お世話になっております。陰陽課です4 (メディアワークス文庫)

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048934084

作品紹介・あらすじ

雪化粧に覆われた冬の京都。忙しい春明に代わり、祈理は陰陽課の公務を初めて一人で行うことに。しかしその場で呪詛の封印が解けてしまい、絶体絶命のピンチに。祈理を救ったのは、春明の元主である安部晴明で!?

感想・レビュー・書評

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  • 峰守さんのシリーズ結構読んでるけど、この二人が一番好きなんだよなぁ。表紙も好き。祈理ちゃんのまっすぐさがほんと眩しい。好き。そしてさみしい。

  • 完結…続編が読みたい…。

  • 「陰陽課、年の瀬に付喪神を助くること」
    発見された怪しい土器の鑑定を。
    あそこまで強い呪詛が掛けられていることに、誰も気づいていなかったからとはいえ初仕事から大変な目にあったな。
    助けてくれたという事は、危害を加えるような危ない人ではないという事なのだろうが何故神出鬼没なのか気になるな…。

    「陰陽課、新春に記憶喪失の霊の素性を探ること」
    記憶を無くし彷徨い歩いていた幽霊の正体は。
    自分が誰だか分からないうえ、自分に関する情報が一切ないとなるとすごく不安になるだろうな…。
    偶然にも彼女が文献を読んでいたおかげとはいえ、あれだけの情報量で彼の正体を暴くのはとても大変だろうな。

    「鬼の姫、侵入者に心を悩ませしこと」
    数回にわたり夜這いをしてきた犯人。
    相手側が弱っていると分かって忍び込んでいるとなると、タチが悪すぎるだろ。
    冥界側からでなく此方側から蓋が開けられているとなると、また前回の様に操られた人がいるのか悪い事を企む異人さんがいるかだな…。

    「大陰陽師の提案のこと」
    全ての元凶を絶つ為に出された条件。
    死んでも晴れないとはとんでも無く強い怨みなうえ、あれだけの異人さんたちを一網打尽にしてしまうなんて…。
    彼の申し出は分からなくもないが、ただ相手を生きた人として扱おうという気はない様に感じたな。

    「公務員は全体の奉仕者であるということ」
    考えに考え抜いた彼女が出した答えは。
    守りたいという思いが強いのは良いことだが、彼の場合使命感の強さから何処かおかしくなってしまったのだろうな。
    一年間彼女なりに頑張っていたからこそ、あの場に皆んなが集まり援護をしてくれたのだろうな。

  • 【京都市役所「陰陽課」、冬は異人さん絡みのお仕事で大忙しです。】

     雪化粧に覆われた冬の京都。忙しい春明に代わり、祈理は陰陽課の公務を初めて一人で行うことになる。
     春明に一人前と認められたようでうれしい祈理は、張り切って現場に向かう。しかし現場で呪詛の封印が解け、絶体絶命のピンチに陥ることに。そんな祈理を救ったのは、春明の元主である大陰陽師・安倍晴明で――!?
     新米公務員×不良陰陽師の妖怪お助け物語、第4巻は京都の平和を揺るがす大事件が発生!? 祈理の公務員生活一年目、クライマックスです!

  • 京都っていうのは日本で最も面倒くさい街かもしれないですねぇ。死んだ人も出てくるし、出てきてもその人そのものとは限らないし。
    このシリーズはひとまずこの巻で〆らしいですが、もったいないな。いい感じになってきているので、機会があったらまた書いてほしいなぁ。

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著者プロフィール

小説家。2008年に『ほうかご百物語』でデビュー。著作に『少年泉鏡花の明治奇談録』『金沢古妖具屋くらがり堂』『今昔ばけもの奇譚』『ゲゲゲの鬼太郎(TVアニメ第6期ノベライズ)』など。予言獣を扱った作品に『ほうかご百物語8』、『絶対城先輩の妖怪学講座 十』(いずれもKADOKAWA)、『アマビエを探しに』(『文芸ラジオ』8号)などがある。
○推し予言獣は「左立領」。中に二人くらい入っていそうなデザインが着ぐるみ怪獣愛好家としてはたまりません。

「2023年 『予言獣大図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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