数字で救う!弱小国家 電卓で友だちを作る方法を求めよ。ただし最強の騎兵隊が迫っているものとする。 (2) (電撃文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048937962

作品紹介・あらすじ

 異世界の数学オタク・ナオキの活躍で辛くも戦争を乗り切ったものの、戦後賠償で財政が火の車なソアラ王女率いる弱小国家ファヴェール。財政再建のためナオキとソアラが出した結論は、隣接するモスコヴィア帝国に遠征していた自軍の規模縮小と撤退だった。しかし遠征軍総司令のソアラの従兄妹、ライアスは気さくなイケメンながらも彼なりの帝王学を持つ難物。コミュ障のソアラとナオキは、果たして彼を説得できるのか!? 
 そして新たにナオキが雇うことになった女性助手(美人)が、ソアラから目のハイライトを奪っていく! 
「首だけのナオキさんなら浮気しませんね!」
 危険な発言も飛び出す波乱の第2巻!

感想・レビュー・書評

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  • 意外に面白いシリーズ。今回は西に行きます。東と西が落ち着いて、次は内政編でしょうか?

  •  戦争状態にある隣国・モスコヴィヤ帝国における戦線をいかに上手く撤退させられるかが描かれた、外征編の第二巻である。

     報告通りであれば優勢、という大変不穏当なところから物語は始まっている。
     実際にはソアラ女王の縁戚である遠征軍総司令・ライアスとの折衝の難儀さや、絶対に勝てない列強国の騎兵軍団、はびこるスパイ活動と占領地の蠢動など、相変わらず厄介事が総掛かりで飛び込んでくる物語である。
     それらの解決法として、前提の勝利条件自体をひっくり返す発想の転換は前巻同様の代物で、勝利を確信する相手に叩き付ける様は同様の爽快感を持ち得ている。

     新たに登場し、ナオキの助手を務めたテレンティアも良いキャラをしている。ほどほどに物語をひっかきまわしてくれた。
     全体的にバランスの取れた構成で、前巻に引き続いてこのシリーズらしさを見せてもくれている。星五つで評価したい。

  • テレンティアさん魅力ありすぎ!

    内容的には今回も数学の理論を使って戦争を回避しようという展開。
    まあ、実際には戦略的には正しくても戦術的には孫子的にいろいろ逆転の方法はありそうだけど。
    まあそれはそれということでお話自体は楽しめました。

    それにしても前回もそうだったけど、メイン登場人物の少なさよ!(笑)
    これでもテレンティアと公爵が増えてるけどね。

    そのテレンティア、いや、いいわあ。
    こんな女性がいたらホント男子としてはたまりませんね。
    普通の男子ならイチコロだろうな。
    でもまあナオキは数学朴念仁だから。
    それはそれでソアラがかわいそうだけど(笑)
    そのソアラとの絡みは(文字通りの)何やってるんだか……うん、もっとやれ!(爆)

    なんというか数学関係なしに、もう少しこの先も読みたくなった。
    続巻でないかなあ。

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著者プロフィール

愛知県出身。著書に「ガンズ・アンド・マジック」「東京ドラゴンストライク」「数字で救う! 弱小国家」(全て電撃文庫刊)がある。

「2022年 『美少女エルフ(大嘘)が救う! 弱小領地 2 ~金融だけだと思った? 酒と女で作物無双~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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