アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判 (1) (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA (2017年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (292ページ) / ISBN・EAN: 9784048933339

作品紹介・あらすじ

「人がハンコを作る時には事情があります」そう語るのは喫茶店にして印章店という『有久井印房』の店主。
 しかしその姿はどう見ても白いアリクイで、なおかつ少々ふっくら気味。そんな店長をサポートするのは、ウェイトレスの宇佐ちゃんと、キザなカピバラのかぴおくん。
「ハンコを作ってください!あれ、なんでシロクマが?」
 訪れ驚くお客さんに「ぼくはアリクイです」と静かに出されるコーヒー。
 不思議なお店で静かに始まる、縁とハンコの物語。

☆【モフモフ重版中!!】鳩見すたの〈ほっこりモフモフ〉シリーズ☆
『アリクイのいんぼう』
第1弾 家守とミルクセーキと三文じゃない判
第2弾 運命の人と秋季限定フルーツパフェと割印
第3弾 魔女と魔法のモカロールと消しハン
第4弾 愛する人とチーズケーキとはんこう

『ハリネズミと謎解きたがりなパン屋さん』
第1弾 なるほどフォカッチャ
第2弾 ときめきフォカッチャ

『秘密結社ペンギン同盟』
第1弾 あるいはホテルコペンの幸福な朝食
第2弾 あるいは南国ホテルの幸福な朝食

みんなの感想まとめ

不思議な喫茶店と印章店を舞台に、心温まる物語が展開されます。店主のアリクイと個性的な仲間たちが織りなす、縁やハンコにまつわるエピソードは、訪れるお客さんとの交流を通じて、人生の小さな歴史を描き出します...

感想・レビュー・書評

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  • 人に歴史あり、店にも歴史あり
    周り回って縁となる

    やっていることの方向を変えるのも続けるのも勇気ときっかけがいるもんだけど、自分の中でうまく落とし所、折り合いができてるほうがいいし、うまく行きそうだよね
    (自分で自分の食い扶持を稼がなくならなきゃいけなくなると、とたんに時間がなくなって、やりたいこともやれなくなってくるしね)

    ゆるキャラはちょっとふっくらしてるほうがいいのに禿同w

  • しばらく暗めな本を読んでいたので、明るめのものをと思い読み始めたが、表紙の可愛さにまず惹かれ、思わずミナミコアリクイの画像まで探した始末。のほほんとしたお話しでいい気分転換になりました。

  • すごくほっこり心が暖かくなります
    特に忙しい時や疲れてる時にスキマ時間に読むと何故か心に余裕ができたような感覚になった

    店長のアリクイさんの描写
    イメージしただけでもう癒しですねw

  • アリクイさんかわいい。。。
    実印とミルフィーユとコーヒーをセットでください。
    高校卒業の時に貰ったハンコを何の気なしに使ってた。大切にしてやろう、あいつ。
    キャラクターと話が少しずつ繋がってて、温かかった。文乃さんが面白いキャラでめっちゃ好きだ。

  • 章を重ねるごとに、キャラクターにも「縁」が出来ていき、世界が広がっていくように感じました。 とてもほのぼのとした世界観で、私は好きです。 もし次も出るなら読みたい作品です。

  • 印鑑に焦点を当てた物語は斬新でした。ただ、世界観は自分には少し合いませんでした…。一章は面白かったかな。彼らのその後は気になります。

  • まさかのハンコ屋さんのことだった。アリクイがどんな世界征服とか目論むのかと読み始めたので、一気に表紙に納得するほのぼのな話でした。
    こういう純喫茶みたいな店がすごく好きなので、ハンコには困ってないですが行きたいです。ケーキとか美味しそう。
    話も読みやすいので、だれることなく読み終えました。続きも読んでみたいくらいにはアリクイさんのもふもふにやられました。

  • こんな喫茶店があったら行きたい!
    いや、本当は印鑑屋さんなんだけど(笑)

    それにしてもねこカフェならぬアリクイカフェだよ。
    さらにカピパラにハトにうさ耳少女って、設定盛りすぎだろう!
    いや、愉しいけど。

    お話的には短編集。
    それぞれのお話がどこか繋がっているところがまたいい。
    個人的には最初の不動産屋の女の子の話と、音大をやめていく女の子の話が良かった。
    ちょっとした恋愛模様のあるところもね。

    あと、カフェのメニューが定番なんだけど美味しそうで困る。
    これこそアリクイの陰謀だ!

