三角の距離は限りないゼロ (電撃文庫)

著者 :
制作 : Hiten 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 72
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048938297

作品紹介・あらすじ

どうして、偽りの「自分」を演じてしまうのか。そう悩む僕が出会ったのは、一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。僕と「彼女たち」の不思議な三角関係、その距離は限りなくゼロに近づいていく――。

感想・レビュー・書評

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  • 二重人格の少女に恋をしつつ,彼女の二重人格が周囲にばれないように協力していくという内容.音楽や文学の引用も多く,知っていればニヤリとする要素もあったのかもしれないが,私はその方面に明るくないので,大して拾えなかった.私としては,秋玻が中心であって春珂はあくまでも特異な事態への対応で形成されたサブでしかなく,従ってそもそもが対等に扱えるものではないという認識だったので,双方の名前を活かすために本名を捨てたというエピソードを始め,秋玻が春珂の存続にこだわる点は今ひとつ理解が及ばず.オチにしても,身体は一つしかない以上,春珂が自身の生を満喫することは元より困難であるようにしか思えなかった.もう一つのテーマとして主人公が抱える,取り繕ってその場ごとのいわゆるキャラを増やすことへの罪悪感も,私自身はそういうものだと割り切って何か素の自分と言えるものを出そうとするのをやめた質なので,主人公のようにそういったものをかなぐり捨てても,最終的に受け入れてくれる人がいるというのを見ると,まあフィクションだしなという感想半分,そういう仲間がいる嫉妬半分というところ.

    ともあれ,これで終わりかと思ったら続編が出るようで,どう続けるのかは気にかかる.

  • ええ青春やったわ。
    これは、このまま終わってえええと思う。

  • 不思議な設定だなー。人前で自分を演じてしまう男子(1人)と、二重人格の女子(1人)、という三角関係。基本は高校生の甘酸っぱい青春物語ではあるんだけど、やはり奇妙な「3人」の関係に、読んでいて不思議な感覚に持っていかれる。

    三角関係といってもドロドロした敵対があるわけではなく、ちょっと変な言い方だけど、お互いを思いやるが故の「騙し合い」になっていて、そのもどかしさとすれ違う時間が妙味になっている。

    あえていうなら、もう少し男子の設定&悩みを深掘りして欲しかった感はあるが、関係性の面白さで読みきれた。

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著者プロフィール

第19回電撃小説大賞〈電撃文庫MAGAZINE賞〉受賞。同受賞作『失恋探偵ももせ』でデビュー。以降、電撃文庫・メディアワークス文庫で青春小説を中心に執筆。

「2019年 『三角の距離は限りないゼロ4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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