狼と香辛料(15) (電撃コミックス)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048929110

作品紹介・あらすじ

レスコの町を牛耳るデバウ商会で、地金の獲得方法を巡り急進派と守旧派の対立が起きていた。ロレンスは守旧派に与する兎・ヒルデに協力し、ミューリ傭兵団とともに、急進派の私兵と戦うことになるが――?

感想・レビュー・書評

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  • 無事スヴェルネルへ入城できると安堵していたら同業者のまさかの裏切り…の巻。

    見所は、まずお遣いに出ていたホロが帰って来たこと。前XIV巻中盤からこのXV巻の中盤まで、結構長いことヒロイン不在で、寂しかったので安心しました。ロレンスと別行動になったのは、そもそも初めてじゃなかったかな?紡いできた信頼関係のたまものですね。
    そして、帰って来たときのホロのデレっぷりが何よりもあっぱれです。ロレンスもそうなのですが、それよりもホロ、頼れる・信じられる相手がいることの貴重さを誰よりも身に沁みて知っているからこその、尻尾バッサバサでしょうから、見ている方も「もげろ」では片付けられない微笑ましさが伝わってきます。

    もう一つ、久し振りのホロの荒事参加がありました。圧倒的な力を持つホロではありますが、一対一で対峙したら鎧袖一触の人間が集団になって「軍隊」となったときは、ホロと言えど対抗することは難しいでしょう。そんなことを十分承知した戦闘参加はやっぱりロレンスのピンチを救うため。
    ただ、どこかでその圧倒的な力をもう一度見てみたいと思います。何か、外伝とかあるといいのになあ。

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2023年 『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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