  • カフェもやってるはんこやさん。

    アリクイさん、かわいい。ほっこり。

    短編集だけどそれぞれの登場人物が繋がっていたりして、面白い。

    あとがきで、うわー、うふふ、となった。
    こういう仕掛け、好き。

  • 可愛い癒し枠。

  • 店主がアリクイで、ウエイターがウサギで、あとはカピバラとハトがいる、ヘンテコなカフェ&印房を舞台に、内容は意外と普通な(?)小説で読みやすい。

  • 「迷える旅人とミルフィーユと実印」
    助言をくれる存在が。
    せっかくの言葉を素直に受け取りたくても、言い方に少しでも嫌味ぽいものが混じってしまうと言い返してしまうだろ。

    「星を見る人とピザトーストとアタリ」
    無くしたものは何か。
    適当に物を置いては放置してしまっているからこそ、必要な時に見つからず探し回って二度手間になってしまうのだろ。

    「有閑な冒険者とパンケーキと見留」
    引き際を知る冒険者。
    才能がある人や未来を見据えた人たちを見ていると、何も考えていない自分は何故ここにいるのか分からなくなるだろ。

    「家守とミルクセーキと三文じゃない判」
    悪いことはしてない。
    何も告げることなく自分の知らない人と出かける様子などを見てしまったら、隠し事の内容を知らないと気にするだろ。

  • かわいいかと思いきや苦い…音大の話が一番刺さったかなぁ、しんどい…。

  • 表紙が可愛い。
    少し強引さはあるような気もするけど、それでもうまくまとまっていて、面白い。
    印鑑屋さんを営むアリクイさん。可愛さとカフェ感で心温まります。

  • 4篇編成で読みやすかったです。
    カバーデザインに惹かれて購読しましたが、正解でした。 ハンコに関するちょっとした豆知識がためになりました。
    登場人物たちがどこかしらで繋がっていて最後まで読むとほっこりします。

  • アリクイさんほのぼのかわいかったです。
    もふもふしたい。

  • ほのぼのライトに読めるかと思いきや、誰にでも訪れそうな身近な悩みや気づきをそっと刺してくる作品だった。4章からなる短編すべてハッピーエンドで終えてはくれるが、見た目に反して意外と心に響くものがあるので、人生観的メッセージを受け取りたくない時にはおすすめできない。

    が、アリクイのもふもふ可愛さ表現はピカイチで癒しや楽しさもある作品なので、シリーズは一通り読んでみたいと思った。(逆に人生観的メッセージをそっと受けとってみたい人にはおすすめできる。)

  • 【引用】いま作るハンコは、あくまでいまの自分なんです(p.61)

    ・いちおうミステリの体裁ですがとぼけた会話がとっても楽しい。ノーマークだったけど思いがけないメッケモンでした。
    ・動物がやってるお店系。今回はミナミコアリクイのハンコ屋さん。
    ・ちょっとブラックな不動産会社の営業、江田真夜には「したいこと」がなかった。
    ・モノがすぐ見つからなくなる呪いの家を売ろうとしている鈴掛台次郎。
    ・音大を退学しようとしている宮前文乃。
    ・花枝さんがまだ生きている頃、「僕」は七瀬ときょうだいになった。これの謎は、まあすぐに解けるでしょう。

