった。
    参考資料の列挙から、この作品に対する著者の並々ならぬ努力が感じられ、敬意を禁じ得ない。
    また、あとがきで、番外編やスピンオフに言及しており、どんな話が綴られるか、楽しみに待つとしよう。

  • ビブリア古書堂シリーズ最終巻。
    シェークスピアのファーストフォリオに纏わる
    愛憎劇と言っても過言ではない気がする(^_^;)
    親子、師弟関係でドロドロ(笑)

    このシリーズ、古書に関する説明部分は
    面白いし色々知れて楽しいんだよなー。
    でも、それ以上に人と人との駆け引きや
    嫌な部分が目立ってしまって怖い…。






    実は…
    五浦くんの質問が空気読めず、
    頭悪すぎるのも気になる。
    (「ファクシミリって、ファックスのこと
    でしたっけ?電話の」とか…)
    とりあえず貯金50万のアルバイトが
    結婚云々言うなんて…(呆)
    栞子に寄生する気満々やん…ヒモやん…(笑)
    栞子のあざとさも気になるが…
    まあ、でも物語の中の話だもんね(^_^;)
    と文句を言いながらも番外編とか出たら読むと思う。

  • 話がどんどん複雑になるし、シェークスピアのことなど難しくなっていくし、正直言って途中でちょっとうんざりした。でも、まあ痛快にハッピーエンドだったので、このシリーズを最後まで読んでよかった。

  • 誤植が目立つのは残念だった。でも面白かった。
    大輔くんの逡巡、「覚悟がすべて」の言葉、胸に迫ってくる。結局、篠川智恵子は謎の人物だった。単に口下手なのか、本以外のことに興味が無いのか。
    何にせよ、本の話がしたい栞子さんと、本の話が聴きたい大輔くんの幸せを願ってやまない。
    あと、問題劇というのは知らなかった。私の先生は、主人公の自己肯定で終わるものが喜劇で、自己否定で終わるものが悲劇だと言っていたけれど。シェイクスピアは奥が深い。そして、だからこそ面白い。
    それから、まだ回収されていない伏線があるように思うけれど、番外編として回収してくれるのだろうか。

  • シリーズ完結編。
    最終巻ではシェイクスピアのファースト・フォリオを巡る話。
    さすがに1,600年代の古書の話は分かりにくいので、その辺の難しい話は読み飛ばす。
    毎回毎回怪しい人物が出てきて、今回の依頼人の吉原もかなり怪しい人物。
    その吉原に振り回され、ファースト・フォリオを巡り、いよいよ栞子は母・智恵子と直接対決をする。
    「振り市」を言われる、古書業界で言う競りの場面などは、申し訳ないけど、他の作品を真似たかと思うぐらい、この作品のイメージではない気がする。
    巻を重ねるごとに、謎が大きくなり過ぎて、近所に住む古書の好きな人たちの不思議を解決していた頃の楽しさが薄れてきてしまったのが、残念。
    そして、一番の残念が最後に高額の洋書がメインになってしまったこと。
    人と古書にまつわる物語だったのが、普通の鑑定もののミステリーになってしまったのは、非常に残念。

  • 番外編やスピンオフは除き本編完結の巻。栞子母と振り市で競うシェイクスピア落札。これまでの流れや登場人物の関係は殆ど頭から抜けてしまっているけれど自然体な博識さに引き込まれて全く気にせず楽しめた。大人しい善人に見える栞子の実は一筋縄でいかない所が味噌だよなあ。母に対して情で流されない基本姿勢も印象的。

  • シリーズ最終巻。最後を飾るのにふさわしく、テーマはシェイクスピア!最後のビブリア古書堂と大輔の全財産を賭けたウン百万、ウン千万のやり取りには流石に冷や汗が…。栞子の母親が思った程毒々しくなかったのが少し残念だったけど、中学生のようにピュアな2人の幸せ〜なラストが見られてよかったです。

  • 最後は古書の真贋というらしい展開で熱かったです。一定のジャンルに造詣が深いのは格好良い。お母さんはやはり手強い。

  • 完結。もう少し揉める展開かと思っていたので肩透かし感も。ライト系な読み物だし、すっきりしたから良いか

  • 久我山真里のもっている太宰治の『晩年』初版本をビブリア古書堂が買い取り、田中敏雄に売ると約束することになっていましたが、すでに『晩年』初版本は舞砂道具店という骨董屋に売却されていたことが明らかになります。すると後日、舞砂道具店の店主である吉原喜市(よしわら・きいち)という人物がビブリア古書堂をおとずれ、栞子たちの足元を見透かして、八百万円という大金で譲ってもよいと吹っ掛けます。

    さらに後日、栞子の祖母である水城英子(みずき・えいこ)のもとに吉原がたずねてきていたことが明らかになります。彼は、久我山尚大の蔵書を買い取り、そのなかにあった借用書を手に、英子がもっていたシェイクスピアのファースト・フォリオの複製本の返却を要求したのです。

    さらにその複製本には、智恵子を後継者にしたいと考えていた尚大の仕組んだ謎がかくされていることが明らかになり、栞子と大輔はくだんのシェイクスピアの複製本を手に入れようと古書交換会でおこなわれるオークションに臨むことになります。

    「あとがき」によると、本巻で大輔と栞子の物語はひとまずの結末となりますが、落穂拾い的な話がまだつづくとのことなのでサブキャラクターにどのようなしかたで光が当てられることになるのか、たのしみです。

著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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