- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048929530
作品紹介・あらすじ
新学期を迎えた彩海学園。なんとか無事に進級した暁古城は、絃神市国の領主の仕事からも解放されて、めずらしく平穏な日々を過ごしていた。
しかし絃神島に突如現れた未確認の魔獣との戦闘で、宮住琉威と天瀬優乃が重傷を負う。魔獣退治の専門家である太史局の妃崎霧葉は、琉威たちの敵討ちに燃える香菅谷雫梨に共闘を持ちかけるのだが……。
一方そのころ獅子王機関は日本政府の意向を受けて、第四真祖の新しい監視役の準備を始めていた。自分が解任されるかもしれないと聞かされて、動揺を隠しきれない雪菜。しかも、魔獣との戦いにより、雪霞狼が破壊されてしまい──。
そんな雪菜の前に現れたのは、彼女と瓜二つの容姿を持つ謎の少女だった──!
世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の第十七弾!
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
全然、新章っぽくないな。
-
デジャ・ビュ。とおもったらアニメの最後のほうでやってた話かな。
まともに見てなかったので覚えていないけど。
時間移動じゃなかったんだ、アレ。 -
シリーズ17作品目。「作家さん、やりたい放題だな(いい意味で)」と思った。
本の中で、核となるアイデア自体は、むしろ作品のファンが、二次小説なんかでやりそうなネタで、それを本家が先にやっちゃうあたりに、この作家のサービス精神をヒシヒシと感じる。
そういう意味では、決してネタに意外性があるわけではないんだけど、ライトノベルのいわば「お約束」をうまく使っている感じで、しっかりと面白い作品に仕上がっていて、最後まで楽しめた。
本当に器用な作家だと思うし、面白くなりそうなネタをあの手この手で作品に盛り込んでいくサービス精神に、山田風太郎っぽいなと改めて感じた。
もっと、一般向けの作品も手掛けてくれると嬉しい。エンターテイメント系の作家としては、かなり腕のある作家だと思う。