明治あやかし新聞 二 怠惰な記者の裏稼業 (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2017年9月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048934091
作品紹介・あらすじ
日がな一日サロンで惰眠を貪る日陽新聞社の記者・久馬と、役者崩れの妖美な男・艶煙。とある事件が切っ掛けで知り合った香澄は、彼らが行っている“妖怪記事によって人助けをする”という裏稼業を手伝う事となった。しかし、真実を知らない兄の主計は彼らと行動を共にする事を快く思っておらず「仕事を辞めろ」と言い、さらには同僚との見合いの席を設けてしまい――!?
香澄の恋も動き出す、大人気明治あやかし物語第二弾!
「産女の怪」「のっぺらぼうの怪」「河童の怪」三編を収録。
感想・レビュー・書評
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面白い!主人公可愛いし。
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内容(「BOOK」データベースより)
日がな一日サロンで惰眠を貪る日陽新聞社の記者・久馬と、役者崩れの妖美な男・艶煙。とある事件が切っ掛けで知り合った香澄は、彼らが行っている“妖怪記事によって人助けをする”という裏稼業を手伝う事となった。しかし、真実を知らない兄の主計は彼らと行動を共にする事を快く思っておらず「仕事を辞めろ」と言い、さらには同僚との見合いの席を設けてしまい―!?香澄の恋も動き出す、大人気明治あやかし物語第二弾!「産女の怪」「のっぺらぼうの怪」「河童の怪」三編を収録。
令和4年10月22日~23日 -
香澄ちゃん、かわいい、かわいいわあ。終始ニヤニヤが止まらない
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・トラブルを妖怪のせいにしておさめてしまう一団の話、第二弾。絶対城先輩のときにも同じこと書いたなあ。それが妖怪の用途ってことか。
・今回は、産女、のっぺらぼう、河童。
・女たらしの役人をこらしめる。
・女たらしの剣道場後継者候補をこらしめる。
・頭の固いお役所をこらしめる。
・柳橋芸者の菊丸や縁魔座座長の女房のおふさとか香澄の憧れる女性たち。
・猪突猛進さを誉められて複雑な香澄。
・香澄に縁談。兄との全面対決。 -
「産女の怪」
自分が捨てた女と子供。
既婚者とはいえど節度を持って遊び歩くのは勝手だが、真実は置いておいて自分の子を身篭ったという女を突き落とすなんて非道過ぎるな。
彼女の兄が心配するのも分からなくは無いが、流石に過保護過ぎるうえ彼女の言う通り母親との約束に縛られ過ぎているように感じるな。
「のっぺらぼうの怪」
どうしてもこの地が欲しい。
やけにあの道場のある土地に執着するのだなと思えば、やはり夢など全て彼女を言いくるめるだけの嘘であり欲しかったのは土地だけだったのだな。
きっと見えない所でも彼女にしたように女遊びをしていたのだろうが、結婚前に見抜く事が出来て彼女には酷な現実かもしれないが良かったな。
「河童の怪」
濡れた足跡と消えた資料。
子供目線で見ていたら理不尽な理由で返却されない資料を、どうにか彼の元に届けたいと考えるのが普通であり必死に知恵を絞った結果なのだろうな。
彼は彼なりに自分の未来予想図を描いていたからこそ、自分が傍にいる内に幸せになった妹の姿を見たいから焦っていたのかもしれないな。 -
お転婆娘をからかいつつ見守る大人たちとの関係をニヤニヤしながら読むライトな小説。単純に楽しい。お兄さんもそりゃ心配でしょう…。
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途中で飽きてしまった。
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【新聞に掲載される妖怪記事には、優しさと温もりがありました――。】