そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか 最新改訂版 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048927437

作品紹介・あらすじ

レールからはずれるのが怖い? でも僕らの乗ってるレールなんて、どうせもう壊れてるんです! 独立したい人も転職したい人もニートの人だって、「好き」で「食う」ことさえできたら、それが幸せな生き方じゃないでしょうか。でもそれにはコツがいるんです。大切なのは「何をやるか」ではなく「どうやるか」。どう提供するかにこだわれば、僕らの道は開けます! 誰でもすぐ実践できる、10のビジネスモデルを知って「好き」を仕事にしよう。伝説の独立・転職バイブルが最新版になって文庫化!

装画/永田カビ

※本書は、小社刊の単行本『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(2013年1月発行)の記述内容を最新のものに変更し、文章を大幅に見直して加筆訂正を行なった文庫改訂版です。

感想・レビュー・書評

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  • もっと早くこの本と出会いたかった!!
    でも、これからまだ諦めなければチャンスはあるはず!

    ネチネチと色々考えるのが2〜5年とか言ってあったが、私はもう7年も経ってる

    行動しなきゃだめなんだ
    怖がってたら、進まない

    頭でっかちを卒業しなくては!

  • ざっと読み返した。何度も読み返す価値のある本。好き」で「食う」には何が必要か?から始まり、ビジネスモデルや起業までのステップ、独立後の考え方等が読みやすく分かりやすく書かれていました。

  • 起業するにあたってのポイントが的確に説明されていて勉強になった。
    とは言え、タイトルからはとりあえず会社を辞めて副業的なことをする人向けの本なのかなと思っていたが、その逆でガッツリ事業を始めてみたい人向けの本だった。

    世の中そんなに甘くないなと痛感させられ、起業にはやはり覚悟と地道な努力が必要だと納得させられた。
    本気で起業を考えてる人には非常におすすめの本。


  • 気になったところの抜き出し


    ①現在強い事業基盤を確立した企業であっても、当初から戦略的にその基盤を採用できた企業は少ないと言えます。多くは、試行錯誤の結果として、強固な土台(プロフィットモデル)を構築するに至っていることを忘れてはなりません。  先に挙げた「ほぼ日」の手帳にしても、糸井氏は意図してあの事業モデルをつくり上げたわけではないでしょう。事業の継続を目指していた結果、たどりついたモデルなのだと言えます。  本当に「好き」で「食う」を目指すなら、まずはさまざまなプロフィットモデル事例を見つけ、自分の〝やりたいこと〟に当てはめることから始めてみることを


    ② では、社会への価値提供をどうすれば個人としてできるのでしょうか?  誰しも自分の好きなことをして食べていきたいはずです。でも、多くの人はそれを夢物語だと諦めてしまっています。  例えば、アーティストでは食べていけないから、サラリーマンになろう、というふうに。あるいは、自分はその分野では一流になれない、だから就職しよう、という言い訳のもとに。  でも、それは根本的に間違っています。「好き」で「食う」は実現できるのです。そのやり方をきちんと学ぶことで、そして、自分で考える方法を身につけることで。

    ③ キャリアをスタートしてから、ずっと抱えていた想いや、現状に対する何ともいえない気持ち悪さと折り合いをつけようとする時代──、ネチネチと考え悩んでいる時代が、だいたい2年から5年はあると思った方がいいでしょう。僕の場合は、この潜伏時代が5年ありました。

    ロゴスパトスエトス(論理情理倫理)のバランスが大事。

  • 独立を検討した際のヒントがたくさん詰まっている。管理職の人にも参考になる内容は多い。今後の世界の変化や生き方についても考える内容があり若者に勧めたい良書。

  • タイトルや表紙、内容紹介などから受けたイメージとは、良い意味で違った内容でした。
    タイトルのイメージ的には、よくあるフリーランスでもすぐに稼げる小手先のテクニック集のような感じですが、もっと根本的な働き方、生き方、考え方について書かれています。

    テクニック的なところでも、「食う」ために使えるプロフィットモデルや、変動費は使ってもよいが固定費を上げるときは他人に意見を求める、法人契約を取ることでリスクを回避など、独立する前にも後にも使える「技」は満載です。

