タタの魔法使い (電撃文庫)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 87
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048936118

作品紹介・あらすじ

2015年7月22日12時20分。弘橋高校1年A組の教室に異世界の魔法使いを名乗る謎の女性、タタが突如出現した。後に童話になぞらえ「ハメルンの笛吹事件」と呼ばれるようになった公立高校消失事件の発端である。
「私は、この学校にいる全ての人の願いを叶えることにしました」
タタの宣言により、中学校の卒業文集に書かれた全校生徒および教職員の「将来の夢」が全て実現。そして、あらゆる夢が叶った世界が現れる。だがそれは、ある生徒の『異世界を旅したい』という願いが実現したことによる異郷の地だった――。
現実から隔絶された世界での彼らの武器は、かつての夢。日本へ帰還するため、全校生徒による過酷な異世界サバイバルの幕が上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 2015年7月22日、公立弘橋高校1年A組に突然異世界の魔法使いタタが現れ、校舎ごと異世界に飛ばされてしまった。 
    魔法使いは「この学校にいる人間の願いを叶えることにしたと」宣言。 
    中学の「卒業文集」に書かれた「将来の夢」がすべて叶った。 
    後に「ハメルンの笛吹事件」と呼ばれるようになる。公立高校消失事件の始まりであった。 
    ラノベにありがちな異世界召喚ものに近いですが、校舎ごと異世界へ転移すること(総勢494名) 
    30日後再び姿を現した生存者達に3年後追跡インタビューをしたという形式をとったというのが新たな趣向。 
    異世界サバイバル系ラノベです。 
    まぁ、そこはライトノベルですので、お茶漬け気分でサクッと読み進められます。 
    『読書の七草かゆ』堪能しました(笑) 
    もちろん、2018年4月13日に発生した私立折口大学付属高校の高校消失事件も追っていこうと思います。
    それにしても、この表紙と挿絵はどうなんだろう・・・。 
    還暦近いおじさんにはキツいです(笑)
    読みやすさ、手軽さ加味して ☆4つ(4.5)

  • 出だしのつまらなさに耐えられへんかった。

  • 面白かったか面白くなかったか、の判断に「夢中になって読めたか」という要素があるんだけどもそう言う意味では間違いなく面白かった!!
    そんで最終ページにやられた!!誰!!
    これは2巻も買ってしまうなあ。
    (まだまだ荒削りだなあ、と思うところもあるけど、新人賞だしこんなもんよね)
    (けどこのイラストで損してるとこあると思う~、このイラストを好むタイプの読者はこの手のラノベ求めてなさそう)

  • 久々の電撃文庫の新規開拓。近頃新規開拓してる暇なくて、遠ざかっていた。

    2巻まで出てたので、それなりなのかと思い、取り敢えず一巻を購入。
    ラノベとしては、珍しいインタビュー形式での物語回想していく作品。登場人物が多く、語りが少しづつちがうので、慣れないと読みにくいところがあるかも。
    舞台設定等面白いところはたくさんあるからもう少し腰を据えて、3巻くらいに分けて書き込んでもいいかなと思った。

  • 文体に読みにくい癖がある、というか設定上あえて読みにくい癖をつけてあるので、乗れた人には面白いし、そうでなかった人にはつらいだろう。
     
    俺は面白かった。

  • 淡々とした筆致で壮絶な状況を描写し続ける。
    起こっていることは惨たらしいのに、第3者の視点で他人事として
    書かれるので、うっかりすると読み手側が、まるでなんでもないことのように捉えてしまう。

    不思議な体験。

  • 高校が校舎ごと異世界に飛ばされ、犠牲を出しながらも約ひと月後に帰還。それを「事件」としてドキュメンタリー形式でレポートする、

    という設定と構成は珍しく感じ、そんなに異世界ものを読まないワシでも面白く読めた、第24回電撃大賞の大賞受賞作。

    ただ、ドキュメンタリー形式といってもあくまで「ぽさ」であり、​中途半端な感は否めない。とはいえ徹底するとラノベ感もなくなるだろう難しいところなので、爽快感を残しつつの、バランス良い表現力と言えるかもしれない。

    高校生達の、生き延びるための創意と工夫が読みどころ。

  • 設定に大きな穴があるけどまあ、言い訳けられるレベルだし
    気にしないほうがよさげ。結構根本的なものなので気にはなるけどな。

    事件が終わった後のインタビューをもとにした作品、という設定のためか、臨場感が薄い感じがするのは残念。

    最後の「おわりに」にしれっと書かれていた重要情報が気にはなりますな。誰だろ。


    ・・・チチの魔法使いとかハハの魔法使いとか出そう。

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著者プロフィール

第24回電撃小説大賞にて《大賞》を『タタの魔法使い』で受賞。趣味は家庭菜園。

「2019年 『タタの魔法使い3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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