- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048934145
作品紹介・あらすじ
君のいないこの世界で生きる、僕らの愛の物語――。
鳴りやまない感動で続々大重版。読む人すべての心をしめつけた『君は月夜に光り輝く』に続く、感動が再び。
佐野徹夜、待望の感動第2作!
生きづらさを抱え、退屈な高校生活を送る僕に、ある日届いた1通のメール。
【現実に期待なんかしてるから駄目なんだよ】
でも、それは届くはずのないメール。送り主は吉野紫苑。彼女は、屈折した僕の唯一の女友達で、半年前に死んでしまった天才作家だった。
あり得ないはずのメールのやりとりから、僕は失った時間を取り戻していく。やがて、遺された吉野の最後の言葉に辿りついた時、そこには衝撃の結末が待っていた――。
「僕たちの人生を大きく変えうる力をこの小説は持っている」本作のイラストを担当したloundrawも感動の大激賞した、愛と再生の感動ラブストーリー。
感想・レビュー・書評
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面白かった。 別に衝撃の結末は待ってなかったけど。
優しい結末だった。
経験しなきゃ分からないこと。
体験しなきゃ分からないこと。
見聞だけじゃ分からないこと。
分からないことは悪いことじゃないけど、分からないままにしておくと私みたいな大人になっちゃうぞ。
青少年よ、案ずるより産むが易し、ゾ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
佐野徹夜さんが好きで読みました!普通に面白かったです!
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面白い!と紹介されたので読みました。中高生くらいを対象に書いているのでしょうか、読みやすい文体でまとまっており、一気に読み切れました。
小説の中でしか自分を上手く表現できない、高校生の男女のお話。
中学生の時の自分なら、もしかしたらハマったかな?今の自分にはあまり響きませんでした。
他の方が言われているように、主人公のキャラが弱いっていうのも引き込まれにくかった要因かな。 -
真白,僕,吉野の3人が小説をめぐって、色々と関係を深めていく話で、愛がどんなものかみんな分からず、困っていた。正直どうでもよく気づいたら終わっていた。
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小説好きには共感できるところがあった。
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ー現実に期待なんかしてるから駄目なんだよー
前作の時も思ったけど、何故この作者はあの中高生の時に強く感じた生きづらさや世界に絶望したような感情の描写が上手いんだろう。多分私が中高生だったら共感して一緒に川にとびこんでいたかも。今でもしたい気持ち
この子達の「生きづらさ」はいつか無くなるんだろうな、その感情すら一切を忘れるんだろう。そんな事を感じさせられながら読みました。
愛とはなんだろう
実感のない、実態のないそれをどうこめるのか
重いテーマのはずなのにとても読みやすいです -
透き通ってるような物語でした。
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よくあるパラレルワールド的な話じゃなかった。個人的にはあとがきに共感。自分のすきなことに、していることに、なんの意味があるのか、何かの役に立つのか。無理やり意味を見出そうとすることの無意味さ、この物語からそんなメッセージを感じました。
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学生(らいすた)ミニコメント
ラブストーリーだが小説を書くことの主人公の葛藤と成長が描かれている。
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https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1323260