さくらが咲いたら逢いましょう (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA (2018年3月23日発売)
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  • 本 ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048936927

作品紹介・あらすじ

 桜の名所・千里町に古くから語り継がれる言い伝え――それは、時を超えて大切な人との『縁』を結ぶ“トキノサクラ”の伝説。
 季節は春。五歳の悠希は、満開の桜の下で歌う名前も知らない歌姫と出逢った。
「あなたの未来を、教えてあげるから」
 桜が咲く間だけ姿を現す彼女は、悠希の悩みを未来を見通すように言い当ててしまう。
 それから春が巡り、高校生になった悠希が入部した合唱部には、あの歌姫にそっくりな顔をした女の子がいて……。
 永遠の桜に導かれた出逢いと別れの奇跡が交差するとき、きっとあなたは“涙”する。

感想・レビュー・書評

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  • 時をも超えて大切な人との縁を結ぶ''トキノサクラ''。その桜はいくつもの出会いを生み出す。桜の名所で巻き起こる150年間にも渡る大切な人との素敵な物語。

    5つの話があって、それぞれ親子の関係だったり、曾孫と祖母の関係として繋がっている。時代が前後したり、人物が時代を超えて登場したりと少し複雑。大切な人と会える桜は素敵だと思った。''トキノサクラ''が人と人を結ぶ仕組みは最後まで明かされなかった。

  • 時を超えて人の縁をつなぐトキノサクラをめぐる150年のお話です。時代を超えて5つのつながった連作のような構成となっています。初めのお話は、桜の季節である春に、5歳の佐野悠希が満開の桜の下で歌う名前も知らない少女(桜の歌姫)と出会ったことから始まります。桜の咲く間だけ姿を表す彼女は、悠希のみじかな未来や算数を教えてもらいます。それは、確実に出会いたいからと少女は言います。そして高校生になって入った合唱部で、桜の歌姫とそっくりな少女と出会います。
    トキノサクラの下で時を超えて再会する人の縁に涙します。

  • 桜が咲く季節に読みたい本!

  • 【出逢いと別れを結ぶ桜が奏でる――この春一番“泣ける”優しい奇跡の物語。】

     桜の名所・千里町に古くから語り継がれる言い伝え――それは、時を超えて大切な人との『縁』を結ぶ“トキノサクラ”の伝説。
     季節は春。五歳の悠希は、満開の桜の下で歌う名前も知らない歌姫と出逢った。
    「あなたの未来を、教えてあげるから」
     桜が咲く間だけ姿を現す彼女は、悠希の悩みを未来を見通すように言い当ててしまう。
     それから春が巡り、高校生になった悠希が入部した合唱部には、あの歌姫にそっくりな顔をした女の子がいて……。
     永遠の桜に導かれた出逢いと別れの奇跡が交差するとき、きっとあなたは“涙”する。

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