    しかし、「ネットを使って出会えない人はいない」、タスク管理の「GTD(Getting Things Done)」の考え方を用いて自分はCPUだけ使う、キャッシュフローを生む事業とビジョナリーな事業の棲み分け、「ありがとう」と人に感謝することで自己価値が相対的に低下するので自分から感謝を引き出す方法、きちんと休む、最悪のケースを想定する、漂う力をつけて来る事象に身を任せる、ロゴス(論理)・パトス(情理)・エトス(倫理)を調和させる、レスポンスを早くして信頼される、やりたいこと1つの裏には10のやりたくないことがある、やっぱり何とかなるものだ、などのむしろ考え方に関する示唆が多くありました。

    「おわりに」に書いてあるように、2025年くらいには、現在の価値観とは大きく変わった新しい社会が出てくる可能性が非常に高いと思います。
    新世界へのシフトに際し、今のうちに準備を行う必要があるでしょう。
    本書でいうところの「クレジット」を貯めて行動を起こしておけば、東京オリンピックの2020年前後まで潜伏時代として、2021年以降に独立時代、2015年にはちょうど起業時代となり、新しい社会に合わせた事業を行うことができます。
    そううまく計画どおりに進むとは限りませんが、行動を起こすのは今がチャンスかもしれません。

    行動を起こすための力を与えてくれる一冊です。

  • 面白かった。自分はビジネスマンではないが「好き」を仕事にしたくて、それが出来ていない状況を何とか変えたいと本書を手に取ったのだが、収益を上げるシステムについてのとても分かりやすい説明や起業したあとの具体的な課題など、本人が経験してきたからこそ言える生きたアドバイスの数々に一気に読み終えた。「能力を上げるよりもプライドを下げよ」という言葉に胸を打たれた。1000個のアイデアを考えて3個採用の確率(センミツ)を忘れないようにして、絶対何とかなると信じてこれからも挑みたいと思った。

  • 「好き」で「食う」ためにどういうことを知っていた方がいいのか読みやすく書かれています。目からウロコだったのは、技術の価値を上げることも大切だけど、売り方を工夫すれば稼ぎは増えるということでした。ディズニーやほぼ日の収入基盤の話は「なるほど」と納得しました。

  • 自分とはタイプが違くて参考にならないと感じた。
    30歳まで真面目にやっていれば、のくだりはそんなことないかと思った。

    具体的に起業を考えている人には多少参考になるかもしれない

    ビジネスプランの話はなかなか面白い。
    トリンプの例(おねだり機能)など

  • ・いちばん大事なのは、どこに就職するかではありません。どんな「師匠」を持つかです。
    ・やりたいこと1つの裏には、10のやりたくないことがあります。
    ・現在の若者の不幸は経済的貧困によるのではなく、本当は自分自身で人生を選択する勇気と知識の欠如によるもの

    仕事や働き方を通して、人生を語っている。

    働くことは生きること。
    生きることは創造すること。

    同窓会に出席しない。過去に生きるのではなく未来を生きる、という考え方が新鮮でした。
    そんなに深く考えたことなかったな。
    そこまでシビアに、時間の使い方を意識しているんだな〜

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著者プロフィール

山口揚平(やまぐち・ようへい)
事業家・思想家。早稲田大学政治経済学部卒・東京大学大学院修士(社会情報学修士)。専門は貨幣論、情報化社会論。 1990年代より大手外資系コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わったあと、30歳で独立・起業。劇団経営、海外ビジネス研修プログラム事業をはじめとする複数の事 業、会社を運営するかたわら、執筆・講演活動を行っている。NHK「ニッポンのジレンマ」をはじめ、メディア出演多数。著書に、『知ってそうで知らなかったほんとうの株のしくみ』(PHP文庫)、『デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座』(日本実業出版社)、『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(KADOKAWA)、『なぜ ゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』(ダイヤモンド社)、『10年後世界が壊れても、君が生き残るために今身につけるべきこと』(SBクリエイティブ)、『新しい時代のお金の教科書』(ちくまプリマー新書)などがある。

「2021年 『ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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