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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048932745
作品紹介・あらすじ
ゼロとの離別により心身共に傷を負った傭兵。自由の利かない身体に苦しむ姿に仲間達は手を差し伸べるが、傭兵はそれを拒絶し、ゼロを追いかけるべく一人で町を飛び出してしまう。命を投げ出すような傭兵の行為に激怒する神父だが、その揺るぎない決意に根負けし、傭兵を町から正式に追放する決意を固める。館長の助言に従い、“泥闇の魔女”と敵対する悪魔達の力を借りる決断を下した傭兵だが、悪魔と勝ち目のない交戦をする絶望的な事態に。しかしそれこそが、館長の狙いだった。
ゼロと傭兵が旅の果てに知る、世界の真実とは一体──。
感想・レビュー・書評
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どこまでネタばらしして良いのかわからないが、前巻の終わりのところから分かるように物語は相当な佳境なわけだけれど、今までの巻からの流れで、この巻がまとめにふさわしいかというとどうしてもそうは思えないかなというのが正直なところ。
なぜそういうふうに思うか考えてみると、感情的な面がクローズアップされすぎているのが原因かなと。計画を立てて状況をひっくり返す爽快感みたいなものがこのシリーズの醍醐味だと感じていたことに気付かされた。
とはいえ、もともと救いのないような面にも容赦なく焦点を当てるファンタジーだっただけに、最後にみんなが救われるのかどうかというのは非常にハラハラしながら読めたし、まとめ方としては悪くなかったと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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