    ▼有久井印房についての簡単なメモ

    【一行目】ミナミコアリクイが、地面にせっせとビスケットを置いていくーー。

    【有久井印房/ありくいいんぼう】食事と印鑑の店。ミナミコアリクイの有久井さんが店長。
    【育実/いくみ】鈴掛台次郎と花枝の娘。プロのオカリナ奏者で世界を飛び回っている。チーズが好き。
    【一寸ちゃん/いっすんちゃん】会社での江田真夜の後輩。有久井印房の近所に一寸堂という文房具店があるが関係あるかどうか不明…珍しい名前やし展開上あるのでしょう。
    【一寸堂/いっすんどう】有久井印房の向かいにある文房具店。美人の奥さんが有名でチョットさんと呼ばれている。
    【宇佐ちゃん】有久井印房の店員。ウサギの若い女性。営業のプロである江田真夜が彼女は有能な営業になれると太鼓判をおした。
    【江田真夜/えだ・まよ】おいしそうな名前。オフィスビル賃貸の営業。ブラックな体質だが江田真夜はけっこう満足している。三十歳。
    【M先生】音大で宮前文乃のピアノの先生。
    【かぴおくん】カピバラ。有久井印房にいる職人。名刺やスタンプのデザイン担当。無口だがときおりダジャレか哲学ポエムを発する。
    【カピバラ物流望口営業所】有久井印房の近くにある。江田真夜が物件を売ろうとしている。カピバラマークの通販サイトはここの経営ではなかろうかと思われるが価格が安い代わり届くのに一週間かかる。
    【かぴばら不動産】鈴掛台次郎が家を売ろうとしている不動産会社。マスコットキャラクターとしてSUUMOくんならぬすもうくんがいる。
    【川沙希市望口/かわさきし・のぞみぐち】有久井印房がある。カピバラの名を冠するものが多い。
    【グランパレス火毘腹/かぴばら】「僕」の一家が住むことになった。
    【景観】《僕が定義する「景観」はただの景色ではなく、大人になってから懐かしさとともに思いだされる心象風景だ。》p.221
    【鈴掛台次郎/すずかけ・だいじろう】ものがなんでも見つからなくなる呪いにかかっているような家を売るために実印を作ろうとする。六十九歳。すぐ噴火する。
    【俊子】七瀬の実母。父と結婚した。前の姓は西野。仕事はトリマー。
    【七瀬】昨日から姉になった。十七歳の女子高生。じつは僕の父と結婚して僕の母になろうと目論んでいたが実の母に先を越された。将来海賊王になるかもしれない。
    【根津/ねづ】江田真夜と同じ会社の契約管理課。なにかとうっとうしい男という印象だが他の社員からの受けはいい。
    【望口高校】七瀬の通う高校。
    【パークハイム叙七三/じょなさん】僕や七瀬の家族が以前住んでいた。
    【ハト】有久井印房の客のようだ。タイプライターでなにやら書いている。
    【花枝】鈴掛台次郎の妻。鈴掛花枝というきれいな名前となる。故人。わりとお気楽な性格だった。
    【ピザトースト】《ピザトーストは実に懐が深い。》p.101
    【僕】姓は筑紫野。達観した小学六年生。七瀬ときょうだいになった。
    【ミナミコアリクイ】有久井さんの種類。威嚇が有名。
    【宮前大良/みやまえ・だいら】音大の学生。ピアノ科。注文した通販の商品が届かないことがある。バイトでかぴばら不動産のマスコットキャラクターすもうくんの中の人をやってる。じっとしているだけなので眠っていることも多い。
    【宮前文乃/みやまえ・ふみの】音大を辞める予定。ピアノ科。通販生活が普通で自分が注文したものも覚えていない。トリアタマとよく言われる。実家は島根でいつもカニを持っている。この作中屈指のおもしろい人。もしシリーズ化するならぜひレギュラーになってほしい。
    【ミルフィーユ】有久井さんのつくるミルフィーユは「……もふっ」「もふふっ」。
    【夢をかなえた】《だって、『なりたい自分』がないってことは、いまの自分が一番ってことじゃないですか。》p.63

  • 癒されました。

  • 印鑑屋+喫茶店
    ちょっとハンコも大事にしようと思ったり。
    あとがきもおもしろい。

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著者プロフィール

◆著者
鳩見すた(はとみ・すた)
『ひとつ海のパラスアテナ』で第21回電撃小説大賞で“大賞”を受賞しデビュー。著書に『アリクイのいんぼう』1~4巻、『ハリネズミと謎解きたがりなパン屋さん』1~2巻、『秘密結社ペンギン同盟 あるいはホテルコペンの幸福な朝食』1~2巻、『種もしかけもない暮らし ~花森姉妹はいまが人生で一番楽しい~』(KADOKAWA)、『こぐまねこ軒』1~2巻などがある。

「2023年 『江ノ島は猫の島である ~猫を眺める青空カフェである~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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