キネマ探偵カレイドミステリー (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 555
感想 : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048927048

作品紹介・あらすじ

留年の危機に瀕するダメ学生・奈緒崎はひょんなことから、秀才でひきこもりの映画オタク・嗄井戸と出会う。彼は部屋から一歩も出ることなく、 その圧倒的な映画知識で次々と不可解な事件を解決してみせ――。

感想・レビュー・書評

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  • 大学生二人の掛け合いが面白かった。
    喧嘩したり認めあったり、いつの間にか仲直りしてたり。
    乱暴ながら仲良くなっていく二人が、色々な謎や事件を解決していくライトなミステリー。
    日常の謎を解き明かすだけかと思いきや、意外と重い事件とあったりで最後はハラハラした!

    キネマ探偵と言うだけあって、映画の知識で事件を解いていく。
    残念ながら映画は全然知らないけれど、作中で紹介されると気になってくるなぁ。
    きっと映画に詳しかったらもっと楽しめたんじゃないかと思う。

  • ビブリア古書堂は古書に纏わる話だが、
    こちらは映画に纏わる物語。
    ビブリアの三上さんがオススメしているし、
    イラストをスカイエマさんが描かれていて
    更に内容が面白そうだったので購入してみた。

    こういう話によく出てくる、一つの事柄に
    卓越したクセのあるキャラクターが
    この本では嗄井戸(すごい名前(笑))だが、
    クセはあるが結構可愛い少しヘタレな人物で
    嫌味がないし、好感が持てる。
    映画に関しても、世間的によく知られているような
    映画を取り上げているし、内容も分かりやすい。
    事件の流れは若干予想しやすい流れだが、
    まだまだ色々な話が読んでみたいと思えた。
    是非、続いてシリーズ化して欲しいなと思う。

    それにしても、ビブリアに出てくる本もだが、
    今回の映画も有名だけれど改めてじっくり
    見た事がないかもしれない…というラインナップで
    これを機にゆっくり見てみたいと感じさせられた。

  • 映画に関係した事件の謎を解く、ひきこもりシネフィル探偵。

    「逢魔奇縁のパラダイス座」(ニュー・シネマ・パラダイス)2 … すべてがちょっとわかりやすすぎた。
    「断崖絶壁の劇場演説」(独裁者)2 … ひねりがなかった。
    「不可能密室の幽霊少女」(ブレア・ウィッチ・プロジェクト)3 … ラストあたりで言う●●トリックが成立してない。JK束で加点。
    「一期一会のカーテンコール」(セブン)3 … 見立ての題材が曖昧すぎる。

    総じてトリックはかなり軽め。探偵と助手ふたりの絡み(友情)がメイン。題材となった映画はネタバレへの考慮かサラッとしか触れられていないところに好感が持てた。

  • 面白かったです。

    映画を題材にしたミステリー。
    休学中の秀才、嗄井戸が名探偵。
    留年の奈緒崎、美少女 束が絡み合いながら事件に巻き込まれる解き明かしていく。

    嗄井戸がなぜ引きこもることになったのかの語りあたりからグイグイと物語に引き込まれた。
    映画と現実のどちらが起点となり人を巻き込んでいっているのか。
    YouTubeやSNSで誰もが演出家になれてしまう恐怖を感じながら読み終えた。

  • 映画をあまり観たことのないわたしでも、タイトルは知ってるよっていえる有名どころの映画の蘊蓄から始まるので、読みやすく置いてけぼり感もなく楽しめました。主役の男子二人組もそれぞれ完璧人間でないので親近感を持てます。(ちょっとめんどくさい2人だけど)ストーリーもそれぞれの話は途中でラストが読めちゃうけれど、それでも彼らの活躍にぐいぐい引っ張られて楽しく読めました。第三話までサクサクと話が進んだ分、第四話でガツンとおっきい衝撃を落とされました。このシリーズ続くだろうな。そうしたらきっと追っかけますね。

  • 映画愛に満ちたライトなミステリ。ひとことでは語り尽くせないくらいの読書体験を与えてくれた作品で、何年経っても大好きな1冊です。
    魅力的なキャラクターと、テンポの良い話運びで、最後まで楽しく読めます!
    読み終わった後は、思わず映画が観たくなります。

  • 今まで読んできた斜線堂作品と比べると格段に分かりやすい。
    映画ファンでなくても楽しめる適度感が◎

  • 登場人物の設定は主要な三人、それぞれに面白いと思います。束がとても気になります。面白い娘です。
    謎自体、そして謎解きよりも、映画の話におおく期待していましたが、その点では少々物足りなさがありました。もっと映画に寄せて話が展開してくれるものを期待していました。しかし、本筋の謎から言うと、バランスのとれた感じかもしれません。
    読後に何か物足りなさを感じたのはなぜなのか、自分でもよく分かっていませんが、研究室内での部分が少ないからなのかな、話の発端なのに、ということかな。
    きっと作者さんは書いていくうちにどんどん、うまくなっていく方のように思います。
    もうすこし読み続けてみようと思います。

  • これ好き。

  • たぶん間違いなく今年一番のお気に入り。
    映画には造詣が深くない私ですが、この作品を読むと映画を観てみたくなります。
    作中の溢れんばかりの映画愛とモラトリアムの危うさと、炎上(物理)。そして、語り部である奈緒崎くんのどこか不安を覚える倫理観と、探偵役の嗄井戸くんの可愛さと危なっかしさ、二人を母のように深く優しい心で見守るヒロイン束ちゃん。
    癖になる魅力が網羅された一作です。
    ある意味ドラッグ的な中毒性を秘めていて、読む前の自分にはもう戻れないな、と思える快感が、また素敵。

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著者プロフィール

2017年に『キネマ探偵カレイドミステリー』(メディアワークス文庫)でデビュー。ミステリ的な仕掛けを駆使し切実な情感と関係性を描く作品を繰り出し、新進気鋭の作家として注目を浴びている。2020年『楽園とは探偵の不在なり』(早川書房)を上梓し、『ミステリが読みたい! 2021年版』国内篇で2位を獲得するなど高い評価を受けた。近著に『廃遊園地の殺人』(実業之日本社)、『愛じゃないならこれは何』(集英社)がある。

「2022年 『願いの始まり 神神化身』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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