86―エイティシックス― (電撃文庫)

著者 :
制作 : しらび  I-IV  I-IV 
  • KADOKAWA
4.29
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本棚登録 : 336
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048926669

作品紹介・あらすじ

サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。
そう――表向きは。
本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。
死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。
二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!
第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作、堂々発進!

感想・レビュー・書評

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  • うん確かに、これは大賞だわ。

    第23回電撃小説大賞「大賞」受賞作。
    国家の政策により人以下に落とされ戦場で戦わされる少年少女達とその政策に憤り彼らの力になろうとする後方支援官の少女の物語。

    遠く離れた場所で顔を会わせることもない彼らが仲間の死や軋轢を経て次第に交流を深めていく様がなんともいい。
    管制官のレーナは一見気弱な感じで確かに弱い部分もありながらそれでも最後まで諦めないところがいいね。
    最後の戦闘である意味キレタ彼女の啖呵にはグッとくるものがあった。
    それとともに戦闘が終わったあとにふと漏らした「おいていかないで」の言葉が切ない。

    そして短いその後の歴史描写のあとに訪れるラストの、その最後の一文を読んだあとの余韻がまたすごい。
    これはすぐに続きが読みたくなるね。
    そんな読者の心情を察し切った物語は、なんとも心憎いばかり。
    これがデヴュー作という作者に脱帽。

  • 出版当初にちょっと気になってたので、読んでみた。
    期待以上に面白かった。

    近未来ディストピアSFで戦争もの。
    設定がなかなかハードで、先に進むことに最悪な状態が更新されていく、絶望感で物語がドライブする。

    エンディングのキレも良い。この先はいらないんじゃないかな。
    なので、続きをよむかどうかは未定。

  • すごく面白くて一気読みした。終盤以降泣いて、ラストシーンでもっと泣いた。上手い言葉が出て来ないが、読めてとてもよかった。急ぎ既刊全て購入したい。

  • 最初読みづらいなと思ってましたが、この硬い文体と世界観がマッチしてるんだと気づき、中盤以降はスラスラ読める程度に慣れました。

    退いても死ぬ、進んでも死ぬという状況でとる行動が美しい。

  • 無人機で戦っているはずが、「豚」を戦わせている共和国で、レーナは軍属として彼らを導く存在だったが……。評判聞いて買ってみたら、ほんとに面白かった。ひさびさに面白かったライトノベルでした。接触の「ない」二人の設定がいい。レーナの立場だからこそできることもあるというのがいいですね。

  • くそう、私はこの話好きだ、めっちゃ好きだ! この国のあり方は幾ら何でもありえないけど、ページをめくる手が止まらない。ラストひとつ手前で泣き、最後の最後で本当に泣いた。出来過ぎ、蛇足、と言う人もいるかもしれないが、本当に、良かった、と思えた。それで満足だ。

  • 会わないけど、ボーイミーツガール(笑)

    文句なしの面白さでした。一気読みしてしまいました。
    閉じられた世界で、外からの圧力にさらされ続けたら、きっと人は仲間内の弱者を強いたげだすのでしょうね。
    背景が特に書かれず、既に追い詰められている現状から話が始まります。
    退廃により終わりに向かっていく国の中で足掻く少年少女の頑張り、その対比が話に深みを持たせているのかも知れませんね。
    最後の数ページでの展開は胸がスカッとしました。
    続きを楽しみにしています。
    やはり、次は兵器の大本を倒しに行くのかなー。

    しかし、あの風潮の国のなかで、何故ヒロインがあんなマトモな感覚を持ち続けていられたのか不思議。

  • これぞ電撃!ザ・ライトノベル!納得の大賞受賞!でした。私としては。荒削りも荒削りで、あらあらそれ、そこ、そのままその感じで押し通す?!大丈夫?!って思う箇所もありましたが、それは私がおばちゃんになったからでしょう、たぶん。キャラクターと世界観で読了させる勢いのある作品だと思ったなー。最後の結末も、王道でとても良かった。廃れないから王道は王道なんだよね。面白かった!

  • ああ、うん、続くのか。
    これで終わったほうがきれいでいいのに。

    最後のほうなんか久しぶりにくるものあったし。

    進撃だ、という声もあったみたいだけど、自分的にはガンパレかファフナー。
    進撃見てないし。

  • オススメされて借りてよんだけど、設定はあんまりしっかりよんでなくて話の流れだけぱーっと読んだが、最後ハッピーエンドで良かった…

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著者プロフィール

第23回電撃小説大賞《大賞》を受賞し、受賞作『86‐エイティシックス‐』でデビュー。陸戦専用・高機動型・できれば多脚のメカを偏愛。スペックが化物なワンオフ機よりも量産機や旧世代機、ステータス一点張りの欠陥機を愛する。

「2019年 『86―エイティシックス―Ep.7 ―ミスト―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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