少女妄想中。 (1) (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA (2017年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (306ページ) / ISBN・EAN: 9784048927574

作品紹介・あらすじ

「こういうのが初恋なんだなって、思いましたっ」
 いつも背中を追いかけていた、あの人への『憧れ』。夢の中で一緒に過ごした、海辺でのあの子との『友情』。傷つけてしまったあの人への、伝えられない内緒の『想い』。私の好きな人は、私以外の人も好きなのだろうか。たくさんの人と物の中で、その女の子を好きになっただけ。もどかしい想いを描く、少女たちの可憐な物語。

みんなの感想まとめ

少女たちのもどかしい想いを描いた短編集は、異なる時間と空間で展開される4つの物語が、最後に美しく結びつく構成が魅力です。読者は、登場人物たちの憧れや友情、内緒の想いに共感しながら、切なさと爽やかさを感...

感想・レビュー・書評

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  • 発売前から気になっていた短編小説。好きになる人を自分で選べないからこそもどかしいなと感じた。誰もが想い合う中で、人物相関図の矢印の方向が定まっていく感じは「好きになったのが“あなた”だっただけ。」という言葉に尽きる純愛そのものだった。一番「君を見つめて」が好き。

  • あー

  • 全体的に少し爽やかな印象を受けました.すべて別の話しと思うもよし,繋がっていると思うもよし.読んでから少し心がスッキリした気がしました.

  • 「安達としまむら」の著者が書くほんのりと百合が香る短編集。という風の噂を聞いて読み始めました。
    「少女妄想中」というタイトルの通り、少女たちは幻覚や夢、幻想といったような妄想を抱いているのですが、妄想というのはとても曖昧で掴みにくい。。

    これは現実社会の話なのか、それともファンタジーなのか、読み進めても進めても話の道筋を掴むことができず、途中まで…いや、ほとんど最後の方まで自分は一体何を読んでいるのだろう・・・と、わからずにいました。。

    …ですが!

    最後の「今にも空と繋がる海で」を読んで、全てが繋がります。まさにタイトルの通り、繋がるんです。
    各話の中で必ず登場するキーワード「走る少女」「海」「夏」そして、「青」。この点と点が線となったとき私はやっと「少女妄想中」を読み始めることができました。

    もう一度最初から最後まで、
    一字一句逃さまいと舐めるようにして読み返して、やっと、この物語の主人公に気づくことができました。そして一言「…やばいエモい」と、これに尽きます。

    びっくりするほど面白かったです

  • 繰り返し読まないといけないやつ

  • 百合作家としての地位を獲得しつつある入間さんの作品。入間さんの(私が思う)良い癖も悪い癖も出ている連作短編集だと思いました。 良いところはそれぞれの登場人物や文章で、印象的なエピソードを他のエピソードに、文章に絡めて表現をするところ。本作だと『ガールズオンザラン』で描いた”走る”ことを『銀の手は消えない』で改めて使い、鳥肌が立ちました。 悪いところは重要で繊細な感情をコミカルに勢いで描いてしまうことです。若干の雑さが見えてしまって私は苦手です。 とはいえ、全編、儚さを孕んだジュブナイル、最高でした。

  • 「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」

    仲良き事は、美しき哉。

  • 「安達としまむら」の入間人間が送る百合連作短編!!いえい!
    いやあ、それぞれ登場人物違うのかと思いきや、続き物でしたね。良かったね……。

  • 「ガールズ・オン・ザ・ラン」
    何年も幻影の背を追いかけ続けて。
    全力で走っている間しか見えない幻影というのは面白いな。
    しかも、常に自分が追っている形で追い越す事も追いつく事も出来ないっていうのは不思議な感覚だろうな。
    それにしても、同居している彼女が幻影の正体かと思っていたから別人として実在した事に驚いた。

    「銀の手は消えない」
    夢の中で出会った彼女と。
    あの世界は結局彼女が現実逃避場所として想像した場所なのだろうか。
    それとも、実在している場所だったのだろうか。
    あの電車に乗って行った彼女は何処に向かったのだろう。

    「君を見つめて」
    幼い頃に犯した罪を繋がりに。
    身内であり同性に恋をするというのはどんな感じなのだろう。
    傷付けたとしても、それがきっかけになったら傷をつけた事に感謝する事もあるんだろうな。
    好きな人に近づく為ならなんでも利用したくもなるしな…。

    「今にも空と繋がる海で」
    彼女と浜辺でデート。
    簡単に追いついた背中に触れられた時はあっけなさに驚いただろうな。
    あの幻影はあくまでも自分が作り出したものだからな…。
    割と本編でも踏み込んだ感じだなと思っていたが、手を出したのは予想外だったな…。

  • 【好きになったのが、“あなた”だっただけ】

    「こういうのが初恋なんだなって、思いましたっ」
     いつも背中を追いかけていた、あの人への『憧れ』。
     夢の中で一緒に過ごした、海辺でのあの子との『友情』。
     傷つけてしまったあの人への、伝えられない内緒の『想い』。
     私の好きな人は、私以外の人も好きなのだろうか。
     たくさんの人と物の中で、その女の子を好きになっただけ。
     もどかしい想いを描く、少女たちの可憐な物語。

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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