- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048934626
感想・レビュー・書評
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VRと現実が入り混じったデスゲームのお話
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死がエンタメとなった世界。それぞれの理由を胸に彼らはデスゲームに挑む。
「サドンデス」――それは死のリスクが隣り合わせの脱出ゲーム!
土橋真二郎、最新作!!
「僕はゲームの天才を探していました」
クリア率98%のVR脱出ゲームを、ただひとり“真のバッドエンド”で迎えた高校生の鳴海恭平。その腕前をゲームの製作者である片桐渚に見込まれた鳴海は、死のリスクがあるという裏の脱出ゲーム「サドンデス」に招待される。
鳴海はある人物を探し続けていた――デスゲームに身を晒し続ける“死にたがり”のクラスメイト・梨々花。しかしゲームの中で再会を果たした彼女は、「処刑タロット」と呼ばれる禍々しいカードの呪いに囚われていた! 梨々花を救うためには、危険なゲームをクリアし、すべての「処刑タロット」を集めるしかない。だが、そのゲームには、他にも様々な事情でカードを手にした少女たちが参加していて……!?
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いつもの土橋作品と違って、閉塞感というか、緊迫感というかを他作品ほどは感じない
多分、主人公がデスゲームと知りつつ自らの意思で参加しているからか?
もしくは、この中では3つのゲームに参加しているので、いつも程の人間関係のあれこれが描かれていないからかも?
あと、主人公はゲームの天才っぽく評されているけど、ゲームの理解速度や洞察力や推測と実行力とか、そんなに天才には思えないんだよなー
ただ、「異世界RPG」のオチは結構面白かった
あとがきのところのやり取りも含めてそんなオチを用意しているとはね
もしかして、「サドンデス」自体の黒幕も身近な彼だったりしてもおかしくないよな?と思った
デスゲームものは既に世の中にいっぱい存在してしまっている現在
それらと差別化は必要ですよねー
VR要素も含めての攻略というのはまぁ他にはあまり見ないけど、もう一要素くらいは差別化の何かが欲しい
とりあえず、続けて2も読む詳細をみるコメント0件をすべて表示