ちどり亭にようこそ2 ~夏の終わりのおくりもの~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.95
  • (9)
  • (18)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 133
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048928847

作品紹介・あらすじ

京都は姉小路通沿いにこぢんまりと建つ仕出し弁当屋「ちどり亭」。花柚が風邪で寝込んでしまい、店に手伝いが来ることになるのだが……。付き合いはじめた花柚と永谷の関係も、どうも一筋縄にはいかないようで。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 花柚さんと永谷氏の道のりはなかなか険しい。

    ・「おむすび」は縁を結ぶもの。
    ・親はいつまでも子供を守りたいものだが、いつかは別の道を歩むことになる。

    ちどり亭の行く末を思い、花柚さんを見守り、自分の未来を見つめ始めた彗太は、酔っ払って道で寝ていて、花柚さんのレクサスに轢かれそうになった子とは思えないほど成長しました。(過去の恥ずかしい失態を書いてやる!(笑))

    彗太が蒔岡父娘とその婚約者に振舞った、「ありあわせで作ったご飯」を書き留めておきます。
    緊張した空気を和ませました。
    『焼きおむすびに刻んだ茗荷とねぎと大葉をのせた、だし茶漬け。厚揚げと茄子の照り焼き。たたききゅうりを生姜と醤油、ごま油で和えたもの』

    二十四節気七十二候カレンダーを買ってみようかな、と思います。


    6.乃東枯(なつかれくさ かるる)、鮎ごはんと字の無い手紙
    ・花柚さんは、昔、藤沢先生のアシスタントをしていた松園さんに彗太を引き合わせる。

    7.菖蒲華(あやめ はなさく)、胡麻豆腐と晦日の水無月
    ・遠くへ行ってしまう古い友人にふるまう懐石弁当は「京都らしさ」にこだわる。「ここでしか食べられない」一番おいしい思い出を贈るため。

    8.温風至(あつかぜ いたる)、甘酢茗荷と乞巧奠(きっこうでん)
    ・花柚さんと永谷氏が喧嘩?
    ・糖質制限より大事なこと

    9.大雨時行(たいう ときどきにふる)、塩むすびと氷の響き
    ・花柚さんは、人のことになると気が回る。もどかしいことに。

    10.天地始粛(てんちはじめてさむし)、生姜焼きと最初のお弁当
    ・自分の未来を自分で切り開こうとする花柚さんに、譲歩の条件という形で課題を出すお父さん。
    あの時も、今も。
    大事に囲みつつも、出口は用意してあるのは、本当の親心。

  • 毎回、花柚さんの作るお弁当が美味しそうで美味しそうで。
    季節を表す言葉もまた良い。
    料理をするという意味を、改めて教わった気がした。
    本当に子供の頃は、食事が出てくる過程に無頓着で横柄だったなーと反省。

    ちどり亭はどうなっていくんだろう。
    まだまだ続いて欲しいのだけどな。

  • シリーズ2

    花柚さんの結婚話も進み
    慧の進路も少しすつ決まっていく
    総一郎と結婚するのであれば、店は畳まなくてはいけない、どうなるのか、花柚の父がお店へとやってくる
    ダイエットに夢中の野々花の登場で菜月と慧はめでたく付き合うことになる

  • シリーズ2作目。
    このシリーズは好きなので、借りずに買いました♪

    花柚さんと総一郎さんが結婚!
    それはとてもおめでたいことだけど…自分の家と、婚家となる永谷家のこと、さらにちどり亭のことも…となると両立は不可能?「ちどり亭」を辞めなくてはならない!?
    という問題も出てきて、、
    これは次巻(来月発売!)に持ち越しかな。

    彗太と菜月も付き合い始めた。

    美津彦さんが家庭料理の「まつぞの」で住み込みで働きに!
    七夕の短冊に「不労所得」と書いていた、あの美津彦さんが!笑

    今回も面白かったな~。
    お弁当の良さを再確認した。

  • 前作よりも登場人物達の魅力が増して、より面白く読めました。これはとても良い傾向だと思います。
    花柚さんと永谷さんの将来に、「ちどり亭の今後」という問題が重くのしかかるのですが、ちどり亭を通して皆が明るくなっていくのを見るにつけ、何とか残してほしいものです。
    彗太が、“花柚さんは本当に、人のことになると気が回る。自分のことは全然なのに”と言っていたのが、まさにその通りで、そしてそんな花柚さんが私は好きなんだなぁ。

  • ちどり亭の将来に絡んだお話。

    んー、花柚さんのお兄さんがまだ登場していないので、続くような気がする。ご飯を作りたくなる小説。

  • 明記はされてないが完結巻っぽかった。
    恋話はもちろんあるが、大切な人との永遠のお別れや将来への覚悟など、いろいろときれいにまとめられており良かった。
    できればもう少しシリーズを続けて欲しかったのが残念で、☆を一つ減らした。

  • 何か問題が起きても、あんまりゴタゴタと嫌なやりとりをすることなく解決するので、安心して読める。優しい雰囲気が良いと思う。
    これで一応完結なのかな?続くの?

  • 1巻の優しい雰囲気がとても好きだったので続きも買ってみた。

    私は茗荷が嫌いなのに、作品に出てくる茗荷の甘酢漬けの味や見た目がとても気になった。花柚さんが作ったものなら美味しく食べられそう。

    また続きが出たら絶対に読む。

  • 【京都のお弁当屋を舞台にした人情ドラマ。 続編でも相変わらず、美味しい料理ばかり!】

     いつも元気な店主・花柚が、小学生のとき以来だという風邪をひいて、寝込んでしまう。急きょピンチヒッターを頼むことになり、彼女が声をかけたのは、西陣で人気店を営んでいる松園というおじいさん。幼い頃から花柚を知っているという彼もまた、ひときわ美味しい料理を生み出す、個性的な人だった――。
    「人間は、何かを生産せなならん。料理でも、日記でも、畑仕事でもええ。消費だけしとるもんは、いつまでもたっても不安で落ち着かん」
     待望の第2巻も、絶品!!

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

十三 湊:第20回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞し、受賞作『C.S.T. 情報通信保安庁警備部』(メディアワークス文庫)にてデビュー。

「2018年 『ちどり亭にようこそ3 ~今朝もどこかでサンドイッチを~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ちどり亭にようこそ2 ~夏の終わりのおくりもの~ (メディアワークス文庫)のその他の作品

十三湊の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
坂木 司
有効な右矢印 無効な右矢印

ちどり亭にようこそ2 ~夏の終わりのおくりもの~ (メディアワークス文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする